TFTゲームメカニクス:ザ・グレイテストヒッツ

ヘッドライナーやポータルなど、「リミックス ランブル」に登場する“グレイテスト・ヒッツ”なセット固有要素をご紹介します!

新たなセットにはゲームメカニクスのアップデートが欠かせません。「リミックス ランブル」は一人ひとりが独自のミックスを作ることができるセットなので、そのゲームメカニクスを取り上げたベストアルバムをご用意しました。「ヘッドライナー」は人気のメカニクスだった「選ばれし者」を現在のTFT向けにアップデートしたものです。「ポータル」は今セットにも登場し、各ステージで全く異なるプレイ感覚を楽しませてくれます。さらにオーグメントに関しては、40種類の新たなオーグメントをご用意。また、新セットではレベルを10まで上げることが可能になり、プールに存在するユニットの数やショップに並ぶ確率にも調整を加えています!

お話しすべきことがたくさんありますので、お気に入りのプレイリストを準備してお読みください!

ヘッドライナー

好きなチャンピオンをセンターステージに立たせる…「ヘッドライナー」は、そんな夢を現実にするシステムです。「ヘッドライナー」は「選ばれし者」のアップデート版と言えるもので(リミックス版と言いたいところですが)、★★の状態でショップに並び、2体分の特性カウントを持ち、独自の「ヘッドライナー」ボーナスを発揮するユニットを指します。

「宿命」セットで登場した「選ばれし者」は、TFTのプレイ方法を大きく変え、皆さんからのも好評をいただきました。それから現在までに、TFTは大きな成長を遂げました。アイテム関連のシステムに変更が行われ、オーグメントなどの新たなメカニクスが登場し、各チャンピオンのクオリティも高くなっています。「選ばれし者」をこれらの新システムと組み合わせて復活させれば、ゲームメカニクスを使いこなす戦術の深みが増し、「あの試合はすごかった…」と語れるようなドラマチックな展開をより多く生み出せるようになるはずです。ただし、ただ単に復活させるわけではありません。特別なボーナスを持った「ヘッドライナー」として生まれ変わらせ、利便性を向上させるアップデートも行います。

「ヘッドライナー」ボーナスは、各チャンピオンにそれぞれ専用のものが用意されているほか、ショップでは「ヘッドライナー」が常に1体提示されるようになります(まだ入手していない場合)。「選ばれし者」はランダムにしかショップに提示されませんでしたが、そんな時代はもう終わりです!すでに「ヘッドライナー」を所有している場合も4回ごとに新たな「ヘッドライナー」が登場するので、試合の途中で戦術を変更・発展していくことが可能となります。ただし、新たな「ヘッドライナー」を手に入れるには、現在の「ヘッドライナー」を売却する必要があるのでご注意を。

それでは、前述した「ヘッドライナー」の効果を見ていきましょう。あらゆるチャンピオンが「ヘッドライナー」になることが可能で、「ヘッドライナー」はチャンピオンごとに固有のボーナスを持っています。いつものことながら、以下の数値はプレイテストを経たのち、変更される可能性がありますのでご了承ください。

イラオイ ‐ ヘッドライナー効果:イラオイの魔力が10、物理防御が20、魔法防御が20増加する。「魂の触手」が叩きつける間隔が3秒から2秒に短縮される。

「前衛ユニットを配置できる前衛ユニット」として活躍してくれるイラオイは、ヘッドライナー効果で生存力とダメージが増加します。

ルシアン ‐ ヘッドライナー効果:攻撃力が10%増加し、「アルペジオ」の射撃数が3発増加する。

ルシアンのヘッドライナー効果は、物理防御を低下させる「アルペジオ」による猛攻をさらに激しくするものです。

ニーコはスキルで最も体力が多いチームメイトのコスプレをして、対象の体力の一定割合のシールドを獲得してから、爆発して真の姿を披露します。「ヘッドライナー」効果を得ると、タンクのコスプレをするだけでなく、中身も正真正銘のタンクになります。 

ブリッツクランク ‐ ヘッドライナー効果:体力が150増加する。自動効果の電撃が、さらに最大体力に応じた追加魔法ダメージを与える。

「ディスコ」の定番タンクとなるコスト4のブリッツクランクは、「ヘッドライナー」効果によってタンク性能が増すだけでなく、敵のタンクを排除する能力も高まります。

セト ‐ ヘッドライナー効果:体力が250増加する。体力が15%未満に低下するか倒されると、最大体力が恒久的に50増加する。

HEARTSTEEL構成を運用中で、連敗ボーナス(と同情)を集めているときにピッタリな効果で、セトをどんどん強化していくことが可能です。

ポータルのアップデート

試合の多様性を高めてくれるオーグメントと同様、地域ポータルも試合ごとに異なる展開を生み出し、ルーンテラ リフォージで瞬く間に人気となりました。ですが、リミックス ランブルで登場するポータルは、以前とまったく同じというわけではありません。

ルーンテラ リフォージのポータルはセットの中心だったことから、かなり複雑なメカニクスも容認されていました。プレイヤーは多くの場合、試合全体を通してポータルについて考える必要があったのです。ハイリスク・ハイリターンな「デマーシアの王冠」を付与する「ライトシールド邸」、「タクティシャンの王冠」が複数手に入る「マルス・オメグナム」、アイテムマスを発生させる「ノクスクラヤ」など、地域ポータルはそれぞれ独自の形で、時には劇的なまでにプレイヤーの戦略を変化させていました。

その一方で、リミックス ランブルにおけるセットの中心は「ヘッドライナー」であり、ポータルはどちらかといえば脇役です。そのため、今回のポータルもゲームプレイを大幅に変化させる効果を持っていますが、ルーンテラ リフォージに比べれば、変化の幅は狭くなっています。また、覚えやすいように、シンプルで分かりやすい名前を付けるようにしました。さらにセット期間中(そして将来のセットにおいて!)、継続的に新たなポータルを追加したり、既存のポータルを変更したりできるようにしてあります。実際、すでにいくつかの計画が存在していますが、その複雑さを考慮し、私たちがこのセットのことを十分に把握できるまでは保留にしておこうと思っています。

それでは、リミックス ランブルのポータルをいくつかご紹介していきましょう。

ティア3スタート:ランダムなティア3チャンピオンを1体所持して試合を開始する。

ティア1ユニットではなく、ティア3(コスト3)ユニットで試合を開始できます。序盤から強力な味方を利用可能になるので、自分のプレイすべき方向性が見えてくるはずです。低コストユニットでプレイしたい場合でも、このユニットを売却してしまえば、早めに低コストの特性を発動するのに役立つでしょう。

ゴールドの壺:ステージ6-1で、すべての生存中プレイヤーに120ゴールドが分配される。

終盤まで耐えて、リロールに備えましょう。6-1まで残っていたプレイヤーの数次第では、とんでもないインフレが発生する可能性があります。

マルチタレント:「ヘッドライナー」がもう一方の特性のカウントも1増加させる。

「ヘッドライナー」を使うだけでより多くの特性を発動させることができる、シンプルながらとても有用なポータルです。私は「ヘッドライナー」を必ずキャリーにするのですが、このポータルがあればジンクス(パンク、ラピッドファイア)などのキャリーが、両方の特性を活かせるようになります。

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ダミー:「ダミー」を1個所持して試合を開始する。

非常にシンプルなポータルのひとつです。配置可能な「ダミー」を使って、前衛を少しだけ補強することが可能になります。

再登場するポータル:「スカトルパドル」のほか、ルーンテラ リフォージで人気だったタクティシャンの体力増加、ダブルアイテムドラフト、素材アイテムの金床、オーグメント数に応じたゴールドといった効果を持つポータルが今回も登場します!

新たなオーグメント

初登場以来、オーグメントは各セットにおいて、試合ごとの違いを際立たせるという重要な役割を果たしてきました。リミックス ランブルでも、40種類を越える新オーグメント、そして過去セットから再登場する大量のオーグメントを活用することで、新たな戦略を組めるようになっています。リミックス ランブルのオーグメントに関して、私たちは「エキサイティングかつ奥深いオーグメント」と「特定のチーム構成においてのみ強い、または複雑すぎて平均的プレイヤーが活かしづらいオーグメント」の間でもっとバランスを取りたいと考えました。

大きな変化をもたらすオーグメントが好きな人でも、ステータスを増加させるだけのシンプルなオーグメントが好きな人でも、それぞれのタイプに向けたオーグメントが複数用意されているので、試合ごとの違いを感じつつ、より幅広いゲームプレイ体験を楽しめるようになっています。それではここで、オーグメントについていくつかご紹介しましょう。まずは、最も大きな変化をもたらす「白紙化」からです!

白紙化(ゴールド):ベンチとボードの全チャンピオンを2倍の価値で売却する。次の4回のショップのリロールが無料になる。

「白紙化」は素早く戦略の方向性を転換するのにうってつけのオーグメントです。2人のプレイヤーと競り合っている?「白紙化」の出番です!現在のチーム構成に合ったアイテムが手に入らない?それも「白紙化」の出番です!注意:方向転換している間、つまり必死にリロールしながら目当てのユニットを探している数ラウンドは、敗北を覚悟しておきましょう!

大御所:「ブローラー」が倒された際、1マス以内の敵に自身の最大体力の一定割合にあたる魔法ダメージを与える。戦闘で20秒以上生き延びると、この効果の範囲が2倍になる。「ブルーザー」を2体獲得する。

新たな特性(と既存の特性)にあわせ、そのシナジーを強化する有用なオーグメントが登場します。メガタンクをその体力量に応じた爆発物に変化させるこのオーグメントがあれば、復活したこの特性の爆発力をより感じられるようになります。

衝突試験用ダミー:戦闘開始時、敵の数が最も多い集団に向かって味方の「ダミー」が射出され、周囲の敵を2秒間スタンさせる。「ダミー」を2個獲得する。

プレイヤーに人気だった「偽の前衛」に、敵に向かっておもちゃを投げつけることができる特典を追加しました。

ショック療法:「スタティック シヴ」を1個獲得する。「スタティック シヴ」の電撃効果のダメージが300%増加する。

電圧をさらにアップして、「スタティック シヴ」が衝撃の復活を果たします!黄色いネズミは付いてきません。


システムアップデート

以前に「ルーンテラ リフォージから学んだ教訓」の記事で、オーグメントの利用に関係なく、TFTでのレベル上限を10に引き上げるとお伝えしていました。ここでそれについて詳しく説明すると共に、既存システムへのさらなる変更についてお伝えします。

まずはレベルアップについてです。レベリングシステムをリワークするにあたり、レベルアップに関連する戦略の違いをもっと明確にし、各レベルにおけるリロール戦略を区別できるようにしたいと考えました。例を挙げると、レベル7でリロールするときはコスト3の★★★ユニットを狙うのがベストですが、レベル9でリロールするなら、チーム構成を完成させる最後のユニットである、特定のコスト5ユニットを狙うのがベストであるべきです。では、レベル10でのリロールはどうかと言うと…私のようにコスト5の★★★ユニットを手に入れましょう(まだ未達成ですが、今から宣言しておきます)。次は具体的な数値についてです!

レベル6およびレベル7への到達が以前よりも少し楽になっており、必要な経験値が4 XP低下しています。また、レベル8到達に必要な経験値は12 XP、レベル9到達に必要な経験値は8 XP低下しています。つまり、ルーンテラ リフォージと比べて、レベル9到達に必要なゴールドが28ゴールド少ない計算になります。コスト4やコスト5の★★★ユニット作成を可能にする注目の新領域、レベル10に到達するためには、経験値がさらに80 XP必要です。

数値の話は終わったので、次はオッズを見てみましょう…まぁ、確率も数値ですけど。もしかして、TFTって計算が必要なゲームなんですか???それはともかく、配分は以下のようになっています。

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いかがでしょうか?なお、これらの数値はPBEでのフィードバックに応じて変更される可能性がありますのでご了承ください。また、新たなセットに合わせて、既存のアイテムと入れ替わる形で2つの新アイテムがTFTに登場します(これらの数値も変更される可能性があります)。

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1つ目は、「ラピッド ファイアキャノン」(リカーブ ボウ+リカーブ ボウ)を「レッドバフ」に置き換えます──よく戻ってきてくれました。「ラピッド ファイアキャノン」が付与する純粋なダメージ増幅は汎用性が高く、悪くはなかったのですが、このアイテムによる増加射程は一部のユニット(ルーンテラ リフォージならニーラやモルデカイザー)を強化しすぎる一方で、他のユニットには無意味でした。「レッドバフ」も攻撃速度を大量に(35%)増加させますが、このアイテムは対象に5秒間、最大体力の1%の燃焼効果と33%の負傷効果(体力回復効果の低下)を付与してくれます。さらに、5%の追加ダメージも付いています!魔力中心のチームが「モレロノミコン」を利用できるのに対して、攻撃力中心のチームは体力回復低下効果を利用できなかったので、「サンファイア ケープ」を装備しなくても(あるいはできなくても)、「レッドバフ」があれば相手の体力回復を阻止することが可能です。

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そして、「ナイト ハーベスター」(チェイン ベスト+喧嘩屋のグローブ)も他のアイテムと入れ替えられます。「ナイト ハーベスター」は興味深いアイテムでしたが、「ローグ」構成のチームを利用しない限り、「この状況に最高のアイテムだ」と思える瞬間がありませんでした。その「ローグ」がいなくなれば、他のアイテムよりも「ナイト ハーベスター」を優先すべきチャンピオンもいなくなります。ただ、入れ替えを行う一番の理由は、現状だと「スパーリング グローブ」でタンキーなアイテムを作成できないことです。これまで、補助性能を持つ「沈黙の帳」を活用すれば、敵のスキル発動を遅らせることで戦闘のペースを遅くし、疑似的なタンキーさを生み出すことができていました。ですが、新たに「揺るがぬ心」が導入されることで、「スパーリング グローブ」がよりタンキーな選択肢になります。また、このアイテムは現在のサポートアイテムである「沈黙の帳」よりも貪欲な選択肢にもなれるでしょう。

「揺るがぬ心」は体力を200、物理防御を20、クリティカル率を20%増加させますが、その真価は被ダメージ8%軽減の自動効果がもたらす生存力にあります。また、体力が50%を上回っていれば、代わりに被ダメージが15%軽減されます。「揺るがぬ心」を前衛に、「ヘクステック ガンブレード」を後衛に持たせれば、重要なユニットの体力を高く維持することが可能になるでしょう。 


ここまでお読みいただけたなら、もうリミックス ランブルに飛び込む準備はできたも同然です!新セットは日本時間11月22日(この記事の公開から1週間後)にリリースされます。この音楽フェスを満喫するのに役立つ情報は、ゲームプレイ概要の記事や最新のDev Dropでも公開されています。今後もさらなる記事を公開予定ですので、お楽しみに!

*時差の関係で日本サーバーでは21日の早朝からPC版ではプレイできる可能性があります