TFT Esportsに新たなティア1サーキットが登場
最新のDev DropでTFTの最新セット「サイバーシティ」が正式に発表されましたが、セット15のeスポーツに関してエキサイティングな最新情報をお伝えします。ここでは、「サイバーシティ」が重要な役目を果たします。
Pro TFT Competitive Circuitが登場
この数年に渡って、TFTのトッププレイヤーたちはセットごとに成長し、他のプレイヤーとは一線を画す実力を示してきました。各地域のトップクラスのプレイヤーたちはセットが変わっても驚くほど安定しており、Golden Spatulaの参加資格を獲得し、さらにはTactician’s Crownにも進出を果たしています。
しかし、セットが終わるたびに、これらのプレイヤーはゲームプレイやランク、予選ポイントなどの大きなリセットを迎えることになります。プロプレイヤーが特定のセットで最高の活躍を見せたとしても、次は実質的にゼロからの再スタートを求められます。再びトップを目指す道筋ではエコシステムのあらゆる部分で困難な努力を要求され、ランク戦、Trials、Cupsを経て、ようやくTactician's Crownに辿り着くことができます。その道中では魅力的でエキサイティングな試合が見られることもありますが、ほとんどの試合は作業的に感じられてしまいます。そしてこれらのエコシステムの上位では、お馴染みの名前を何度も目にすることになっています。
そこでセット15では、現在のフォーマットに新たな競技レイヤーが導入され、各地域の前セット上位32名のプレイヤーが意義の高いトーナメントサーキットで競い合うようになります。このトーナメントでは、通常の賞金総額が用意されるほか、Tactician's Crownに直接出場できる道筋も用意されます。このトーナメントシリーズはトップクラスのプレイヤーにセット期間を通して自らの力を示す機会を提供します。セット終了時には、次のセットのサーキットで彼らのスポットを奪おうとするランク戦、Trials、Cupsエコシステムの上位のプレイヤーたちが、彼らと競い合います。
これらの変更は新規プレイヤーがTacticians TrialsやCupsの頂点を目指す際にも役立ち、TFTのエコシステム内で新進気鋭の才能あふれるプレイヤーたちにスポットライトを当てることも容易になります。
予選プロセスの仕組みは?
各セット終了時、プレイヤーはそのセットのGolden Spatulaでの成績に応じて、次のティア1サーキットへの参加資格を得ます。「サイバーシティ」では、各広域地域のGolden Spatulaの32名の参加者のうちの28名が新たなサーキットの参加資格を得ます。各地域の残りの4名はライアットが招待したプレイヤーとなります。招待プレイヤーにはTFTおよびTFT Esportsに大きな貢献を行ったプレイヤーを選出する予定で、過去の戦績や地域間の出場プレイヤーの過多の差を埋めることも考慮されます。これらの招待は現時点ではセット15でのみ実施する計画ですが、この先数年に渡って延長される可能性もあります。これについては必ず事前に皆さんにお伝えいたします。
セット15のティア1エコシステムに選出されなかった場合でも、現在のシステムと同様に、カップやゲーム内ラダーを通してGolden Spatulaへの参加資格を得るチャンスが残されています。
セット16のティア1サーキットに参加するには、Golden SpatulaのWeek 2に進出する32名のプレイヤーのなかに入っている必要があります。そう、Week 2です。
Golden Spatulaの拡大
新たなサーキットに加えて、Golden Spatulaも大幅に規模が拡大します。セット15のGolden Spatulaは1回の週末を含む3日間の大会ではなく、2回の週末を含む合計6日間の大会になります。この大会は3つのフェーズに分かれており、セット中の戦績に応じて、3つのフェーズのいずれかに直接進出を決める道筋が用意されます。
プレイイン(1日目):16名のプレイヤーが競い合い、上位8名が次に進出。
Week 1(2日目、3日目):48名のプレイヤーが2日間に渡って競い合い、上位20名が次に進出。
Week 2(4日目、5日目、6日目):最初の2日間は32名のプレイヤーが競い合い、上位8名が6日目に進出。
Golden Spatulaの規模を拡大することで、より多くのプレイヤーに競技シーンで活躍するチャンスを提供できるだけでなく、上位の競技者が参戦する意義も高められます。Golden Spatulaの参戦枠を獲得するだけでなく、イベントの2回目の週末に直接参加を決める機会も用意されます。
ティア1の形式
話を新たなサーキットに戻します。これはどのような仕組みになるのでしょうか?
まず何よりも、トーナメントベースのフォーマットを継続して、各日程や週末の興奮を最大限に高めつつ、TFTならではの変動性の高さを考慮して、トーナメントごとの一貫性を評価します。
セットごとに3つの新たなティア1トーナメントが実施され、すべて同じプレイヤーが参加しますが、賞金額が上がり、プレッシャーは高まり、そしてもちろん、競技もより熾烈なものとなります。これは3日間に渡って続き、最終日は多くのファンやプレイヤーに人気の形式である、8名のロビー1つのみとなります。
ティア1サーキットでは予選ポイントが使用され、これによってGolden Spatulaのどこから参戦するかが決定します。
1位~12位:Week 2から参戦(セット16のティア1システムへの再参加資格も獲得)
13位~24位:Week 1から参戦
25位~32位:プレイインから参戦
予選ポイントはファンにとってもプレイヤーにそれほど楽しいものではないですし、前述したように、私たちはあらゆるトーナメントに意義を持たせたいと思っています。そこで、これらの新たなトーナメントの3日目は常にチェックメイトとなり、勝者は自身が所属する広域地域の代表プレイヤーの1人として、Tactician’s Crownへの直接参戦を決めることが可能になります。
この地域エコシステムの進化はファンにさらなる興奮をもたらし、より健全性が高く、よりやりがいのある環境をプロに提供できるものであり、競技シーンが拡大を続けるなか、この方向性が自然に感じられるものだと考えています。この新たな旅に皆さんと一緒に乗り出すことを楽しみにしています!
今後の予定
ティア1およびティア2のアップデートなど、2025年以降のTFTのエキサイティングな進化についてお話ししたいことは山ほどあります。あなたが専業の競技者でも、情熱的なファンでも、大きな変化が迫っていますので、セット15のリリースに向けて注目しておいてください!