/Dev TFT:初めてのミッドセットリバイバル
TFT初のセットリバイバル登場まであとわずか!銀河探索の準備はOKですか?パッチ14.02(1月24日)~パッチ14.04(3月19日)の「月の遺産」イベント期間中、「ギャラクシー」のミッドセット「星への帰還」が期間限定ゲームモードとして復活します!そこで本記事では、セットリバイバルのプロダクトマネージャーを務めたChristina “xtna” Jiangに話を聞きました。ギャラクシー(特に「サイバネティック」)は大好きだし、私のブリッツクランクにも完全に読み勝つと豪語していますが…それではChristina、よろしく!
なぜ「ギャラクシー:星への帰還」?
TFTはリリース以来、新セットごとにゲームプレイ/システムに新鮮さを加え続けるという開発方針を貫いてきました。しかしTFTも5年目(!)に突入し、制作したセットもかなりの数(具体的には10)になり、過去のセットを懐かしむ気持ちや、大好きだったチャンピオン&特性を再びプレイしたい──再びあの感覚を味わいたい──と願う気持ちも生まれつつあります。そして幸いなことに、多くのプレイヤーも気持ちは同じようで、同様の意見は過去数年のあいだも寄せられ続けてきました。
そこで私たちは、新年という節目に過去セットのリバイバルを実施することにしました。要するに…「ギャラクシー:星への帰還」の帰還です。このセットを初のリバイバルに選んだ理由は、多くのプレイヤーに愛されたセットだったこと、そしてTFTが過去数年間にわたり積み重ねてきた改善が入る前の時代のセットだったことの2点です(おまけに私たち自身にとってもお気に入りポイント満載のセットでした)。
ベテランプレイヤーの皆さんは、チャンピオン&特性たちに比類なき懐かしさを感じることでしょう。覚えていますか?「戦場の略奪」オーグメントがなくとも、あの日の私たちには宇宙海賊があったんです(懐かしのダンクマスター・ダリウス…)。
宇宙海賊(2)はキル獲得時に50%の確率で1ゴールドをドロップします。序盤戦の小出し報酬は金策(あるいはファスト9戦略)を加速してくれるでしょう。宇宙海賊(4)では33%の確率で素材アイテム1個がドロップ。1位に一直線です。
そして「ギャラクシー」といえば忘れてはならないのが、ユニット配置のシビアさです。インフィルトレーターから後衛キャリーを保護する、敵ブリッツクランクのフック先を予測する…「ギャラクシー」はTFTにおける偵察の重要性を確立させたセットでもありました。
「me mech no scout no pivot(オレ メカ 偵察シナイ 構成転換シナイ)」なんてミームもありましたね。
当時メカじゃなかった人に向けて補足すると、メカパイロットは3体のランダムな「メカパイロット」が「スーパーメカ」に合体する特性です。「スーパーメカ」はパイロット全員の特性を獲得し、パイロットが所有するアイテムの中から3つをランダムに選択して装備します。また、パイロット全員の体力合計値および攻撃力合計値の60%を獲得します。
私はシンプルな人間なので、再びサイバネティックをプレイできるのが一番楽しみです。ヴェイン/イレリアのキャリーコンビには不思議な満足感があるんですよね。そこにスレッシュを添えて、ベンチに引き込み用アーゴットを2体用意すれば完璧です。
当時はまだプレイしていなかった皆さんは…いにしえのTFTへようこそ。当時はチャンピオンのスキルも自動効果のシールド(ロックソリッド)からベンチでXPを稼げる(我らがバード!)まで実に多種多様でした。そうそう、セットメカニクスの「ギャラクシー」も忘れてはいけません。モダンTFT(ゲームプレイ洗練度が向上した現在のTFT)の定番メカニクスとなった「ポータル」の祖先ですからね。TFT歴に関係なく、きっと誰もが楽しみを見いだせるこのセット。心ゆくまで遊び尽くしてください!
未来テーマセットの近代化改修<モダナイゼーション>
「ギャラクシー:星への帰還」のリバイバルでは、かつてのチャンピオン&特性を復刻することと、TFTが現在の姿になる過程で集めた教訓の数々を反映させることの両方を目指しました。その一環としてギャラクシーをポータルとして扱う、オーグメントを新規追加するなどさまざまな変更を実施しています。皆さんが「改修」の内容を気に入ってくれますように!おっと、少し気が早かったですね。まずはTFT史上もっとも未来的だったテーマをどのように近代化改修したかをお話しましょう!
セットメカニクス
セットメカニクス「ギャラクシー」は、試合展開の幅を拡げてくれる点が多くのプレイヤーに愛されていました。それは後の「ルーンテラ リフォージ」で地域ポータルにつながり、プレイヤーが一定の影響力を発揮できる要素へと進化を遂げています。こうした歴史的背景を踏まえ、リバイバルではギャラクシーをポータルに変更。以下に示す懐かしのギャラクシーたち(「ニーコバース」も!)が、「リミックス ランブル」で登場中のモダンなポータルと並んで出現します:
宝の山 | サイト、テラバースター、インフィルトレーター、アークラプター(PvE戦)から追加の戦利品を獲得できる。 |
略奪の惑星 | あらゆるチャンピオンから一定確率でコインがドロップし、特に最初に倒されたチャンピオンは確率が高くなる。 |
ビッグバン | 毎ラウンド無料で1回リロールできるようになり、ステージ3開始時に「タクティシャンの王冠」を1つ獲得する。また、PvE戦モンスターから追加の戦利品を獲得できる。無料のリロールはためておくことができない。 |
ニーコバース | 試合開始時に、全プレイヤーが「チャンピオン複製器」を2つ無料で獲得する。 |
トレードセクター | 毎ラウンド、全プレイヤーが無料で1回リロールできるようになる。無料のリロールはためておくことができない。 |
マナティーズ ディライト | 試合開始時に、全プレイヤーが「へら」を1つ無料で獲得する。 |
超高密度ギャラクシー | ステージ3開始時に、「タクティシャンの王冠」を1つ無料で獲得する。 |
ギャラクティックアーモリー | 全プレイヤーが素材アイテムを3つ持って試合が始まる。 |
流星群 | ドラフトラウンドのコスト1~3のユニットが★★で登場する。 |
なおxtnaというタクティシャンとマッチングした試合で「ニーコバース」が出たときは、どうぞ、どうぞニーコバースに投票をお願いします!ちなみにRiot Prismとマッチングした場合は、「ビッグバン」を選ぶと彼が8位に直行してくれるらしいですよ。
オーグメント
私たちはもう、オーグメントのないTFTを想像できない…。というわけで、もちろんオーグメントは追加されています。試合展開に幅と深みを出し、選ぶ者の判断力を試す要素ですからね。
システム変更&アイテム
久しぶりのセットとなれば当時やり込んだプレイヤーでも勘を取り戻すのは大変です。今回初めてプレイする人となれば、その苦労は一層大きくなります。プレイヤーの皆さんにはメタ探求のような楽しい側面に注力してもらいたいので、開発チームは旧システムルールやアイテムレシピを覚え直す手間を省けるように考え抜き、「星への帰還」ではゲームのコアシステムおよびアイテムを現行仕様と合わせることにしました。これにはチャンピオンの出現率、レベルアップコスト、アイテムを含む各種コアシステムが含まれます。
一方で「ギャラクシー」のリバイバルでは、チャンピオンのバッグサイズに大幅な変更を実施し、「各チャンピオンのバッグサイズを50」にしています。これはチャンピオン競合時のゲームプレイに大きな影響を与えるものであり、また「オレ メカ 偵察シナイ 構成転換シナイ」系プレイスタイルをバックアップするものでもあります。すべては、皆さんがチャンピオンのバッグサイズを気にすることなくお気に入りの構成/ユニットを狙えるように。また50体というサイズは、引いたものでプレイしていくスタイルと、目当てのユニットを狙うスタイルの両方を許容してくれるでしょう。
コスト5チャンピオンの調整
「星への帰還」には、オレリオン・ソルとガングプランクという思い出深いコスト5チャンピオンがいましたが、今改めて振り返ってみると、当時の★★★コスト5のスキル性能は今ほど強力ではありませんでした。そこで★★★コスト5を完成させる運(あるいは実力?)を祝福するべく、今回のリバイバルではほぼすべての★★★コスト5のスキル性能を刷新。完成したときはばっちりボード上で見せびらかして、大暴れさせちゃってください。
また同様の変更は、ほぼすべての★★★コスト5に入っています。完成すれば(毎試合、ですよね?)撮れ高は最高。皆さんの切り抜き動画を楽しみにしていますね!それでは楽しいリロールライフを!
QoL(利便性向上)のアップデート
システム変更と同様、今回のリバイバルには数年分のQoL関連のアップデートも組み込まれています。ドラフトラウンドでアイテムやユニットの詳細を確認できる情報パネル、各チャンピオンのツールチップ形式などは今回のリバイバルにも導入されます。
バランス調整
大いなる変更には、大いなるバランス調整責任が伴うもの。私たちのバランス調整理念は「星への帰還」のリリース当時から現在までのあいだに色々と進化しましたが、今回のリバイバルではその点もしっかり反映させていきます。主要ポイントはチャンピオンの基本ステータス、★レベルのステータス上昇率、そして特性の強さを現行セットの水準に近づけることでした。そして後衛キャリーに朗報!当時は後衛陣を翻弄し続けていたシャコにもしっかり調整を加えてあります。もちろんまだ強力ではありますけれど。そしてそして…「星への帰還」後にTFTの複雑性を引き上げたのは、オーグメントとポータルだけではありません。アイテムやレベルアップに必要なXPなどのシステム部分もまた大きな変更を経てきています。このためリバイバルの最初期には、バランス調整も必要になってくるでしょう(要約:PBEでのテストにご協力お願いします!)。
本リバイバルにおける私たちの主目標は、プレイヤーの皆さんに思いっきり楽しんでもらうことに他なりません。このためバランス問題がゲーム体験に与える影響は最小限に抑えたいと考えています。モードの公開中は継続的にバランス調整を実施していくことになると思いますので、ご理解・ご協力よろしくお願いします!私からは以上です。それでは最後にTFTチームを代表して一言…皆さんの「星への帰還」への帰還が、極上の体験になりますように!
「星への帰還」は「月の遺産」イベント期間にあたるパッチ14.02(1月24日)からパッチ14.04(3月19日)までプレイ可能になります。待ちきれない!というアナタはぜひPBEにもご協力ください。PBEは日本時間1月12日に開始予定です。また、お祝いにピッタリの新カスタマイズコンテンツを含む新情報も近日公開予定なのでお楽しみに!