チームファイト タクティクス パッチノート11.17
TFTパッチ11.17では光の番人とスペルウィーバーの調整、不遇のティア4/5キャリーへのバフなどを実施。
冒険者の皆さん、おかえりなさい!
内容充実のパッチ11.17がやってきました。今回はティア4、5のキャリーチャンピオンが活躍する余地を広げ、終盤戦キャリー構成とリロール構成がどちらも有効なメタとなるよう調整を加えているので、ティア3キャリーたちの存在感は少し抑えめになるでしょう。メタといえば…光の番人特性とスペルウィーバー特性にも影響の大きな変更が入っているのでお見逃しなく。また先日の11.16ミッドパッチアップデートではいたずら好きの小さき者たち、ヨードルにナーフ(弱体化)が入っているのでこちらも要チェックです。それではさっそく見ていきましょう!
Rodger "MinionsRpeople2" Caudill
ミッドパッチアップデート
2021年8月31日(太平洋標準時) バランス調整
先週、大規模な変更を行いましたが、メタのバランスはかなり良好なようです。ただ、以下の3体はその枠組みから著しく逸脱していたので、調整を行いました。
チャンピオン
- エイトロックス - 最大マナの弱体化:0/70 ⇒ 30/100
- エイトロックス - 「死兆の斬撃」体力回復量:200/300/450 ⇒ 200/300/400
- ヴェイン - 「シルバーボルト」確定ダメージ:70/100/140 ⇒ 70/95/120
- ノクターン - 攻撃力:80 ⇒ 75
パッチハイライト
RPの価格変更
9月8日より、チームファイト タクティクスおよびリーグ・オブ・レジェンド関連コンテンツの RP価格を一部の地域で変更 します。具体的には、ブラジル、ラテンアメリカ、ロシア、トルコで為替レートと税制の変動に対応するため価格が上昇します。これに先立ち、8月23日~9月8日の期間にはRP購入時のボーナスRPが2倍になります。具体的な増加量・回数については こちらのリンク をご覧ください!
システム
序盤は獲得アイテムに応じて最適なチーム構成を判断するフェーズであるため、せっかくへらを入手しても「ハズレ」のように感じられる場合があります。へらは本来、黄金色のレアアイテムであるため、「ラプター時点で獲得アイテムは必ず10個以上」という原則の対象外としました。
- へらが素材アイテムの「代わり」にドロップしないよう変更(ボーナスオーブ限定で出現)
大型変更
これまで同様、大型変更にはメタに大きな影響を与えるであろう内容のみを記載しています。
特性
前パッチでは一部の光の番人構成(ガリオを意図的に★1運用することでルシアン/アクシャンに最初にバフを渡す構成、過剰な強さを発揮)をナーフしました。しかし一部の光の番人構成が過剰なまでに強かった一方で、オーソドックスな光の番人構成は活躍できない状態でした。そこで最初にバフを獲得する(あるいは獲得しない)チャンピオンをプレイヤーが決められるよう、光の番人特性にミニリワークを実施しました。こちらは狙ったキャリーが確実にバフを獲得できるようになるという大幅な強化であるため、今後は継続的にデータを観察していきます。
今セットのスペルウィーバーはおおむね「問題ない」状態でしたが、この評価は「可もなく不可もなく」とほぼ同義で、実質的にはラバドン デスキャップの特性バージョンのような扱いでした。今回のリワークではスタックの持つ可能性を伸ばす方向性へ調整し、無限スタックを活かす方向でスペルウィーバーの紋章を活用できるようにしました。
- リワーク:装備アイテム数が最も多い光の番人チャンピオンが戦闘開始時にバフを獲得するように変更。装備アイテム数が同じチャンピオンが複数存在する場合は、攻撃速度が最も高いチャンピオンがバフ対象となる
- 光の番人 - 攻撃速度:25/120/1000% ⇒ 25/90/500%
- 光の番人 - シールド量:200/1000/2000 ⇒ 175/900/2000
- スカーミッシャー - 攻撃力/秒:3/6/15 ⇒ 3/8/16
- リワーク:スペルウィーバーのスタックから上限を撤廃
- スペルウィーバー - ベース魔力:25/55/100 ⇒ 15/35/70
- スペルウィーバー - スタックごとの増加魔力:2/5/10 ⇒ 2/4/10
チャンピオン:ティア3
ティア3キャリーがティア4および一部のティア5キャリーよりも活躍していたため、特に活躍著しいティア3チャンピオンにナーフを実施しました。また、序盤のPvEラウンドで入手すると連勝がほぼ約束されていたティア3チャンピオンも存在していたため、★1の性能も調整しています。
- リー・シン - 体力:850 ⇒ 800
- リー・シン - 「縛脚」ダメージ:250/350/650 ⇒ 200/350/600
- ニダリー - 「クーガーの心」変身後の回避率:45% ⇒ 40%
- ニダリー - 「クーガーの心」変身後の増加攻撃速度:40/50/75 ⇒ 30/50/70%
- ラカン - 「キラリ羽根」ダメージ:350/500/900 ⇒ 350/500/800
- ラカン - 「キラリ羽根」減少体力の回復量:35/50/80% ⇒ 35/50/70%
- リヴェン - 体力:850 ⇒ 800
- リヴェン - 攻撃力:80 ⇒ 75
- リヴェン - 「暁の剣」増加攻撃力:90/100/120% ⇒ 90/100/110%
- リヴェン - 「暁の剣」ダメージ:100/200/500 ⇒ 100/200/300
- ヤスオ - 攻撃速度:0.95 ⇒ 0.9
- ヤスオ - 「火焔薙ぎ」ダメージ:250/350/600 ⇒ 250/350/550
- ヤスオ - 「火焔薙ぎ」確定ダメージ/スタック:25/35/60 ⇒ 25/35/55
チャンピオン:ティア4
ドレイヴンは良好なバランスに近い状態です。今回のパッチでは仕上げとして若干のバフ(強化)を実施し、彼を中心にした構成がドレェェェェイヴン構成と呼ぶにふさわしい強さを発揮できるようにしました。
- ドレイヴン - 攻撃速度:0.75 ⇒ 0.8
チャンピオン:ティア5
終盤戦において強烈な影響力を発揮する★1ヴィエゴ。しかしスキル発動が容易かつ高頻度すぎる上、アイテムや特性が揃っていなくても活躍できてしまう点は問題でした。今回の変更によりダメージが大幅に下がるため、今後は特性やアイテムでテコ入れしなければ安定して敵ユニットを倒しきれなくなるでしょう。アイテムを装備させなくても引き続き優秀なCCユニットとして機能しますが、敵チャンピオンを倒しきってもらうには何らかの方法でステータスを補強する必要があります。奪った敵ユニットは体力減少速度が遅くなっており一層の活躍が見込めるので、ヴィエゴへの投資はしっかりとペイしてくれるはずです。★2になれば敵を倒しきれるだけのダメージは出ますが、これまでよりは多少長く時間がかかります。
グウェンは登場以来それなりの状態でした。今回バフされたスキルのベースダメージは3回発動するので、バフ内容も3倍としてお考えください。
ケイルは体力が上昇し、再び有効な選択肢となるでしょう。
- グウェン - 「スキップスラッシュ」ダメージ:100/150/1777 ⇒ 125/200/2222
- ハイマーディンガー - 攻撃速度:0.75 ⇒ 0.7
- ハイマーディンガー - 最大マナ:0/140 ⇒ 0/160
- ケイル - 体力:650 ⇒ 800
- ケイル - 攻撃速度:1.1 ⇒ 1.15
- ヴィエゴ - 「王の支配」ダメージ増加/秒:100% ⇒ 50%
- ヴィエゴ - 「王の支配」ダメージ:180/300/1500 ⇒ 180/360/2000
- ヴィエゴ - 「王の支配」穢した敵チャンピオンの体力減少量:15/7/0% ⇒ 10/5/0%
アイテム
ジャイアント スレイヤーに総合的なバフが入り、より汎用性の高いアイテムとなりました。「巨人殺し」の強化ということで、TFT eスポーツのブランドイメージにもバフです。
- ジャイアント スレイヤー - 追加ダメージ発動条件の敵体力量:1750 ⇒ 1600
- ジャイアント スレイヤー - ダメージ増幅率:10% ⇒ 20%
- ジャイアント スレイヤー - ダメージ追加増幅率:75% ⇒ 70%
小型変更
私が8位になる確率くらい小さな変更です。
特性
アボミネーション(3)は時に圧倒的な強さを示し、フランケンシュタイン愛好家の皆さんをアボミネーション(5)の誘惑へと誘ってきました。ところでフランケンシュタインは怪物の名前だと思われがちですが、実は製作者の博士の名前だってご存知でした?
- アボミネーション - 「死を喰らう者」物理/魔法防御:40/50/60 ⇒ 30/45/60
- アボミネーション - 「死を喰らう者」ベース攻撃力:70/80/90 ⇒ 70/80/100
- アボミネーション - 「死を喰らう者」★レベルあたりの増加攻撃力:7/8/9 ⇒ 7/8/10
- レギオン - 攻撃速度:25/65/120/250 ⇒ 25/75/135/250
- 救われし者 - 物理/魔法防御:20/35/75 ⇒ 20/35/70
チャンピオン:ティア1
変更が小さすぎて忘れ去られてしまわなければいいのですが…。
- ヴェイン - 攻撃力:35 ⇒ 40
- ジグス - 「アーケインボム」ダメージ:250/375/525 ⇒ 250/375/550
チャンピオン:ティア2
- ケネン - 攻撃速度:0.7 ⇒ 0.65
- パイク - 攻撃速度:0.6 ⇒ 0.65
- セト - 体力:750 ⇒ 800
- ソラカ - 攻撃速度:0.6 ⇒ 0.65
チャンピオン:ティア3
- アッシュ - 体力:550 ⇒ 600
- ラックス - 攻撃速度:0.6 ⇒ 0.65
- ミス・フォーチュン - 「レイニングバレット」ダメージ:250/375/700 ⇒ 250/375/600
- ノクターン - 「夢幻斬」ベースダメージ:70/85/110 ⇒ 80/90/100
チャンピオン:ティア4
カラスたちの火力不足を感じたらフィドルスティックスにアイテムを1~2個装備させてあげましょう。
- フィドルスティックス - 「クロウストーム」ダメージ/秒:175/225/600 ⇒ 150/200/600
- カルマ - 「魂の劫火」ダメージ:225/280/750 ⇒ 230/290/750
- ヴェル=コズ - 最大マナ:0/80 ⇒ 0/90
チャンピオン:ティア5
アクシャンは戦闘開始時に光の番人バフを獲得する恩恵が極めて大きいため、光の番人特性の変更に伴い予防的ナーフを実施しました。予防的に動ければアクシャン…アクションも一度で済みますからね。
Mortdogによる初のコミュニティー主導ナーフを実施する過程で、Imkilroyからボリベアのナーフが提案されました。しかしその後データと突き合わせてみたところ、ボリベアは他のティア5チャンピオンと比較して明確に強すぎるわけではありませんでした。このため注目を集めるような大型ナーフにはせず、「千刺の熊」が「千一刺の熊」になる程度の調整に留めています。
- アクシャン - 攻撃速度:1.1 ⇒ 1.0
- ガレン - マナ:100/170 ⇒ 80/160
- ガレン - 「勝利の栄光」特性の減少体力ダメージ比率:40% ⇒ 50%
- ティーモ - 「残虐なるティーモ」ダメージ:130/160/666 ⇒ 120/160/666
- ティーモ:「クルーエル」特性の発動速度と安定性を改善
- ティーモ:「クルーエル」特性が1ラウンドに複数回発動できるよう変更(最後の敵チャンピオンを倒した後、悪鬼の写し身やヴォイドスポーンにも発動する)
- ボリベア - 体力:1100 ⇒ 1000
アイテム
- ドヴァーラパーラ ストーンプレート - 体力回復/秒:最大体力の2% ⇒ 最大体力の3%
- ガーゴイル ストーンプレート - 敵1体あたりの増加物理/魔法防御:18 ⇒ 20
- ヘクステック ガンブレード - 過剰回復で得られるシールド最大値:300 ⇒ 400
ユーザーインターフェース(UI)
クライアント上でTFT対戦履歴を確認しやすくするため、従来の「プロフィール」タブとは別に新規タブを配置しました。連勝記録を自慢しやすくなりますね!(8位?ありえません)
- TFTハブの「バトルパス」タブ横に「対戦履歴」タブを追加
バグ修正
- アイバーンのツールチップにデイジーのダメージ量/スタン効果時間を表示するよう変更
- ドラコニック(3)の3ターンタマゴから出現するゴールドが1ゴールド多かった問題を修正
- 慈善の聖杯のスペルヴァンプ効果が範囲攻撃時に低下していた問題を修正
- エイトロックスのスキル発動中にターゲットが倒されても、スキルの回復効果が発動するよう修正
- 黄金のフローズン ハートとその他の攻撃速度低下効果を同時に受けているユニットが黄金のフローズン ハートの効果範囲外に移動した時、黄金のフローズン ハートのデバフ効果が正しく解除されるよう修正
- ルシアンのスキルがルルの「イタズラ」で適切に中断されるよう修正