TFTランクのアップデート - リミックス ランブル版

要約：「チームファイト タクティクス：リミックス ランブル」のリリース、そしてランクシーズンのリセットは目前です。それに向けて、ランクシステムに変更を加えることにしました。TFTはミッドセットなしの4か月ごとのセットリリースに移行するため、ランクシステムが円滑に機能するようアップデートする必要があったのです。アップデートの内容としては、新ティア「エメラルド」が導入されるほか、チャレンジャー未満でLP減衰ペナルティーが軽減されます。また、試合貯金の最大数がLoLと同じ14試合に引き上げられます。これにより、マスター以上のプレイヤーが2週間の休暇を楽しめるようになります！

今ランクをアップデートする理由

今年の前半に発表した通り、TFTのミッドセットは今後リリースされず、代わりに1年間に3つのフルセットがリリースされることになりました。この変更を受けて、ミッドセットでのランクシーズンリセットも行われなくなり、1つのシーズンが丸々1セット、つまり4か月間続くようになります。

どのような変更を加えるにしても、「すべてのランクでこれまでと同様、高い競技性を感じられるようにする」という点を変えるつもりはありません。ですが、長くなったランクシーズン期間にあわせて、TFTランクシステムに対する私たちの開発哲学を変化させる必要がありました。そこでこの機会に、ランクシーズンの期間延長に伴う必要最低限の変更を行うだけでなく、既存のランクシステムそのものを改善することにしました。プレイヤーの皆さんには、「勝ち取ったランクが自分の実力をちゃんと反映している」と感じていただきたいです。度を越した変革的なアップデートを導入するつもりはありませんが、それでも十分に有意義な変化を生み出せるものであるべきだと考えています。

では、ひとつ目の変更から──プラチナまでのランクに関しては、これまでよりもわずかに早くそして簡単に到達できるようになります。それより上のランクについては、高ランクになるほど到達するのに必要な試合数が以前よりも多くなっています。ただ、パーセンテージで考えた場合、シーズン期間の増加よりも、必要となる試合数の増加の方が少なくなっています。わかりやすく説明すると、シーズンが長くなった分、ランクを上げるのに必要な試合数も多くなっていますが、1対1の比率で増加しているわけではないということです。

これは次のトピック──新ティア「エメラルド」の導入にも関係してきます。

エメラルドティアの導入

「リミックス ランブル」のリリースにあわせ、LoLで既に導入されているエメラルドティアをTFTにも追加します。エメラルドとは、プラチナとダイヤモンドの間に位置するランクです。この新ティアの導入により、ランク間のスキル格差をより滑らかにすることができます──つまり、ランク間の微妙な差異をもっと反映できるようになり、各ランク、特にプラチナとダイヤモンドの間で、個々のプレイヤーのスキルレベルをより的確に表すことが可能となるのです。

時間的余裕を増加、LP減衰を軽減

今回のアップデートを機に、マスター以上でのLP減衰に関するルールを再考しました。LP減衰は、プレイヤーが上位ランクにおける自分の地位を守るべく戦い、世界最高のTFTプレイヤーの一人であることを証明し続けるために存在します。現状だと、上位ランクのプレイヤーは最大10試合まで“試合貯金”をすることができ、ランク戦をプレイしなかった日は、その試合貯金から1試合が引かれます。試合貯金が尽きていた場合、-250 LPという大きな痛手を負うことになります。今後も上位ランクにおいては、継続的にプレイしてもらうよう強力なインセンティブを維持していくつもりです。ただ、全ランクで一律のペナルティーから、各ランクの名声をより的確に反映したペナルティーに変更することにしました。

• マスターにおける新ペナルティーは-50 LPです
• グランドマスターは-150 LPです
• チャレンジャーに変更はなく、これまでと同じ-250 LPです

上記の変更に加え、試合貯金の最大数を10試合から14試合に増加させます。1シーズンの期間が長くなるわけですから、ランク戦に対するインセンティブを減らすことなく、プレイヤーのニーズに応える手段として、試合貯金の上限拡張は最良の選択といえるはずです。これで、マスター以上のプレイヤーが2週間の休暇を楽しめるようになりました！

今回の記事は以上です。「リミックス ランブル」のランク戦でのご健闘をお祈りしております！