パッチ14.5 アイテムアップデート

パッチ14.5では、いくつかのアイテムの効果をそれぞれのファンタジー(想起させるイメージ)に近づけるため、アップデート・入れ替え・リワークを実施します。

サイバーシティのパッチ14.5(5月28日リリース)では、いくつかのアイテムに対してアップデート、入れ替え、リワークを実施します。今回の変更ではアイテムの効果をそれぞれのファンタジーに近づけ、新たな可能性を拓き、ゲームデザイン上の改善につなげることを目指しています。それではさっそく新/リワーク版アイテムを見ていきましょう。なお、各アイテムの性能数値はPBEからリリースまでの間に変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。 

アイテムの入れ替え

リデンプション >>> スピリット ビサージュ

新ステータス:

  • 体力 +150

  • マナ +15

  • 耐久力 +10%

  • 毎秒、最大体力の2.5%の体力を回復

変更の理由は?
「リデンプション」は、コアアイテムに残る唯一の「サポートアイテム的」アイテムでした(細断/分解をサポート的とみなさない場合)。今回は「リデンプション」の回復という特徴を残しつつ、サモナーズリフトの「スピリット ビサージュ」やTFTの「アニマ ビサージュ」から着想を得て、装備者自身をより強化できるような、メインタンク向けの前線型バージョンへと再設計しました。また「スピリット ビサージュ」がコアアイテム入りするため、類似アーティファクトの「アニマ ビサージュ」は削除します。 


ルナーン ハリケーン >>> クラーケンの怒り

新ステータス:

  • 攻撃力 +25

  • 攻撃速度 +10%

  • 魔法防御 +20

  • 通常攻撃するたびに、攻撃力が3%増加するスタックを獲得する

変更の理由は?
通常攻撃時効果が無くなり、「ルナーン ハリケーン」はごく一部のチャンピオン(ヴェイン)だけが活用できるアイテムとなっていました。その用途はあまりにもニッチで、コアアイテムというよりはアーティファクトに近い働きをしているため、今後似たような役割をするアーティファクトを作ることを視野に入れつつ、今回は「クラーケンの怒り」と入れ替えることにしました。「クラーケンの怒り」はダメージが伸びていくスケール性能を核としたアイテムで、攻撃速度を強みとするチャンピオンが分厚い前衛を突破する上で効果的な役割を果たすでしょう。また、「ルナーン ハリケーン」の引退に伴いゴールドオーグメントの「カテゴリー5」も無効化します。 


スタティック シヴ >>> ヴォイド スタッフ

新ステータス:

  • 魔力 +35%

  • マナ +15

  • 攻撃速度 +10%

  • 通常攻撃と魔法ダメージが、3秒間対象の魔法防御を30%低下させる(効果はスタックしない)

変更の理由は?
「スタティック シヴ」は、バーストとサポートの間で立ち位置を見失いがちなアイテムでした。電撃効果は高攻撃速度のチャンピオンと相性が良い一方で、ステータスと「細断」効果は後衛メイジ向けのサポートアイテムとして機能していました。そこで電撃効果はアーティファクトとして存分に活かしてもらうこととし、魔力キャリーに「細断」を持たせたいプレイヤーのために「ラスト ウィスパー」風の新たなアイテムを用意することにしました。また、「スタティック シヴ」がアーティファクトへと移動するため、サイバーシティの残り期間のあいだオーグメント「ショック療法」(ブラックマーケット)は無効化します。


アイテムのリワーク

グインソー レイジブレード

リワーク後のステータス:

  • 魔力 +10%(変更なし)

  • 攻撃速度 +10%(変更なし)

  • 通常攻撃するたびに、攻撃速度が5%増加するスタックを獲得する >>> 1秒ごとに攻撃速度が6%増加するスタックを獲得する

リワークの理由は?
通常攻撃で攻撃速度がスタックする仕様により、従来の「グインソー レイジブレード」はスケーリング性能が過剰になってしまい、高攻撃速度に依存するキャリーにとっては複数積みが定番のビルドとなっていました。攻撃速度が上がる爽快感はリワーク後も健在ですが、その上昇曲線が従来よりも一定になるため、ゲームデザインとアイテムビルドの幅が広がります。


ステラックの篭手

アップデート後のステータス:

  • 体力:+150 >>> +250

  • 攻撃力:+15 >>> +30

  • オムニヴァンプ:0 >>> +10%

  • シールド:体力が60%になると、最大体力の80%にあたるシールドを獲得する(シールドは4秒かけて減衰する)。

リワークの理由は?
戦闘中に体力が多少上昇することにそれほど価値はありません。特定のユニットのスキルにうまくハマることはあるものの、瞬間的に生存性能が高まる方がより多くの場面で高く評価されます。いわばファイター用の「ナイト エッジ」。ここぞという時に活き、効果が目に見えて分かりやすく、ユニットのポテンシャルを引き出してくれます。


名称変更:ガードブレーカー→ストライカーフレイル

新ステータス:

  • 体力 +150

  • 攻撃速度 +15%

  • クリティカル率 +20%

  • ダメージ増加効果 +10%

クリティカル時に5秒間、5%のダメージ増加効果を獲得する。最大3回までスタックする。

リワークの理由は?
「ガードブレーカー」はシールド特化の対策アイテムではないにもかかわらず、シールド持ちに追加ダメージを与える仕様のため、範囲攻撃でシールド対象を巻き込めるチャンピオンにとって強力な選択肢となっていました。そこで今回はクリティカル時にダメージ増加効果が発生するように変更。よりビルドに組み込やすく、クリティカル攻撃と相性の良いアイテムとしました。 


新アーティファクト 

フリッカーブレード

ステータス

  • 攻撃速度 +15%

  • 攻撃力および魔力 +10

  • 通常攻撃するたびに、攻撃速度が5%増加するスタックを獲得する通常攻撃5回ごとに、攻撃力が4、魔力が5増加する。

「レイジブレード」に代わる攻撃速度スケール性能アイテム。攻撃速度系アイテムと組み合わせましょう!さあスピードの向こう側へ!


不屈

ステータス 

  • 体力 +450

  • 物理防御および魔法防御 +20

  • 装備者の移動速度が大幅に低下する最大体力が10%増加し、スタンを受けなくなり、現在の対象を近接攻撃の射程まで引き寄せる

「Arcaneの世界へ」のアノマリー「深い根」を気に入っていた方にピッタリのアーティファクトです。「アニマ ビサージュ」の削除と同時に登場する「不屈」は、より汎用性の高いタンク向けアーティファクトとして位置づけられています。


スタティック シヴ

ステータス 

  • 魔力 +25

  • 攻撃速度 +20%

  • 通常攻撃3回ごとに、50 + 装備者の魔力の50%を追加魔法ダメージとして敵4体に与える。

「スタティック シヴ」はアーティファクトとなり、魔力/攻撃速度系キャリーにピッタリな効果を獲得。魔法防御低下の効果がなくなったため、前衛に「アイオニック スパーク」を持たせるか、新登場の「ヴォイド スタッフ」を組み合わせたいところです。また変更に伴ってアートも刷新。LoLチームの仲間とライバルたち(社内トーナメント「Rumble」の結果次第)に感謝です!ビリビリマウスというロマンを実現できます!


タイタン ハイドラ

ステータス 

  • 体力 +300

  • 攻撃力 +15

  • 攻撃速度 +15%

  • 通常攻撃が対象および隣接する敵に、装備者の体力の3% + 対象の攻撃力の25%の追加物理ダメージを与える。

用途特化型の愉快なコアアイテム「ルナーン ハリケーン」の後を継ぐ「タイタン ハイドラ」。本来はニッチなファンタジーを担うアーティファクトですが、周囲にダメージを与えるというテーマを、より幅広いユニットで体験できるようになっています。「タイタン ハイドラ」は、元々「ルナーン ハリケーン」を使っていたチャンピオンでも十分に活用できるうえ、新たに獲得した最大体力反映ダメージのおかげでブルーザーにもぴったりなアイテムです。最も相性が良いのはおそらく「Arcaneの世界へ」に多かった(アンベッサ/ワーウィックのような)物理系ブルーザーです。今後のセットで再び出番が来ることでしょう…。


終わりに

以上がパッチ14.5でのアイテムの変更です!なお、ここに記載されている数値はすべて、PBEやライブサーバーでのバランス調整により変更される可能性がありますのでご了承ください!また、上記の新コアアイテムにはそれぞれレディアント版が追加される予定です。5月28日リリースのパッチ14.5をお楽しみに!