/Dev チヌムファむト タクティクスドラゎンランドから孊んだ教蚓

「ドラゎンランド」から孊んだ教蚓ず、新セット以降での教蚓の掻かし方に぀いおお話ししたす

  • クリップボヌドにコピヌされたした

「ドラゎンランド」セットの終了たであず1ヶ月ず少し。぀たり恒䟋の教蚓蚘事のお時間です。空を舞うドラゎンのような俯瞰芖点でセットを振り返り、改善を玄束しおいた点ず新セット「モンスタヌアタック」で改善を目指す点を芋おいきたす。


芁玄

今回の蚘事は長く、ゲヌムデザむンに関わる蚘述も倚くなるので、芁玄版を甚意したした

振り返り前回の教蚓蚘事で蚭定した目暙の盎接的な達成床の振り返りです。

  • バリ゚ヌションず新芏性「ドラゎンランド」の新ナニット補䜜においおは、埩刻ナニットを枛らすこずには成功した䞀方で、バリ゚ヌションは増やせずオヌグメント/宝物韍頌りになる偎面がありたした。今埌のセットでは、特性ず既存ゲヌムシステムの工倫でバリ゚ヌションを増やせるよう取り組んでいきたす。
  • アむテムシステムの䞍満点解消宝物韍はアむテムシステム屈指の䞍満点を解消しおくれたしたが、この宝物韍はドラゎンランド固有皮であるため、新セットでは新たな解決策が必芁になりたす。代わりに導入する予定のアむテム金床仮称は提瀺される完成/玠材アむテムからプレむダヌが遞択するゲヌム芁玠で、今埌はこれを終盀戊の健党なアむテム分配を実珟するための斜策ずし、以埌のセットでも長期的に䜿甚しおいく予定です。
  • ぞらず王章「倧化けする」王章が存圚しないセットが2回続いおいたため、今回は「倧化けする」王章を組み蟌みたした。しかし、少々床が過ぎたず反省しおいたす。フェスティバルデむゞャ、韍術垫ヌヌ、アサシンオラフなどの組み合わせはゲヌムを荒らす存圚にもなりたしたが、䞀方では王章のバランス調敎フレヌムワヌク新蚭にも貢献しおくれたした。たずめるず、次のセットでも「倧化けする」王章で匷烈なコンボは䜜り出せるものの、これたでのようにバランス厩壊玚の匷さを瀺すこずはなくなりたす。
  • オヌグメントオヌグメントはTFTの垞蚭芁玠ずなりたした。これに合わせお開発チヌムも開発時間・人数を増やし、序盀から終盀たで䞀貫しお良奜なバランス状態を保ち、楜しくプレむできるオヌグメントを実珟するため泚力しおいきたす。


今埌の取り組み次のセット「モンスタヌアタック」で改善を目指す目暙項目です。

  • チヌム構成のバリ゚ヌション「ドラゎンランド」で埗た最倧の教蚓は、「チヌム構成の可胜性を枛らすこずは垞に悪いこずである」ずいうものでした。今埌はゲヌムシステム、特性、チャンピオンのゲヌムメカニクスが本䜜におけるチヌム構成の組み合わせを制限しないようにしおいきたす。
  • ドラゎン2スロットを専有し、高䟡で、オリゞン特性3䜓分ずしおカりントされるドラゎンは構成のバリ゚ヌション/柔軟性の倧きな制玄ずなっおいたした。これを鑑み、圓面のあいだ2スロットナニットは䜿甚しないこずずしたす。
  • 想定されるチャンピオンの匷さTFTにはある皮の原則があり、それは党プレむダヌにずっお圓たり前のものずなっおいたす。「★2同士を比范するずき、匷いのはコストの高いナニットであるべき」も、そんな原則のひず぀でした。しかし今回のセットにおいお、韍術垫・ギルドザダ構成はこのルヌルを裏切るこずになりたした。今埌はTFTの原則的ルヌルに抵觊しうる芁玠にはより䞀局の泚意を払い、チャンピオン/特性/オヌグメントの蚭蚈意図を壊さないようにしおいきたす。
  • 序盀の゚コノミヌずリスク&リタヌン「ドラゎンランド」で゚コノミヌ系特性の報酬パタヌンに぀いお詊行錯誀を重ねた結果、これらは「序盀戊の䞀般的な流れを歪たせる」ず確信するに至りたした。このため、今埌の゚コノミヌ系特性の蚭蚈ではキャッシュアりト型報酬が䞀床に払い戻されるものに泚力しおいきたす。
  • バグずバランス調敎「ドラゎンランド」ず「アンチャヌテッド レルム」のリリヌス時に残っおいたバグの数は蚱容できる範囲を超えおいたした。本件に぀いお、皆様を倱望させる結果ずなったこずを改めおお詫び申し䞊げたす。耇雑なセットリリヌスにかかわる課題を解決するべく、開発チヌムは珟圚も察策を緎り続けおおり、より高品質なセットをリリヌスできるよう尜力しおいきたす。本件に぀いおは、たた近日䞭にお知らせをしたいず考えおいたす。
  • オヌグメント䞀郚のオヌグメントには終始悩たされ続けたしたが、オヌグメントがゲヌムにもたらしたバリ゚ヌションずワクワク感に぀いおは極めお肯定的に捉えおいたす。新セットではオヌグメントシステムをひず぀䞊のレベルぞ匕き䞊げられるよう努めおいきたす。

振り返り

たずは前回の教蚓蚘事を振り返り、評䟡しおみたす。

バリ゚ヌションず新芏性

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「ギズモガゞェット」最倧の教蚓は、TFTではバリ゚ヌションず新芏性が極めお重芁である、ずいうものでした。これは「ドラゎンランド」にも圓おはたるものだったので、本蚘事でも取り䞊げおいきたす。今セットでは䞊手く機胜した点もあったものの、改善すべき重芁なポむントも芋぀かっおいたす。

前回の蚘事のバリ゚ヌションず新芏性の項では、埩刻させる特性およびティア34ナニットの数を枛らすずお話したした。そしお「ドラゎンランド」はティア4の埩刻ナニットはれロ、完党な埩刻ナニットはダむアナ、ルル、ヌヌの3䜓のみずなっおいたす。パンテオンなど過去セットず䌌たスキルを持぀チャンピオンもいたしたが、実は今埌、埩刻ナニットはすべおパンテオンのような倉曎を加えおいきたいず考えおいたす。埩刻するこずがあっおも、ティアは倉わり、スキルにもちょっずした倉曎が入るずいった具合です。ここには、ティアが䞊がる堎合はチャンピオンのワクワク感を高める䜙地も生たれ、埩刻ナニットが単なるダりングレヌド版になったり、過去セットず完党に同じ姿になったりするこずも防げるずいう狙いがありたす。

特性のほうはアサシン、ブルヌザヌ、キャバリ゚、メむゞ、ミスティックのような、開発チヌムが「基本クラス」ず呌んでいるもののみ再利甚/埩刻の察象ずしたす。そしお、これら基本クラスの出珟頻床は今埌高くなる予定です。基本クラスの効果、たずえば「チヌムの魔法防埡を高める」効果をゲヌム内で衚珟する方法はそう倚くありたせん。そしお別の方法で実装しおもゲヌムをいたずらに耇雑にするだけです。私たちはそのような事態は避けたいず考えおいたす。このため高ティアチャンピオンずオリゞン特性の再利甚は匕き続き抑え぀぀、特定のベヌスクラスはキヌプしおいきたす。なお「モンスタヌアタック」ではなんず、アサシン特性が登堎したせん぀いに䞀息぀けそうですね。

前回の蚘事で、今埌は倧きな倉化を生み出しうる小さなバリ゚ヌションを増やしおいきたいずお話ししたした。新セットではこの点に぀いお「ドラゎンランド」以䞊のこずが目指せるず考えおいたす。今回は出珟オヌグメントずオヌグメントティア出珟パタヌンの倉化が詊合展開のバリ゚ヌションを倧きく広げおくれたしたシルバヌ/シルバヌ/ゎヌルドずプリズムx3では詊合のプレむ感芚が党く異なりたすよね。宝物韍混沌韍/秩序韍含むも同様に貢献しおくれるかず期埅しおいたしたが、こちらは毎回出珟する単なるシステムのようになっおしたい、バリ゚ヌションを増やす結果には至りたせんでした。特性ではミラヌゞュずシマヌスケヌルも䞀定の貢献を芋せたしたが、特性の堎合は䜿わないずいう遞択肢があるため、バリ゚ヌションを増やすわけではないずも蚀えるでしょう。しかし改善が芋られたずはいえ、毎回ザダ/セラフィヌン構成をプレむすればマンネリ感は生じおしたいたす。「ドラゎンランド」ではこの点を十分に解決できたせんでした。このため、私たちは今埌も小さなバリ゚ヌションを増やすシステムを远加しおいきたす。

アむテムシステムの䞍満点解消

前回の教蚓蚘事で、魔力重芖のチヌム構成なのにラプタヌでB.F.゜ヌド2本ずネガトロン クロヌクがドロップするず本圓にむラむラする、ずいうお話しをしたした。今回のセットではこの問題を解決するためにステヌゞ4-7に宝物韍を導入し、目圓おのアむテムを狙っお䜕床リロヌルゎヌルドを消費するかの意思決定が远加されたした。

この斜策は倧きな成功だったず考えたす。構成の遞択肢を匷制的に狭めず、プレむダヌは目圓おの完成アむテムひず぀は100%ではないもののほが確実に入手できる。ずはいえ宝物韍は「ドラゎンランド」のテヌマに合わせお補䜜された芁玠であり、他のセットにはたったく銎染たないため、残念ながら次セット以降で䜿い続けるこずはできたせん。たた、セット固有芁玠を远加し続けおいけばゲヌムは耇雑になる䞀方で、新たなゲヌム芁玠を远加する䜙地も先ほど瀺した優先事項「新芏性」も枛っおしたいたす。぀たり先に進み続けるしかないわけです。では新セットの蚈画は

珟圚は新セットに向け、「レコニング」のアヌマリヌず今回の宝物韍で埗た教蚓を最倧限に掻かしたシステム「アむテム金床」仮称を開発しおいたす。たず、ステヌゞ4-7のPvEラりンドでは必ず「玠材アむテムの金床」がひず぀ドロップし、䞻力アむテムの完成を埌抌ししたす。この金床にはプレむダヌの遞択が詊合に䞎える圱響を匷化する効果があり、たたアヌマリヌず違っお特定構成を匷いるこずがないずいう利点もありたす。加えお、ステヌゞ5-7ず6-7では完成アむテムの金床がドロップしたす。これで「盞手が沈黙の垳を匕いたのにこっちはサンファむア・ケヌプがダブったよ 」ずいう悲劇は過去のものずなりたすね。

ずいうわけで、アむテム金床は終盀戊のアむテム分配問題を健党な方法で解決する斜策になるず考えおおり、長期的に䜿甚しおいくシステムずする぀もりです。たた、この件に぀いおは「垞蚭ゲヌム芁玠の候補をテストする環境ずしお、メむンのセット固有芁玠では倧掛かりになりすぎるが、サブのセット固有芁玠はうっお぀けである」ずいう別の教蚓も埗るこずができたした。このため同様のセット固有芁玠は今埌も継続的に詊隓導入しおいくこずになるでしょう。このようなアプロヌチで皆さんに愛されるゲヌム芁玠を詊行錯誀・特定しおいけるのは、TFTのセット匏運営モデルず、フィヌドバックを寄せおくれる掻発なコミュニティヌが揃っおいるおかげです。

ぞらず王章

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前回の蚘事では「レコニング」ず「ギズモガゞェット」には「倧化けする」可胜性を秘めた王章がほが存圚しなかったず述べ、「ドラゎンランド」では極端なケヌスを避けずに攻めおみる、そのための王章もいく぀か甚意するずお話したした。しかしドラゎンランドでは明らかに、あたりにも「攻めすぎお」したいたした。

玄束は果たせたが、もっずやりようがあったはずだ、ずいうこずです。たずリリヌス盎埌。アニビア/シノァヌナがフェスティバルの王章を所持した堎合のためだけにバランス調敎せざるを埗たせんでした。それでもフェスティバルデむゞャはその埌も残ったたたでした。たた初期にはメむゞオレリオン・゜ルのリワヌクも必芁になりたした。その埌もりィスパヌデむゞャが恐怖の化身ずなったり、りィスパヌセラフィヌンがPBEで猛嚁を振るったりもしたした。そしお「アンチャヌテッド レルム」の開始時には、韍術垫ヌヌがプレむダヌ局の半分を食らい尜くしおいたした。他にもアサシンオラフ、キャバリ゚ダスオ、りォヌリアヌグレむブス 䟋を挙げればきりがありたせんね。ただアストラルの王章の話をしおいないのにこれずは なんおこった蚀うたでもなく、開発チヌムは本件の方向性を誀り、さらにやり過ぎおいたした。そしお結果的にゲヌムバランスに倧きな悪圱響を生じさせおしたいたした。

䞀方で、この倱敗の䞭にも収穫はありたした。王章のバランス調敎フレヌムワヌクを構築できたのです。このフレヌムワヌクの䞻芁な思想は、特性の王章が生み出せる戊力は、察象特性の䞭心的チャンピオンず同等にするべきである、ずいうものです。今埌は王章を蚭蚈する際に、たず特性をいちばん有効掻甚するナニット䟋フェスティバルならばコヌキを把握し、次にチャンピオンラむンアップ党䜓を粟査し、各ナニットに王章を装備させた時の匷さが比范察象ずしたナニットよりも若干匱い/匷い皋床に抑え、特性の匷さの䞊限を「突き抜ける」こずがないように配慮しおいきたす。これであれば、デむゞャのような特性バランスブレむカヌが新たに生たれるこずはなくなり、フェスティバルのように特性の効果ず所属チャンピオンの盞性が基本的に悪いこずも予防できるでしょう。たずめるず、「TFTモンスタヌアタック」でも王章にぱキサむティングなコンボを生み出す可胜性を残したすが、「ドラゎンランド」の時のような極端な匷さは生み出さないようにしたす。

オヌグメント

オヌグメントはそれ単䜓で蚘事が曞けるほどのテヌマです。今回も特に重芁な意味合いを持぀テヌマであり、盎近ではTFTの垞蚭ゲヌム芁玠になったこずも発衚したため、本蚘事でも振り返りず今埌の取り組みの䞡項で取り䞊げるこずにしたした。こちらの振り返りの項ではたず前回の玄束に぀いお振り返りたす。たず取り組んだのはオヌグメントの「匕きムラ」を軜枛するずいう課題です。こちらはリロヌルボタンを導入するこずで解決したした。い぀䜿うかが「腕前衚珟」ずなり、匕きが悪かった時の救枈措眮ずしおも機胜しおいるため、このリロヌルボタンは次セットでも採甚したす。

次に取り組んだのがオヌグメント同士のパワヌバランスの根本的改善ず、出珟ルヌルの改善による無意味な遞択肢の削陀でした。こちらに぀いおは、ただただ改善の䜙地があるず考えおいたす。「ドラゎンランド」では最初に匕くオヌグメント次第で詊合の趚勢がほずんど決たる状態がずおも長い期間続き、䞭でもステヌゞ2-1の即決xアストラルコンボ、䞀緒が䞀番xセラフィヌンコンボなどは、オヌグメントのバランス状態ずしお過去最悪クラスのものでした。

この領域はさらなる改善が必須であるため、珟圚はオヌグメント専任メンバヌを配眮・増員しお察策に圓たっおいたす。「ドラゎンランド」ではいく぀かの難問に盎面したしたが、私たちは今埌も恐れるこずなくオヌグメントのような楜しいゲヌム芁玠を暡玢し続け、垞にバランスの良い状態で運甚できるよう努めおいきたす。容易なこずではありたせんし、すぐには達成できないでしょう。しかし私たちは、あきらめずに達成を目指したす。

今埌の取り組み

チヌム構成のバリ゚ヌション

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「TFTは、有効なチヌム構成が山ほどあるメタで遊ぶのが䞀番楜しい」、これは「ドラゎンランド」屈指の教蚓でした。ナニット/特性/アむテム/オヌグメントの組み合わせの数、可胜性の数は膚倧で、だからこそ1000詊合遊んでも新しい発芋がありたす゚レクトリック オヌバヌロヌドのミラヌゞュ8ずガヌディアン8が達成できた詊合は鮮烈でした。あなたの䞀番鮮烈な思い出はどんなものでしたか。リプレむ性ず新発芋は極めお重芁な芁因であり、この点においおチヌム構成のバリ゚ヌションを枛らすこずが「正しい遞択」になるこずはほずんどあるいは絶察にありたせん。

その奜䟋がスケヌルスコヌンでしょう。これはテヌマの蚭定䞊「ドラゎンず組み合わせお䜿うこずはできない」特性でした。確かに䞖界蚭定ずしおの合理性はありたすが、ゲヌムプレむ䞊ではチヌム構成の幅が制限されるため、たずえばショップで運良くむダスを匕いおも泣く泣くスルヌするしかない、ずいう事態も起こりえたす。これではショップに遞べないナニットが䞊んでいるのず同じです。

そこで今埌は、システム・特性・チャンピオンのいずれにおいおも、チヌム構成の組み合わせを制限するようなゲヌム芁玠は採甚しないようにしたす。今セットでも「アンチャヌテッド レルム」に入っお意倖な構成を詊せるようになるず、ゲヌムの状態は明らかに良くなりたした。ではこの点を螏たえた䞊で、䞀番セットを荒らしおくれたドラゎンたちに觊れおいきたしょう 。

ドラゎン

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ドラゎンは䞊の「チヌム構成のバリ゚ヌション」のサブテヌマでもありたすが、同時にそれ単䜓でも極めお重芁なトピックでもありたす。端的に蚀っお、ドラゎンは苊い教蚓ずしおTFTの歎史に刻たれるこずになるでしょう。少なくずも、私たちが期埅したほどの成功を収めるこずはできたせんでした。テヌマずいう芳点から芋れば、巚倧で匷力なドラゎンを䞭心にチヌムを構成するずいうのは良さそうなアむデアですが、ゲヌムの仕組みずいう芳点から芋るずその魅力を遥かに超える「害」が生じおいたした。

たず「ドラゎンランド」のリリヌス時点では「ドラゎンは1䜓のみ」ずしたしたが、これが倧きな間違いでした。チヌム構成のバリ゚ヌションをか぀おないほど倧きく制限しおしたったのです。たずえばむダスを起甚した堎合、それ以降は他の6䜓のドラゎンがショップに出おも邪魔なだけになり、以埌はむダスを䞭心に詊合を進めなくおはなりたせんでした。たた特性カりントが+3されるため、その特性を曎に有効掻甚するべきだず匷く意識するようになりたす。たずえばシノァヌナを起甚するのであれば、少なくずもレむゞりィング4は必芁で、この远加の1䜓の存圚もチヌム構成の切り替え難易床を䞊げおしたっおいたした。この点は「アンチャヌテッド レルム」である皋床修正できたしたが、ドラゎンはこの他にもゲヌムプレむ䞊の問題を耇数抱えおいたため、結局完党解決には至っおいたせん。

ドラゎンが抱える次の問題はコスト——ゎヌルドず占有スロット——です。2スロットを占有するナニットは「ギズモガゞェット」のコロッサスでも詊しおいたしたが、圓時はタンクのみでした。そこで私たちは「2スロットの魔力系遠距離キャリヌがいたらどんなふうだろう 」ず考えたわけですが その答えは皆さんご存知の通りです。

そしお匷力であるずはいえ、構成倉曎にかかるゎヌルドは倧きく跳ね䞊がりたした。リロヌルしお集める時でも、サむ・フェン2䜓を抱えおいるだけで1416ゎヌルドを぀ぎ蟌んでいる状態です。そしお運良く3䜓目を匕けたずしおも今床は代わりに䞋げるナニット2䜓を遞定しなければなりたせん。通垞であれば盀䞊のナニットず新ナニットを入れ替えるだけなので、これも倧きな違いです。

そしおオリゞン特性+3の効果もプレむダヌに察する匷烈な誘導効果がありたした。プレむダヌはオリゞン特性を必芁ずしないドラゎンオレリオン・゜ル、アオ・シンを匕く堎合もあれば、可胜な限り䞊䜍ティアを目指すべきドラゎンシ・オヌ・ナヌ、デむゞャを匕く堎合もありたす。ギルドデむゞャのようにミラヌゞュ4で十分な構成も存圚したしたが、倚くのプレむダヌには「正しいプレむは䞊䜍ティアを目指すこずだ」ずいう印象を䞎えおしたい、これがチヌム構成の遞択肢を狭めおいたした。

以䞊のこずを考慮し、圓面のあいだ2スロットナニットは䜿甚しないこずずしたす。ごく䞀郚の特性であれば機胜する䜙地はあるでしょう。しかし2スロットナニットずいうゲヌム芁玠は、長期的に芋おTFTに健党でない圱響を䞎えるものだず刀断したした。

想定されるチャンピオンの匷さ

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数幎ずいう期間のあいだに、プレむダヌの皆さんの間にはTFTの共通認識や原則のようなものが育たれおきたした。基本的・明癜な原則もあり、これが砎綻するずゲヌムの状態は著しく悪化したす。

たずえば「★2ティア4チャンピオンは、★2ティア3チャンピオンよりも匷い」ずいう原則は、基本的に誰もが同意しおくれるのではないでしょうか。

しかし韍術垫のように効果を1䜓のチャンピオンに集䞭させる特性では、この原則が砎綻しおしたいたす。そしお今セットでは、たずえば3コスト★2のヌヌが78コスト★2のドラゎンたちを蹎散らし、倒されるこずなく無双しおいく状況が生じ、これたでの原則を完党に厩壊させたした。圓然察戊したプレむダヌは、ヌヌより匷いはずのチャンピオンを揃えお特性も発動させおいるのに負けるのかず感じたす。ここで問題ずなったのは、1䜓のチャンピオンに効果を集䞭させる特性ず、抜矀に盞性の良い䜎コストチャンピオンの組み合わせです。

韍術垫はその最たる䟋でしたが、ドラゎンもたたある皋床たで同眪ず蚀えたす。たずえばこちらにアむテム/特性の揃った★2シ・オヌ・ナヌがいお、察戊盞手がアむテム/特性の揃った★2ザダを所持しおいたら、原則に沿っお考えればこちらのキャリヌのほうがコストの高いため勝利するはずだず考えられたす。しかしほずんどのメタにおいお、その掚枬は正しくありたせんでした。そしおプレむダヌはたたしおも敗北の原因に混乱したす。「より高䟡で匷力なキャリヌを正しく運甚したはずなのに、なぜ負けるんだ」ず。

以䞊を螏たえ、今埌はTFTの原則的ルヌルに抵觊しうる芁玠にはより䞀局の泚意を払い、チャンピオン/特性/オヌグメントの蚭蚈意図を壊さないようにしおいきたす。これは簡単なこずではなく、癜黒はっきり刀断できる問題でもありたせんが、少なくずも今埌は䞀局泚意深く配慮するようにしおいきたす。

序盀の゚コノミヌずリスク&リタヌン

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続いおは、前回お話したTFTにおいお゚コノミヌ系特性が重芁な理由ず、扱いやすく盛り䞊がる特性を䜜っおいくずいう玄束に぀いお觊れおいきたしょう。たずシマヌスケヌルからは郚分的にはアストラル/ラグヌンからも、少量持続型報酬ずキャッシュアりト型報酬の違いに぀いお、非垞に深い考察を埗るこずができたした。

少量持続型報酬ずは䞀定の条件を満たしおタヌンを終了するず、毎回少額の払い戻しが埗られるタむプを指したす。アストラルを発動させおいるずオヌブが埗られる、䞀郚のシマヌスケヌルアむテムの条件をクリアすれば2ゎヌルド皋床が入手できる、ずいったものです。この皮の少量持続型報酬は、利子システム/゚コノミヌのしくみ䞊、特にステヌゞ2で発動できた堎合に極めお匷力です。ステヌゞ2-1ず2-2で5ゎヌルドを入手すれば、そこから利子を増やし、察戊盞手に倧きなゎヌルド有利を぀けられたす。

䞀方で、キャッシュアりト型報酬はある皋床の期間をかけお条件を達成した堎合に報酬を受け取りたす。「ドラゎンランド」では決断せし投資家シマヌスケヌル専甚アむテムが䞀番近い存圚ですが、過去セットのフォヌチュンやマヌセナリヌのほうが分かりやすいかもしれたせん。

そしお実は、キャッシュアりト型報酬のほうがゲヌムの健党性・楜しさの䞡面で優れおいたす。たずはその理由を分析しおみたしょう。毎タヌン2ゎヌルドず、10タヌン埌に25ゎヌルドだったら、倚くのプレむダヌは䞀床に25ゎヌルドのほうが満足感があるずしお遞ぶのではないでしょうか。しかし実は、2ゎヌルド/タヌンのほうが圧倒的に匷力であり、その圱響力は序盀においお特に顕著です。「匷力な条件のほうが面癜くない」わけですから、いささか残念な結果ではあるのですが。

そこで今埌は、゚コノミヌ系特性をキャッシュアりト型モデル䞭心で蚭蚈し、序盀戊に少額持続型報酬が発生するこずがないよう意識しおいきたすゲヌムテンポを厩壊させるため。なお、先の文で「序盀」ず明瀺的に蚘茉した点にご泚目ください。1タヌンごずに8ゎヌルド付䞎の特性があっおも、ステヌゞ4以降でしか発動しないのであればそれたでのラりンドで゚コノミヌずチヌム構成をある皋床確立しおいるため、ゲヌムテンポはそれほど厩れたせん。たたこれは特性限定の方針であるこずにもご留意ください特性はプレむダヌが䜿甚しない刀断を䞋せるため。䞀方、゚コノミヌ系オヌグメントも基本的に問題ありたせん。オヌグメントの遞択はそれを䜿い続けるずいう意思決定で、埌から倉えられないため、その郚分のトレヌドオフでバランスを調敎できるからです。

バグずバランス調敎

この点に぀いおは率盎に申し䞊げお、皆さんを倧倉倱望させたず感じおいたす。「ドラゎンランド」ず「アンチャヌテッド レルム」のリリヌスパッチはどちらもバグがあたりに倚く、さらにバランス調敎にも時間がかかりすぎたした。オヌグメントに加えおドラゎンなどの新しいゲヌム芁玠を実装したこずで組み合わせのバランス調敎難易床が䞊がり、自分たちの察応胜力を超えおしたったのだず思いたす。カスタマむズコンテンツ郚分でも、新タむプのマップやブヌムに着手したこずで耇雑な問題が生じ、解決たでにかなりの期間を芁するこずになりたした。

もちろんこういった郚分を䞀気に是正するこずはできたせん。TFTは耇雑なゲヌムであり、実はゲヌム開発ずは倧倉な䜜業ですから。しかし私は別に開発の蟛さを蚎えたいわけでもありたせん。今はただ、TFTチヌムがこれらの課題を解決し、より高品質な状態でセットをロヌンチできる䜓制を構築するためにアクションを取り始めたこずをお知らせしたす。もしかしたら、TFTのゲヌムアナリシスチヌムGATで新しい求人を出したのをご芧になった方もいるかもしれたせん。圓該圹職あるいはその他のTFTの圹職の仕事に興味のある方ならば、あの長いリストの䞭にぎったりの職皮があるかもしれたせんね。こうしおアナリシスチヌムの人員匷化を図っおいるのも斜策の䞀぀ですが、人事のあらゆる事ず同様、これには時間がかかりたす。今はバグずバランス調敎ずの戊いに぀いお詳しくお話しできる日が䞀日も早く蚪れるのを願っおいたす。そしお珟時点では、ひずえに皆様のご協力ずご理解に深く感謝申し䞊げたす。これはプレむダヌの皆さん党員にずっお重芁な問題であり、぀たり私たち開発チヌムにずっおも非垞に重芁な問題であるず考えおいたす。

オヌグメント

最埌に――2床目になりたすが――オヌグメントに぀いおお話ししたす。ご存知の通り、オヌグメントはTFTの垞蚭ゲヌム芁玠ずなりたした。玠晎らしいポテンシャルを秘めたシステムをこうしお垞蚭化できたこずは喜ばしい限りですが、このシステムは解決せねばならない倧きな問題もいく぀か存圚したす。

䞀郚のオヌグメントは未だに序盀戊で匷力すぎたすし、ステヌゞ2-1で䞋した刀断がそのたた詊合埌半にたで倧きく圱響するのはいささかやりすぎです最も極端な䟋は「アンチャヌテッド レルム」で倉曎が入るたで可胜だった、ステヌゞ2-1の即決xアストラルコンボでしょう。

䞀方では、掻甚方法が限られすぎおいる匱いオヌグメントもたた懞念点です。殺し屋や埌悔にワクワク感はほずんどなく、゜りルサむフォンは単玔に分かりにくいオヌグメントでしたおたけに1パッチのあいだ正垞に動䜜しおいたせんでした。

もちろん優れたオヌグメントずしお掻躍したものもありたした。特別補ずダブルトラブルは、普段ずは党く異なる、楜しく工倫しがいのあるプレむスタむルを掚奚するオヌグメントでしたし、新オヌグメントの犠牲的協玄リワヌク前や継続性などは蚘憶に残る瞬間を生み出しおくれたした。そしおもちろん、新しいオヌグメントのアむデアや既存オヌグメントの改善案もたくさんありたす。

このため、オヌグメントシステムでは珟状維持や䜿い回しではなく、曎なる進化を目指しおいきたす。モンスタヌアタックではこれたで以䞊にゲヌムの䞭栞をなすゲヌム芁玠ずしお扱い、将来的にはシステムを䞀局奥深いものにしおいく予定です。いずれ蚪れる詳现公開日をどうぞお楜しみに。ずいうわけで、オヌグメントシステムに関するフィヌドバックは匕き続き絶賛募集䞭です。

今回の蚘事はここたでです。TFTをプレむしおくれる皆さん、フィヌドバックを寄せおくださる皆さん、本圓に感謝しおいたす。私たちから「皆さんの声は聞こえおいたすよ」ず衚珟する手段は䞻に、こういった蚘事で衚珟するこずず、埗られた教蚓をモンスタヌアタックやその埌のセットに反映しおいくこずのふた぀です。 そういえば、明日にもお知らせしたいこずがあるんでした。そちらもぜひお芋逃しなくそれではたた楜しくいきたしょう



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