チームファイト タクティクス パッチノート13.21
パッチ13.21はChampionshipで使用されるパッチのため、変更内容は少なめとなっており、現在のメタで活躍できていないユニットや特性へのちょっとした強化が中心です。
Championshipの参加者、観戦者、そしてふわ玉フレンズの皆さんこんにちは!
今回のパッチ13.21はセットの王座決定戦であるChampionshipの採用パッチです。11月最初の週末は予定を空けておいてくださいね。特に大会最終日にはスペシャルな発表も予定されていますよ!なお本パッチでは、Championshipで多様なプレイスタイルが最大限活躍できる環境を目指しましています。
そして…おや、あれは!?あっ!ルーンテラ リフォージの教訓記事だ!成功も失敗も率直に振り返り、さらに次セットの新情報まで公開していると話題の記事じゃないですか!?
Rodger "Riot Prism" Caudill
ミッドパッチアップデート
2023年10月25日(太平洋標準時)
バグ修正
パッチ13.21で実施したエイトロックスのバグ修正が、デマーシアの精鋭により重大なバグを引き起こしていました。
- 4体以上のチャンピオンに負けた時のプレイヤーダメージが仕様値より多くなっていたバグを修正
- デマーシアの精鋭とレディアントアイテムの問題を修正
- バグ修正の巻き戻し:エイトロックスがレディアントアイテムを保持したまま復活しなくなりました。本バグはパッチ13.21で修正しましたが、上記のような経緯から修正を取り消しています
パッチハイライト
大型変更
最近の試合で見かけるポロのふわ玉の集合体のように大きな、大きな変更です。
地域ポータル
- スカトルパドルにゲームの進行を妨げるバグが発生しているため一時的に無効化。以後、バグ修正を目指していきます。なお、「スカトルビート」にも同様の措置が適用されます。
特性
チャレンジャーに底上げ・テコ入れです。
複唱者(3)⇒(4)の戦力上昇カーブは他の特性と比べて急激すぎました。複唱者特性には「相手チームをバーストダメージで倒す速度が早すぎる」問題がありましたが、複唱者(4)では通常攻撃時のマナ獲得量が増加するため問題が一層悪化していました。このため本パッチでは複唱者(3)に軽度なナーフ(弱体化)を加え、複唱者(4)にはより大型のナーフを実施。戦闘ペースをスロウダウンしつつ、(3)/(4)間での戦力上昇カーブをなだらかにしました。以後は複唱者(3)でスキルダメージの上限に達するようになるため、複唱者(4)はスキル回転の高速化を目指す際の選択肢となるでしょう。
- チャレンジャー - 攻撃速度:30/60/95/140 ⇒ 30/65/105/150
- 複唱者 - 追加発動時の効果低下量:55/30/25% ⇒ 55/35/35%
ユニット:ティア2
ツイステッド・フェイトは本パッチで唯一、大型ナーフの対象となっています。彼に対しては13.20ミッドパッチアップデートでもナーフを実施しましたが、その後もカードを好き放題に引いて大暴れしていました。ここで一度しっかりカードをシャッフルしていきます。なお本パッチでは複唱者(上の項を参照)とブルーバフ(アイテムの項を参照)にもナーフが実施されていますが、ツイステッド・フェイトはこれらの影響も受けます。加えて、彼の親友たちもまた軽いナーフを受けています。
ツイステッド・フェイトを対象とするナーフの数・大きさは極端に見えるかもしれませんが、これは彼の暴れっぷりが極端であったことの裏返しでもあります。ステージ3で★2ツイステッド・フェイトが、大半の★2ティア4ユニットを擁するチームに勝っていたほどですから。
- ツイステッド・フェイト - 「スタックデッキ」爆発(ディレイ後)ダメージ:魔力の185/275/435% ⇒ 155/235/380%
ユニット:ティア3
ダリウスの攻撃力反映率には前パッチでもバフを実施しましたが、それでも彼を有効なリロールキャリーにすることはできませんでした。そこで今回は1996年(映画「スペース・ジャム」公開年)みたいにダンクを流行らせるべく、リセット時のダメージ低下率を調整しています。
ミス・フォーチュンもまたリロールキャリー候補ですが、スポットライトからは縁遠い状態でした。彼女に対してはそうした経緯から元々バフを予定していたのですが、今回は彼女のコアアイテム(ブルーバフ)にナーフが入っているため、その埋め合わせとして当初よりも豪華なバフを実施することにしました。
ノーチラスはパッチ13.20で追加物理/魔法防御の増加率がバフされましたが、チェイン ベストやネガトロン クロークを彼に渡そう!と考えるプレイヤーは未だ多くありません。そこで私たちは彼を守護者の海の底に沈める…のではなく、基本物理/魔法防御と自動効果の増加率を強化しました。というわけで、ぜひタンクアイテムを彼に装備させてみてください。ノーチラスに、清き一防具を!よろしくお願いします!
ソナとヴェル=コズに小型ナーフ。こちらは前パッチの複唱者リワークで獲得したパワーに合わせた調整です。これらのナーフの経緯については上の項(ティア2)で説明しているので、興味のある方はそちらをご覧ください。
- ダリウス - 「ノクサスギロチン」再発動時のダメージ:82/85/90% ⇒ 90/95/100%
- ミス・フォーチュン - 「クロスレイン」ダメージ:魔力の225/340/550% ⇒ 魔力の240/360/580%
- ミス・フォーチュン - 最大マナ(バフ):10/60 ⇒ 0/50
- ノーチラス - 物理/魔法防御:35 ⇒ 40
- ノーチラス - 防御ステータスの増加率:35% ⇒ 40%
- ソナ - 「クレッシェンド」ダメージ:魔力の180/270/440% ⇒ 魔力の170/255/420%
- タリック - マナ(ナーフ):0/65 ⇒ 15/85
- ヴェル=コズ - 「電離炸裂弾」ダメージ:魔力の245/365/600% ⇒ 魔力の220/330/550%
ユニット:ティア4
競技シーンにおける有効なプレイスタイルの幅を最大限広げるため、全ティア4ユニットが一定水準以上の強さを示せるように努めました。
シルコもミス・フォーチュンと同じくブルーバフを定番アイテムとしていたため、ブルーバフへのナーフを相殺するためにやや大型のバフを入れました。最大マナが5低下したことでショウジンの矛との相性も改善し、女神の涙を1個しか入手できなかった場合にもブルーバフに近い強さを示せるようになるでしょう。
- フィオラ - 体力:850 ⇒ 950
- カイ=サ - 「イカシアの雨」ダメージ:魔力の75/111/240% ⇒ 魔力の80/120/240%
- ナサス - 物理/魔法防御:50 ⇒ 55
- セジュアニ - 「極北の激憤」自動効果による確定ダメージの体力反映率:体力の1.5/1.5/10% ⇒ 体力の1/1/10%
- シルコ - 「地下都市の流儀」ダメージ:魔力の75/115/425% ⇒ 魔力の85/125/425%
- シルコ - マナ:0/50 ⇒ 0/45
ユニット:ティア5
現在、エコノミー系戦略およびファスト8/9(最速でレベル8/9を目指す)戦略は開発チームが目指す水準よりも若干弱い状態にありますが、これは主に一部のティア4/5ユニットが純粋に弱いことが原因でした。
- アーリ - 「生気吸引」吸引ダメージ:魔力の90/135/1000% ⇒ 魔力の105/150/1000%
- ベル=ヴェス - 「ロイヤルストーム」ダメージ:攻撃力の70% ⇒ 攻撃力の85%
- ベル=ヴェス - 物理/魔法防御:50 ⇒ 60
- ライズ - ビルジウォーター - マナ(バフ):30/100 ⇒ 30/90
- ライズ - ピルトーヴァー - マナ(バフ):30/100 ⇒ 30/90
オーグメント
特別製がステージ3-2で出現しないように変更(この時点では既にいくつか特性を発動させていることが多かったため)。また増加体力をわずかに増やし、特別感を向上させました。
ステラコーンの祝福から祝福感が失われてしばらく経ちますが、それでもバフは軽めです。ターゴンガンナー構成のスケーリング上限が霊峰ターゴン級にならないように注意しなければいけませんからね。
TFTの魅力のひとつに「アイテム/チャンピオン/特性の相乗効果で主役級スターを生み出す」という要素があります。しかし軽装というオーグメントはこれと正反対の効果で、プレイヤーデータ上でも、寄せられたフィードバックでも好まれていないことが確認されています。そこで今回は、プレイヤーがワクワクしていないオーグメントをバフしたりリワークしたりするのではなく完全に無効化し、リロール確定のオーグメントがそもそも出現しないようにしました。
開発チーム内でツイステッド・フェイトのレジェンドオーグメントセット(特にパンドラのアイテム)のナーフ方針について検討を重ねた結果、同レジェンドの強さは当該オーグメント自体ではなく、ゲームバランス上で「外れ値」となっている活躍要素と密接に結びついている点だと解釈しました。本パッチでは、そうした「外れ値」に対して各種ナーフを実施しているため、オーグメント自体は変更せず、まず本パッチの変更が及ぼす影響を注視していくことにしています。
- バイナリー空中投下:ステージ2-1で出現しないよう変更
- 特別製 II - 体力:225-475 ⇒ 250-500
- 特別製 II:ステージ3-2で出現しないよう変更
- 特別製 III - 体力:300-550 ⇒ 300-600
- 特別製 III:ステージ3-2で出現しないよう変更
- サイバネティック リーチ III - 体力:225 ⇒ 250
- 無限の大群 + - ゴールド:12 ⇒ 14
- ゴールデン チケット - 無料リロール発生確率:50% ⇒ 45%
- 死者からの手向け - シールドの最大体力反映率:40% ⇒ 50%
- リフトウォーク - 魔力:35 ⇒ 38
- 不動のサポート I:PvPラウンドを8回終了した後に全報酬(ダミーとサポートアイテム)が入手できるように変更
- ステラコーンの祝福(ターゴン) - 攻撃速度:35% ⇒ 40%
- 軽装 I、軽装 II:無効化
- 流浪のトレーナー - ゴールド:4 ⇒ 6
アイテム
マナ系アイテムが戦闘速度を著しく高速化していたため、軽めの見直しを実施しました。ブルーバフ/プロテクターの誓いの特徴のひとつは「スキル初回発動を早める」ことですが、本パッチでは初期マナ増加量を30に減らすことでそのタイミングをやや遅らせています(ブルーバフは最大マナ10低下と合計で30)。ブルーバフとプロテクターの誓いはかなり長いあいだ強すぎる状態が続いていました。これはつまり、この2アイテムと相性の良いチャンピオンは、他のアイテムとの相性が良いチャンピオンよりも大幅に有利な状態にあり続けたということでもあります。今回のバランス再調整は、そのようなアイテムへの依存度が高かったチャンピオンたちの小規模バランス再調整という側面もあります。
ブルーバフとショウジンの矛の性能は、実際に計算してみると比較にならないほどの違いがあります。そこで今回は両アイテムの性能差を縮めるためにブルーバフにナーフを加え、さらにショウジンの矛の攻撃力を少し上昇させて物理攻撃系ユニットとの相性も改善しました(矛ですからね!)。
- クラウンガード - シールド消滅時の魔力増加量:40 ⇒ 35
- ガーゴイル ストーンプレート - 基本物理/魔法防御:25 ⇒ 30
- ガーゴイル ストーンプレート - 被ターゲット数あたりの物理/魔法防御増加量:15 ⇒ 10
- ショウジンの矛 - 攻撃力:15% ⇒ 25%
- ブルーバフ - 初期マナ:40 ⇒ 20
- プロテクターの誓い - 初期マナ:45 ⇒ 30
小型変更
ポロのふわ玉(このパッチ期間終了と同時にサヨナラです)の入手を目指す人に残された日数くらい小さな、小さな変更です。なお、パッチ13.22では代わりにちび DRX エイトロックスが期間限定で復活します。
特性
アイオニア(9)では比較的弱いアイオニアユニットが霊体に昇華してしまい(アイオニアボーナスを発動させてしまい)、せっかくアイテムを装備させたザヤやアーリが活躍できない状況が頻繁に生じていました。今回はアイオニア(9)発動時のボーナスを大幅に強化し、霊体に昇華している間はティア1ユニットでも敵の脅威となり得るようにしています。
- アイオニア - アイオニアボーナス:100/200/380% ⇒ 100/200/425%
オーグメント
悪名下げて、枷上げないで、憂い下げない。
- ペトリサイトの枷:デマーシアユニットを2体のみ付与するように変更
- 高まる悪名:ビルジウォーターユニットを2体のみ付与するように変更
- 備えあれば憂いなし I - アイテム1個あたりの体力増加量:80 ⇒ 70
レディアントアイテム
- 青の祝福 - 初期マナ:40 ⇒ 20
- ブルワークの誓約 - マナ:60 ⇒ 30
- ブルワークの誓約 - 物理防御:20 ⇒ 40
- ドヴァーラパーラ ストーンプレート - 基本物理/魔法防御:25 ⇒ 30
- ドヴァーラパーラ ストーンプレート - 被ターゲット数あたりの物理/魔法防御増加量:25 ⇒ 20
- ラピッド ライトキャノン - 基本攻撃速度:70% ⇒ 50%
- ヒラナの矛 - 攻撃力:30% ⇒ 45%
ツールチップ
- もっと小さな巨人:回復とゴールド付与がPvPラウンド後にのみ発動することをツールチップで明文化
- 庇護者のお供:ティア2チャンピオン1体を即座に付与することをツールチップで明文化
バグ修正
- 砂漠の戦い(地域ポータル):流砂の衝撃、血肉祭り闘技場と並んで出現しないように修正
- オーバータイム:オーバータイム突入後に出現したユニットにもオーバータイムバフが付与されるように修正
- ヴァラーズ・ホロウ(地域ポータル):正しいツールチップが表示されるように修正
- エイトロックス:デマーシア特性由来のレディアントアイテムを装備している場合、レディアントアイテムを所持した状態で復活するように修正
- エイトロックス:シャドウアイルのライズによる復活マークが付いている味方ユニットにはダーキンブレードを渡せないように修正
- フィオラ:スキルの途中で対象をキルした場合、必ず最も近い対象に飛びかかるように修正
- フィオラ:スキルの効果時間中、対象が攻撃できなくなることがあったバグを修正
- ジョーク(Ctrl+1)/タウント(Ctrl+2)アニメーション:ハイパーロールでエモートを連打すると、アニメーションが停止していたバグを修正
- アンブラ(全ティア、全バリエーション):ジョーク(Ctrl+1)アニメーションの動きが体力バーの後ろになっていたバグを修正
- 清算人の闘技場:炎が吹き上がる演出部分をタップしても、サウンドエフェクトが再生されるのに炎が吹き上がらないことがあったバグを修正
- 雲をつかむ者ハッシュテイル(ティア1):3Dモデルが、スプラッシュアートと同じようにメガネをかけるように修正
- PROJECT: Abyssia:タウント(Ctrl+2)アニメーションに若干のディレイが発生していたバグを修正
- ダーキンブレード(ちびエイトロックスのブーム):ブームが対戦相手に命中する前に体力が減っていたバグを修正