リバイバル: 獣たちの宴の帰還
2025年の「月の大祭」では、TFTで大人気だったセットの一つ、ミッドセット「宿命: 獣たちの宴」が復活します。とはいえ初登場から5年(!!!)が経過しているので、本記事ではベテランプレイヤーに復習用の情報を、そして「獣たちの宴」未体験の方にはデビューに備えたコツや戦術をお届けしていきます。
特性のアップデート
最初は発動難易度の高い最上位ティアについて。プリズムティアを発動させるのは、TFTの中でも特に満足度の高い瞬間ですから、今回は「宿命」セット屈指の人気特性でも狙えるようにしました
「カルティスト」のプリズムティアでは「エンドブリンガー ガリオ」が召喚されます。発動にはレベル10到達と紋章3つ(あるいは紋章2つと「カルティスト」の選ばれし者)が必要です。困難な道のりですが、信仰心は必ずや報われるでしょう。
「ウォーロード」のプリズムティアを発動させると、アジールが軍勢を任せるにふさわしいと認めて兵士の壁を召喚して敵を押し返してくれます。ウワサでは、★★★5コストも倒せるとか。
「メイジ」は魔法と混沌をもたらし、大量の魔力を獲得してスキルの使用頻度が増加します。先日のセットで登場していた特性とそっくりですね。
「フォーチュン」では、最後までやり切ると大量の戦利品が降り注ぎます。その中身は?ぜひ自分の目で確かめてみてください。
セットメカニクス
次に、セットのメカニクスである「選ばれし者」についてです。
「選ばれし者」チャンピオンは4回ごとにショップに出現します。すでに「選ばれし者」をボードまたはベンチに所持していても同様です。しかし、新たに購入するには、今持っている「選ばれし者」を売却する必要があります。購入した「選ばれし者」は最初から★★になっており、コストにもそれが反映されます。「選ばれし者」チャンピオンは、自身の持ついずれかの特性のユニット数を+1します。「選ばれし者」チャンピオンの出現には以下の通り、いくつかのルールがあります。
一度出現した「選ばれし者」は、次の出現時に前回とは別の特性が+1されます。例えば、「エンライト」のタロンを見送った場合、次回の「選ばれし者」のタロンは「アサシン」のタロンとなります。
「選ばれし者」チャンピオンを見送ると、そのチャンピオンは数ラウンドの間は出現しません。
プールに3体以上残っているチャンピオンのみが「選ばれし者」として出現します。またリバイバルではバッグサイズは各プレイヤー専用になります。各コストごとのユニット数は以下の通りです。
コスト1:11体
コスト2:11体
コスト3:11体
コスト4:10体
コスト5:9体
オーグメント
Tこのセットが現役だった当時はオーグメントが存在していませんでした。今では考えられませんね!振り返れば、多くの進歩を遂げたものです。ここでは、「月の大祭」のために用意したセット限定の特性オーグメントを一部ご紹介しましょう。
カルトの捧げ物:戦闘準備中に所持しているゴールドのうち40を超える分1ゴールドにつき、ガリオの体力が恒久的に5増加する(最大600)。
ディヴァインの熱情:超越すると、「ディヴァイン」ユニットが攻撃速度+10%を得る。ナサスを1体獲得する。
マザードラゴンの息吹:戦闘開始から8秒後、ドラゴンがボードを襲撃して敵に最大体力の30%の魔法ダメージを与え、戦闘終了まですべての味方の攻撃速度を12%増加させる。トリスターナとブラウムを1体ずつ獲得する。
おかねの芽:「フォーチュン」が発動すると、配置されたのが前列か後列かに応じて、戦闘を補助する「おかねの芽」を1つ獲得するか、ゴールドがドロップする。タム・ケンチとアニーを1体ずつ獲得する。
暴君のウォーロード:戦闘開始時、前回の戦闘で最も多くのダメージを与えた「ウォーロード」が「タイラント」になる。「タイラント」はダメージ増加効果を25%獲得する。ジャーヴァンⅣとニダリーを1体ずつ獲得する。
処刑人の取り分:「エクセキューショナー」が体力10%未満の敵にとどめを刺す。
その他のアップデート
とても素敵な予見者ボーダーを獲得できるスキルツリーが帰ってきます。それに加えて、全く新しいランキングも登場します。戦略ポイントを最も獲得した予見者が、このランキングの頂点に立ちます。
最後にご紹介するのは、「幸運のランタン」です以前はドラフトラウンドの後に時々戦利品をくれた「幸運のランタン」ですが、今回のリバイバルでは、試合の「開幕時遭遇」として登場します。試合開始時にタム・ケンチを見かけたら、「幸運のランタン」登場の合図です。
ご紹介した知識を武器に「獣たちの宴」に挑み、運命がもたらす幸運をつかみ取りましょう!