「ルーンテラ リフォージ:ホライズン バウンド」のゲームプレイ概要

今回は、最後となるミッドセットのチーム構成の例をいくつかご紹介します!

ビルジウォーター、イシュタル、アイテムのリワーク、新たな地域ポータルなどなど──さぁ、シュノーケリングを付けて、飛び込みましょう!

コンバージェンスの嵐が「ルーンテラ リフォージ」の温暖前線と衝突。強風と高い湿度、そして大量の海賊たちにご注意ください!この記事では、新たなゲームプレイコンテンツの主な内容や、初日(9月14日)から各ユニットを活用する方法などを、お馴染みのジョークを交えながらご紹介します。それでは、帆を上げましょう!まずは「ビルジウォーター」です!

ビルジウォーター:3/5/7/9

ビルジウォーターで砲撃の号令を出しましょう。「ビルジウォーター」チャンピオンは通常攻撃とスキルで敵をマークします。少ししてから、マークした敵にめがけて大砲が飛んできて、物理ダメージを与えます。このダメージは「ビルジウォーター」ユニットがマークした敵に与えたダメージに応じて増加します。クルーの数が増えると、大砲が与えるダメージも増加するのです。

さあ、まずはクルー集めを!

  • イラオイ(ティア1):バスティオン
  • グレイブス(ティア1):ガンナー、ローグ
  • ツイステッド・フェイト(ティア2):複唱者
  • ノーチラス(ティア2):ジャガーノート
  • ミス・フォーチュン(ティア3):軍師
  • ニーラ(ティア4):ヴァンキッシャー
  • ガングプランク(ティア5):ガンナー、略奪王


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利害対立、抗争、複雑な恋愛関係で結ばれた9人の海賊グループをまとめあげるだけでも一苦労ですが、それを成し遂げるには「ビルジウォーターの紋章」2つとレベル9が必要になるのでさらに骨が折れます。アーフ(レジェンド)またはポロを使って、運が味方しない時は、「ビルジウォーター」7体を目指して、手に入ったフックに引っかけた海賊たちに甲板を掃除させましょう。

この乗組員たち(特にグレイブス)は荒くれ者に見えるかもしれませんが、彼らだけでは前衛が足りません──確かにグレイブスは前衛ですが…そこで、手始めにマッチョなユニットをクルーに追加するといいでしょう。強力な「ジャガーノート」ユニットを追加するか、イラオイを乗船させるなら「バスティオン」を追加すれば、中盤に向けてスケーリングされ、船乗りたちの強化に役立つはずです。終盤になったら、船乗りとして役に立たない船員に別れを告げ、もし手に入ったなら「ビルジウォーターの紋章」を持たせてザヤかアフェリオスを追加しましょう。彼らはこの紋章があるととてもいい働きをしてくれます。ただし、グレイブスとツイステッド・フェイトを離れ離れにしてしまうのは可哀想なので、できるだけ一緒にしてあげてください。


この雑多な海賊集団はそりが合わず、船長の言うことを聞かないかもしれませんが、このなかには「略奪王」が1人います。ガングプランクはレジェンダリーユニットで、前衛に配置すれば、敵に火を点けて攻撃力でスケーリングする確定ダメージを与えます。また、後衛に配置すれば、ピストルを使ってスキル「ドレッドウェイ」により早く乗れますよ。このスキルは、ガングプランクの船を召喚してボードに衝突させ、大量の魔法ダメージを与えます。さらに味方はオレンジで強化します。

チーム構成と手元にあるアイテムのニーズに応じて、この「略奪王」を前衛か後衛のどちらに配置するのか決めましょう。攻撃力系アイテムは、ガングプランクのスキルで前衛のタンクをキルする能力を最大化させられます。ですが、魔力系アイテムは彼のカトラスをなまくらにしてしまうので、後衛に配置するなら、魔力スケーリングを持つスキルを早く使用できるようにしましょう。「ドレッドウェイ」が爆発する前に出すオレンジは、味方に増加攻撃速度を付与して状態異常を解除します。このことから、「略奪王」は(少なくともこのセットでは)名ばかりの海賊王というだけではなく、攻撃力系重視の終盤構成なら、どんなチームでも加えたい1体です。オレンジが燃えやすいなんて初耳ですね!

イシュタル:2/3/4

「イシュタル」は「ホライズン バウンド」に“エレメントの目覚め”をもたらします。毎試合、「イシュタル」ユニットは異なるエレメントのマスを作り出し、その上にいるユニットを強化します。登場する「イシュタル」ユニットとエレメンタルのパワーをご紹介します。

  • ミリオ(ティア1):インヴォーカー
  • キヤナ(ティア2):ローグ、スレイヤー
  • ニーコ(ティア3):バスティオン

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特性の段階が上がるとエレメントのマスが増えますが、3段階目ではマスが増える代わりに追加効果が得られるようになります!エレメントのマスはロビーにいる各プレイヤーと同じ場所に現れ、同じエレメントになります。アクティブなマスの数がどれだけ増えても、エレメントは同じになります。マスで有効になるエレメントの効果には複数の種類が存在します。

ストーン:戦闘開始時、強化されたチャンピオンが少しの間行動妨害効果を受けなくなり、被ダメージが8秒間20%減少する。

追加効果:強化されたチャンピオンがキルまたはアシスト獲得すると、体力を550回復する。


アイス:強化されたチャンピオンの体力が初めて30%未満に低下したとき、氷の防壁に包まれ、対象不能になって2秒かけて最大体力の30%を回復する。

追加効果:効果発動時、隣接する敵にそれぞれの最大体力の30%を魔法ダメージとして与える。


エレクトリック:強化されたチャンピオンが敵にスキルダメージを与えたとき、初回であれば対象を2秒間スタンさせる。

追加効果:6秒に1回スタン効果を発動できるようになる。


ウッド:強化されたチャンピオンの最大体力が10%上昇する。さらに、戦闘開始時に最大体力が20恒久的に増加し、サイズが増加する。

追加効果:強化されたチャンピオンは4秒ごとに魔力が15、攻撃力が15%する。


ファイア:強化されたチャンピオンのスキルが敵を炎上させるようになり、そのスキルのダメージの45%を魔法ダメージとして与え、3秒間、1秒ごとに対象の最大体力の1%を燃焼ダメージとして与える。

追加効果:炎上で与えるダメージがスキルのダメージの90%になり、燃焼ダメージの効果量が2%になる。


ウィンド:強化されたチャンピオンは、戦闘開始時および自身がスキルを発動するたびに攻撃速度が4秒間40%増加する。

追加効果:攻撃速度が戦闘終了までスタックするようになる。


メモ:イシュタルはPBE前の最後の1週間で大幅な変更があったため、ウィンドの公開は間に合いませんでした。また、効果量の数値についてもまだ調整中であるため、今後大きく変更される可能性があることをご承知おきください。実験的で楽しい特性になっていると思うので、皆さんがどのようにプレイするのか楽しみにしています! 

ヴァンキッシャー:2/4/6

「ヴァンキッシャー」は前衛ユニットにとって悪夢の存在です。彼らはスキルにクリティカル判定が付与され、クリティカル率とダメージが増加します。どちらの数値も特性発動数に合わせて増加しますが、この特性の真の強みは、体力が1600以上の敵に追加確定ダメージを与えることです。「ブルーザー」の天敵となる「ヴァンキッシャー」チャンピオンたちは以下のとおりです。

  • ジン(ティア1):アイオニア
  • アッシュ(ティア2):フレヨルド
  • ダリウス(ティア3):ジャガーノート、スレイヤー
  • ニーラ(ティア4):ビルジウォーター
  • ザヤ(ティア4):アイオニア


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お気づきかと思いますが、新たなスキルセットを手に入れた者もいれば、スキル(デッドアイ)を失った者もいます。また、アフェリオスが「ヴァンキッシャー」ではないということにも気づくでしょう。物憂げな月の男は銃が大好きとのことなので、「ガンナー」に参加することになりました。ジンには内緒にしておいてくださいね。

タンクを突破して後衛に到達するためには、この「ヴァンキッシャー」がカギになります。アイオニア構成では「ヴァンキッシャー」を2体使用しますが、ビルジウォーター構成やノクサスリロール構成にも「ヴァンキッシャー」を1体でも追加すれば、敵の前衛をぺしゃんこにできるでしょう。また、ダリウスに新たな特性が追加されて、以下の強力なレベル7スロウロール構成が可能になります:ノクサス3(ダリウス、カタリナかモルデカイザー、スウェインかサイオン)、ヴァンキッシャー2(アッシュ、ダリウス)、フレヨルド2(アッシュ、セジュアニ)、ブルーザー2(レク=サイ、セジュアニ)、スレイヤー4(ダリウス、レク=サイ、クイン、モルデカイザー)。これは3コストのヘビーリロール構成なので、「三枚目」(オーグメント)や「巨人の誓い」(アイテム)を狙いましょう。ダリウスとレク=サイの両方に役に立つはずです!

新たな4コストユニット

過去を振り返ると、ミッドセットでは、核となる4コストユニットを多数入れ替えた際に最も上手くいっています。そこで最後のミッドセットもこの例にならい、全部で5体の4コストユニットを入れ替えます。これは他のどのコスト帯のユニットよりも入れ替わる数が多いです。ラックス、アーゴット、ゼリ、グウェン、ヤスオがいなくなり、代わりにシルコ、ニーラ、ザヤ、モルデカイザー、そして私の個人的なお気に入りである4コストのフィオラが復活します!レベル7で3体集めたくなる(ゾロ目を狙う人ならこの意味がわかるでしょう)新たなチャンピンは以下のとおりです。

    • シルコ:ゾウン、ソーサラー

    真の力とは、生まれつき強さや機敏さ、または賢さを兼ね備えた者が持っているわけではない…シルコがこのことを再び思い知らせるために戻ってきます。真の力とは薬を受けた者が手にするのです。彼の新たなスキルである「地下都市の流儀」は近くにいる敵1体に瓶を投げ、隣接するマスを数秒間シマーで汚染します。汚染されたエリアにいた敵は毎秒ダメージを受け、シマーを受けた味方は毎秒体力を回復します

    シルコは近接攻撃主体の構成に対して効果的で、シマーの範囲効果を最大限に活かすことが可能です。彼は魔力から大きな恩恵を得られるので、「ソーサラー」はもってこいの特性でしょう。

      • ニーラ:ビルジウォーター、ヴァンキッシャー

      「ナイフでバターを切るように」というのは聞いたことがあるかもしれませんが、「形なき刃で水を切るように」とは聞いたことがないですか?ニーラの通常攻撃は扇状の範囲にダメージを与えます。スキルの「形なき刃」は、シールドを獲得し、安全な場所までダイブして、攻撃速度のスタックを獲得します。

      ニーラはどちらの特性でも上手く機能し、「ビルジウォーター」なら遅れて追加ダメージを与え、「ヴァンキッシャー」なら前衛を突破することが可能になります。彼女は近接攻撃キャリーということから行動妨害効果が苦手です。なので、位置取りを変える前に行動妨害効果を受けると、あっという間に下流に流されてしまいます。ニーラには攻撃アイテムと防御アイテムを両方持たせましょう。生き延びるためには、「ブラッドサースター」は必須です。

      • ザヤ:アイオニア、ヴァンキッシャー

      強くて自立したヴァスタヤであるザヤ。ラカンからしばらく距離を置いて、自らの翼で羽ばたこうとしています。新たなスキル「フェザーストーム」を身に着けた彼女ならきっと大丈夫。このスキルは対象の背後に羽根を出し、それを収束させて敵に物理ダメージを与えて、物理防御を低下させます。

      ザヤは物理防御低下効果を持つ後衛ユニットであり、スキルを使用することさえできれば活躍できます。攻撃速度系アイテムと攻撃力系アイテムを持たせて、テンポよく敵のタンクと後衛ユニットを物理防御ごと羽根で切り刻んでやりましょう。ただし、ザヤのスキルは隅にいる敵には上手く当たらないのでご注意を。

      • モルデカイザー:ノクサス、スレイヤー

      モルデカイザーは魔力でスケーリングする通常攻撃で大ダメージを与えます。スキルではさらに大きなダメージを与えることが可能で、発動すると一定時間シールドを獲得して射程が1マス増加します。また、効果時間中にモルデカイザーが敵をキルすると、戦闘終了まで攻撃力、魔力、物理防御、魔法防御、体力を奪い取ります。

      モルデカイザーは攻撃魔力系アイテムと防御系アイテムを組み合わせて持たせると効果的です。「スレイヤー」の特性を発動して、モルデカイザーの体力を満タンに維持して大ダメージを与えることがカギになります。

      • フィオラ:デマーシア、チャレンジャー

      ギズモ&ガジェットで人気だったフィオラが(フェンシングの)アカデミーを卒業し、ローラン家の名誉のために、あらゆるチャレンジャーに挑みます。スキルの「ブレードワルツ」を発動すると対象指定不可状態になり、対象の急所を攻撃します。攻撃するたびに攻撃力でスケーリングする物理ダメージと、魔力でスケーリングする追加確定ダメージを与えます。また、与えたダメージの少量にあたる体力を回復します。対象が倒れると(もちろんですが)、最も近くの敵に対象を変更します。

      スケーリング性能が高く、生存力を高める手段を持った近接攻撃キャリーのフィオラは、強力なアイテムが加われば、まるで自分の舞台のごとく活躍できます。そんな彼女には「デマーシア」特性のレディアントアイテムがぴったりでしょう。また、ジャーヴァンⅣとソナを加えるのもオススメです。この2体を加えれば、行動妨害効果でフィオラがダメージを与えるまでの時間を稼いでくれて、攻撃速度バフも与えてくれます。デマーシア(3)以外では、チャレンジャーを数体追加するのがオススメですが、フィオラの特性ばかりにとらわれてはいけません。シェンのようなユーティリティーが高いチャンピオンやシルコを加えると、メインキャリーとしてのフィオラなら様々なシナジー効果が得られるでしょう。

      TFTに初登場:ミリオとナフィーリ

      コンバージェンスにミリオとナフィーリがやってきます。TFTに初めてやってきた彼らはリロール構成、イシュタル構成、終盤のダーキン・エイトロックス構成の中心となります。

      ミリオ(インヴォーカー、イシュタル)は1コストユニットで、魔力アイテムを持たせるのがおすすめでです。終盤にイシュタルのエレメントマスを活用するなら、行動妨害効果ソースとしても重宝します。ミリオおよびその特性は低コストのリロール構成にオススメで、1コストのキャリーをイシュタルのエレメント(とミリオの陽気さ)で強化することができます!しかし、真のリロールの王女王はナフィーリ(チャレンジャー、ダーキン、シュリーマ)で、独自のリロール構成で群れを率います。私はこれを「誰がイヌを外に放ったんだ(Who Let the Dogs Out)」構成と呼んでいます。

      タム・ケンチやリー・シンのレジェンドオーグメントを活用して、利子をしっかりコントロールし、レベル6でナフィーリとワーウィックを★3にできるまでリロールするのがオススメ。ついでにナサスとフィオラも揃えられればいいでしょう。ナフィーリには攻撃力アイテムを持たせ、ワーウィック/ナサスには防御アイテムを持たせましょう。また、魔力アイテムが多すぎる場合は、アイテムを最大限活かせるようフィオラをカイ=サに替えるのもありです。ナフィーリのスキルは、単体の対象に物理ダメージを与え、ダーキン武器の自動効果とシナジー効果が得られます。「ダーキンダガー」では、スキルを使用するたびに群れを呼び出して敵を攻撃させ、追加ダメージを与えて自身の体力を回復します。「ダーキンダガー」と単体対象スキルはレベルでスケーリングするので、早めにスターレベルを上げて連勝をキープしましょう!

      ナフィーリが★3になったら、ゴールド維持に努めましょう。ここからはレベルを上げて、エイトロックスを見つけなくてはなりません。エイトロックスは、自身とナフィーリの両方のダーキン武器の効果を大幅に強化してくれます。ナフィーリとエイトロックスを組み合わせることで武器の効果が大幅に強化され、このナフィーリ中心のリロール構成を終盤に向けてスケーリングできるようになります。

      地域ポータル:ビルジウォーター

      ビルジウォーターの地域ポータルは、ショッピングが特徴です。盗賊海賊となってお買い物を満喫しましょう。それでは、どこで何を盗…買えるのか見てみましょう。


      フィンの市場

      ラウンド3-7でビルジウォーターで商人をやっているフィンを訪れるようになります。フィンのお店では完成アイテム、アーティファクト、サポートアイテム、レディアントアイテムのいずれかが販売されており、これらのうちの1つを無料で入手できます!

      スロータードック

      スロータードックでは各ステージの開始時に、「現在のステージ数+1」回のショップリロールを無料で受け取れます!これは入手したラウンドでしか利用できないので、ユニットのスターレベルを上げて、チーム構成に磨きをかけましょう!

      ラット・タウン

      ラット・タウンステージ2以降、ステージごとに1回のみ、ラウンド開始時にランダムでラッキーショップが出現します。ラッキーショップには、あなたのチームで発動している特性に合ったユニットが並ぶので、割引はありませんが、リロール費用を大幅に節約することができます。

      ライズ ‐ ポータルワープ:ビルジウォーター

      新たな地域に訪れるということは、ライズに新たなスキルが追加されることを意味します。ビルジウォーターでは、ライズがポータルを作り出して空から巨大な宝箱を召喚し、敵の最も大きな集団に向けて落下させて2マス以内の敵に魔法ダメージを与えます。宝箱の大きさは自分の所持ゴールドに応じて変化するので、ゴールドを貯め込んで、敵の体力を破産させてやりましょう。

      命中した敵1体ごとに、一定確率で戦利品とゴールドがドロップします。このスキルで敵を倒した場合は、この確率がさらに上昇します。いかにもビルジウォーターらしいスキルですね。


      地域ポータル:イシュタル

      イシュタルのジャングル内を散策して、道中で新たな仲間を見つけましょう。このポータルのテーマはインタラクションが中心となっています(中枢アーコロジーを除く)。

      サーペンタイン河

      チャット好きの皆さんは指を暖めておいてください!ドラフトラウンドの代わりに、ロビー内でどのボーナスを得るべきかを投票で決めることができます!投票ラウンド後には、「素材アイテムの金床」を1つ受け取れます。

      イシャオカン

      リロール プレイヤーが大人気になれること間違いなしのポータルです!全体で20体のユニットのスターレベルを上げるたびに、全プレイヤーが価値の高い戦利品を受け取れます。

      中枢アーコロジー

      TFTは不確定要素が多いため、シンプルなポータルとプリズムオーグメントが好まれています(「ジェイスの作業場」と「大学」が多く選択されたポータルの上位2つを占めていました)。こうした背景を受けて、「中枢アーコロジー」はワイルドなイシュタルの実験を行うのではなく、皆さんが求めるシンプルな仕様となっており、プリズム、ゴールド、シルバーのオーグメントが毎回提示されます。

      ライズ ‐ ポータルワープ:イシュタル

      イシュタルのポータルでは、ライズは現在の対象の周囲の地面を分厚いツタで覆い、少ししてから範囲内の敵に魔法ダメージを与えて、中心にいた敵をノックアップさせます。ツタに巻かれた味方は樹皮の鎧を獲得し、少しの間だけ物理防御と魔法防御が増加します。

      地域ポータル:フレヨルド

      アイテムリワークと相性ぴったりな地域ポータルも存在します!

      ヴァラーズ・ホロウ

      ヴァラーズ・ホロウでは、2-3で「アイテムの金床」を1個獲得し、3-3で「サポートアイテムの金床」を1個獲得します。「サポートアイテムの金床」については以下でご紹介しています!

      アイテムのアップデート

      ホライズン バウンドではTFTの将来を見据えて、2つの地域と複数の新チャンピオンが追加されます。追加される地域は、人気のセットに相応しい地域です。そしてさらに、現在のミッドセットだけでなく将来のセットにとってより良い環境を構築するために、アイテムシステムにQoL(利便性の向上)の変更を行います。6個の新アイテムが登場し、3個のアイテムに調整が行われます。さらに新たなサポートアイテムのクラスが登場し、アーティファクトアイテム(旧オーンアイテム)にアップデートが実施されます!本題に入る前に、ゲームデザイナーのTim “Riot Truexy '' Jiangに話を聞きましょう!Timは最近LoLチームからTFTチームに加わったメンバーで、TFTにクリエイティブなアイテムデザインをもたらしてくれています。これまでは「アクシオム アーク」や「フィンブルウィンター」、「シュレリアの戦歌」のアイテムデザインを担当していました!それでは、Timにマイクをお渡しします。

      なぜアイテムに変更を行うのか?

      TFTにおいて、アイテムはチャンピオンをパワーアップさせる最も重要な方法です。完璧な素材アイテムを手に入れて、キャリーのビルドを完成させたときは、最高の満足感を得られます。その一方で、TFTプレイヤーなら誰しも、欲しい素材が手に入らず必要なアイテムが完成しないアンラッキーな体験をしたこともあるでしょう。

      大きな障害となっているのが、「ゼファー」や「ジークの使者」などのサポート系アイテムです。これらのアイテムは、試合終盤ではとても強力ですが、ステージ2や3では魅力を感じられず、結果として「ジャイアント ベルト」、「ネガトロン クローク」、「女神の涙」を素材に使うアイテムも避けられる傾向にあります。ホライズン バウンドでは、サポート系アイテムを新たなクラフト不可カテゴリーに移し、空いたレシピ枠に、チャンピオンを強化させる新たなアイテムを追加します。

      このアイテムリワークの主な狙いは以下の2つです。

      • アイテムのカテゴリー分類をわかりやすくする
      • チャンピオンのクラス一つひとつに、様々なステータスが得られる実用的なアイテムを複数用意する


      アイテムのカテゴリー

      アイテムリワーク後、アイテムは以下のカテゴリーに分類されるようになります。

      コアアイテム:これらは通常の素材からクラフトできる、標準的なクラフト可能アイテムです。装備したチャンピオンをエキサイティングなやり方でパワーアップさせます。

      レディアントアイテム:コアアイテムのアップグレード版

      アーティファクトアイテム:以前は「オーンのアーティファクト」と呼ばれていたもので、クラフト不可のアイテムです。「マナザネ」や「トリックスターの鏡」といった強力なアイテムシナジーを提供します。

      サポートアイテム:今回新たに追加されるアイテムクラスです。クラフト不可で、チーム全体を補助する効果や自分以外のユニットに効果を与えるアイテムがこれに分類されます。「沈黙の帳」や「ソラリのロケット」などの既存アイテムも含まれていますが、他にも様々な新アイテムが登場し、チームに足りないものを補完してくれることとなるでしょう。サポートアイテムはどれも体力を250増加させる点で統一されており、コアアイテムのバージョンよりも遥かに強力です。また、今回のアップデートに合わせて、「沈黙の帳」と「ゼファー」は戦闘中に装備できなくなりました…残念!


      より多くのクラスに、より多くのアイテムの選択肢を

      新たなクラフト可能アイテムが登場することで、プレイヤーは様々な素材を組み合わせて、タンクやキャリー、サポートをパワーアップさせる様々なアイテムをビルドできるようになります。その分、様々なステータスが得られるので、自由度の高い、興味深い組み合わせが可能になるはずです。

      以下に新たな6種のコア(クラフト可能)アイテムをご紹介します。なお、これらのアイテムの数値はまだ確定しておらず、最終的に変更される可能性がありますのでご了承ください。


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      アダプティブ ヘルム:女神の涙 + ネガトロン クローク

      マナ:15

      魔法防御:30

      戦闘開始時:装備者は開始時の位置に応じたステータス増加効果を獲得する。

      前衛2列:魔力+15、物理防御と魔法防御+25

      後衛2列:魔力+15、3秒ごとにマナ+15

      「アダプティブ ヘルム」は自由度の高いアイテムで、魔力でスケーリングするタンクや魔力ブルーザーにも、単純にスキルをどんどん使っていきたいチャンピオンにも使えます。スウェインからニーコ、さらにはアーリまで、その名が示すとおり、どんなチャンピオンにもビルド可能なアダプティブな(順応性の高い)アイテムです!


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      ナッシャートゥース:リカーブ ボウ + ジャイアント ベルト

      魔力:30

      攻撃速度:10%

      体力:150

      スキル使用後、5秒間、攻撃速度が40%増加する。

      「ナッシャー トゥース」は様々な活用方法が考えられるアイテムです。攻撃速度が強化される5秒間を十分に活用できるチャンピオンに持たせるのがオススメで、誰に持たせるかで有用性は大きく変化します。また、マナ自動回復ソースと組み合わせれば、攻撃速度のバフを継続して獲得できるのでそちらもオススメです。


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      イーブンシュラウド:ネガトロン クローク + ジャイアント ベルト

      体力:150

      魔法防御:20

      2マス以内の敵に50%の分解(物理防御低下効果)を付与する。

      戦闘開始から10秒間、物理防御と魔法防御が25増加する。

      名称は未確定で仮名ですが、効果は確定しています。このアイテムをタンクに持たせれば、敵の物理防御を低下させてキャリーをサポートできます。攻撃力メイン構成の前衛に持たせるのがオススメで、防御手段をしっかり確保できるなら、積極的に敵に分解を付与していくと効果を最大限発揮できます。

      Crownguard.png

      クラウンガード:ムダニ デカイ ロッド + チェイン ベスト

      魔力:15

      物理防御:30

      戦闘開始時:8秒間、自身の最大体力の35%にあたるシールドを獲得する。

      このシールドが破壊されるか効果時間が終了した際に、魔力が追加で40増加する。

      「クラウンガード」はミッドセットのキーアートでチョンクがガングプランクから盗んでいるアイテムですが、それだけではありません。体力が多い魔力系前衛ユニットや、ダメージを出す前にやられてしまいがちな魔力系キャリーと相性のいいアイテムで、例えばニーコやモルデカイザーなどにオススメです。


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      ステラックの篭手:B.F.ソード + ジャイアント ベルト

      体力:300

      攻撃力:20%

      各戦闘で1回のみ、体力が50%になると最大体力が25%増加し、戦闘終了まで攻撃力が30%増加する。

      ダリウスにとっては喉から手が出るほど欲しいアイテムとなるでしょう。


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      ナイト ハーベスター:スパーリング グローブ + チェイン ベスト

      魔力:25

      物理防御:25

      クリティカル率:20%

      15%の追加ダメージを与える。体力が60%未満に低下すると、効果量が15%増加する。

      ハイリスク、ハイリターンなアイテムです。「ナイト ハーベスター」は魔力とクリティカル率を上昇させるので「ジュエル ガントレット」と合わせるのがオススメで、装備者がある程度のダメージに耐えることができれば、最大限の効果を発揮できます。もしグウェンがまだ残っていれば、きっと気に入っていたことでしょう!

      「ジ=ロット ポータル」、「ゼファー」、「沈黙の帳」、「ジークの使者」、「調和の聖杯」、「ソラリのロケット」は、クラフト可能アイテムとしては上記のアイテムに置き換わりますが、代わりにサポートアイテムとして残ります。なお、上記の新アイテムにはそれぞれにレディアントバージョンも存在します。こちらについては、ご自身の目で確かめてみてください。最後に、一部のシマースケールアイテムをアーティファクトアイテムに移し、いくつか新たなサポートアイテムを追加します。

      ミッドセットで追加される新アイテムと追加要素で、どんな想像力あふれる組み合わせが生まれるのか、今からワクワクしています。リリース初日、ランク戦でお会いしましょう!


      9月14日リリースのホライズン バウンドは最後のミッドセットです。アイテムシステム全体に大規模なQoL(利便性)の改善が実施されるほか、チャンピオンのラインナップやポータルにもアップデートが行われるエキサイティングなミッドセットになるでしょう。ガングプランクも登場しますし!そして今回の記事の他にも、ミッドセット廃止後の予定や、「ホライズン バウンド」で登場するカスタマイズアイテムに関する記事も公開予定ですのでお楽しみに!