チームファイト タクティクス パッチノート12.20

2022年10月25日（太平洋標準時） バランス調整

「Dragonlands Championship」まで1か月を切り、競技的なバランスの調整に一層注力していくべき時期となりました。このため今回のアップデートは大型の変更を含みます。主な焦点はトーナメントを控えるシーン最高峰のプレイヤーがライブサーバーで十分な練習を行える環境を整備することですが、もちろんそれ以外の皆さんが、よりバランスの取れた環境で目標ランクを目指せるようにする措置にもなっています。皆さん、ご武運を！

オーグメント

競技向け調整の一環として2つの「大当たり」オーグメントを一時的に削除します。本セットでは高価なドラゴンを複数起用した構成が極めて強力です。そんな中でラグジュアリーショッピングとレベルアップ！はこの強力かつ高価なユニットを他に先駆けて入手できるようになる極大アドバンテージをもたらします。そしてハイレベルな競技シーンでこれらのオーグメントが熟練プレイヤーの手に渡ると、ステージ5を迎える前にドラゴン満載の盤面が完成してしまい、他のオーグメントを取得したプレイヤーに対して圧倒的なアドバンテージを得てしまいます。以上の理由から、競技パッチでは上記2種類のオーグメントを一時削除し、終了後のパッチ12.22から再導入することにしました。

• ハイエンドショッピングを一時的に削除
• レベルアップ！を一時的に削除

特性

ドラゴン（6）への変更は、パッチ12.19で実装した変更に対するバグ修正です。

• ドラゴン（6） - バグ修正 - ステータス増加量：40 ⇒ 30
• 龍術師 - 増加体力：275/650/850/1000 ⇒ 275/575/775/1000

ユニット

ジャックスにナーフ（弱体化）です。最序盤のシマースケール/ラグーン構成の前衛、サイ・フェン/シ・オー・ユー構成のコアユニットのどちらで起用する場合にも影響は避けられないでしょう。テラのバグ修正によるナーフもまた、パッチ12.19で実装したものになります。

• ジャックス - マナ（ナーフ）：50/125 ⇒ 70/140
• カイ＝サ - 「タイダルバースト」ダメージ：40/60/90 ⇒ 35/55/85
• シ・オー・ユー - 最大マナ（ナーフ）：30/90 ⇒ 30/100
• シ・オー・ユー - 「翡翠の構え」スタン効果時間：1.25秒 ⇒ 1秒
• テラ - バグ修正 - 「地震」の増加物理/魔法防御：150/200/4000 ⇒ 130/165/4000
• ヨネ - 「狩鬼道」追加魔法ダメージ：90/140/200 ⇒ 85/125/180

バグ修正

• ★11アストラルオーブが想定を大きく上回る確率でアイテムをドロップしていた問題を修正

青色オーブ

• 青色オーブから5ゴールドがドロップするパターンを削除

宝物龍

「当たり」の中に、ちょっと豪華すぎるものがありました。

• 宝物龍で稀に発生していた、いくつかの極端なパターンを若干下方調整

体力バーが画面外にはみ出る問題

この変更はモバイルにも適用されます。

• ユニットが上端部で戦っている時も、体力バーが画面内に表示されるように変更

ジッピーとジッピー愛好家へのリスペクトくらい大きな、大きな変更です。前パッチではIQの悪口を言いましたが、ほんとうはリスペクトしています。

特性

ギルドの攻撃速度とオムニヴァンプは、ハイパーキャリーザヤ構成や各種ギルド特性特化構成の強力な基礎となっていました。今回のナーフはギルド時代の終焉を意味するものではありませんが、各ギルドメンバーが活躍するには今まで以上の工夫が必要となってくるでしょう。

さて、ソイ・フェン（シ・オー・ユー+サイ・フェン構成）について。この構成は先週末に人気・勝率が急上昇し、大型ナーフ導入が必要な状況となりました。一番顕著なナーフは以下にある翡翠の像の攻撃速度のナーフで、これはシ・オー・ユーとサイ・フェン、さらに攻撃力を主力ステータスとするパンテオンにも影響します。パンテオンにはこれ以外にもナーフが実施されているほか、シルバーオーグメント屈指の強力オーグメントだった「ジェイドのクレスト」も削除されています。これで鋼の肉体派構成も少しは落ち着いてくるでしょう。

• キャバリエ - 物理/魔法防御：30/45/60/75/110 ⇒ 35/50/65/85/110
• 龍術師 - 増加魔力：20/35/50/70 ⇒ 25/40/50/70
• ギルド - 攻撃速度（トゥイッチ）：13% ⇒ 11%
• ギルド - オムニヴァンプ（紋章）：4% ⇒ 3%
• ギルド - ボーナス増幅率：100/110/120/130/140/150/165/180% ⇒ 100/110/120/130/140/150/160/175%
• ジェイド - 翡翠の像 - 攻撃速度：10/30/55/88% ⇒ 10/22/55/88%
• レイジウィング - 攻撃速度：50/100/150/250% ⇒ 50/100/150/275%
• レイジウィング - オムニヴァンプ：15/30/45/75% ⇒ 15/30/45/85%

ユニット：ティア1

• セナ - マナ（バフ）：30/90 ⇒ 15/75
• セナ - 「最期の抱擁」追加魔法ダメージ：300/450/600 ⇒ 300/450/650

ユニット：ティア2

現在は全面的に不遇状態にあるザック。★レベル上昇に伴いダメージが上昇する今回のバフで、存在感も多少は強くなるでしょう。

• ザック - 「スライムウェーブ」最大体力割合ダメージ：5/6/7% ⇒ 10/12/18%

ユニット：ティア3

メイジのノムジーは魔法分野で輝かしい成績を収めていますが、TFTではリベラルアーツ（基礎分野の横断的な修得）を推奨しているため、砲手/イヴォーカー分野の成績改善に全力で取り組んでいきます。

レンガーはスキル名こそ「見えざる襲撃者」ですが、実際にはずいぶん目立ちまくっていました。これを受けて当初は小規模なナーフを計画していたのですが、今回は最大のカウンターである「ソイ・フェン」構成にもナーフを実施したため、レンガー側にも予防的なナーフを追加しておくことにしました。

ユーティリティー系能力を持たないボリベアは特筆に値する火力もタンク性能も持たず、あまり活躍できていません。そこで今回はスキル発動タイミングを早めることで、実質的な体力のバフとすることにしました。

• ノムジー - 「ファイヤーボール！」ダメージ：210/300/480 ⇒ 190/270/420
• ノムジー（イヴォーカー） - ルル「イタズラ」攻撃速度増加率：30/40/60% ⇒ 40/50/70%
• ノムジー（砲手） - トリスターナ攻撃速度：0.7 ⇒ 0.75
• ノムジー（砲手） - トリスターナとの友情が生み出す増加攻撃力：30/45/70 ⇒ 35/50/80
• レンガー - マナ（ナーフ）：60/120 ⇒ 70/140
• レンガー - 「見えざる襲撃者」攻撃力反映率：255/265/275% ⇒ 240/245/275%
• ボリベア - マナ（バフ）：0/60 ⇒ 0/40

ユニット：ティア4

ドラゴンは変温動物（外部温度に応じて体温が変化する動物）です。そして今年の夏は終わりました。つまり…ドラゴンはもうアツくない！（リリース直後からずっと温めていたネタです）

• デイジャ - 「突風」ダメージ：250/350/1600 ⇒ 250/335/1350
• パンテオン - 「イージスの猛攻」ダメージ：100/150/700 ⇒ 75/110/700
• ソーム - 「潮の開花」渦潮ダメージ：300/420/1500 ⇒ 285/400/1400
• サイ・フェン - 最大マナ（ナーフ）：90/160 ⇒ 100/170

ユニット：ティア5

アオ・シンは電気玉を吐くサイクルが短すぎました。威力が凄まじいので自重を求めていきます。

色んなスキルを次々と放つゾーイ。しかし夏も終わって涼しくなってきたので、そろそろ彼女の活動量も落ちてくるはずです。

• アオ・シン - マナ：0/175 ⇒ 0/190
• ゾーイ - マナ：30/100 ⇒ 40/110
• テラ - 体力：1200 ⇒ 1050

オーグメント

特別製とダブルトラブルは「強力な性能」と「プレイスタイル強制」というトレードオフを持つオーグメントですが、複数個重なった場合には純粋な強化のみでトレードオフが発生していませんでした。特別製/ダブルトラブルが重なった時の「当たり」感は確かにワクワクするものですが、この状態ではオーグメントの個別バランス調整ができません。またオーグメント選択はTFTの重要な意思決定要素であり、特別製/ダブルトラブルが重なる=常に最善手という状態は不健全であると考えました。

殺し屋は自分で使っても、相手に使われても楽しくないオーグメントでした。

序盤にアストラルを発動させた状態で即決を引いた時の影響力は強烈すぎました。ただし今回の変更後も、2個目のオーグメント選択で即決を引いてアストラルを活かす戦術は今後も強力であり続けるでしょう。

• 獣の巣窟（シェイプシフター） - 攻撃速度/移動速度：35% ⇒ 25%
• 特別製：1試合中に異なるティアの特別製が出現しないよう変更
• 殺し屋：削除
• ダークフライトのクラウン：付与アイテムをプロテクターの誓いから巨人の誓いに変更
• ダブルトラブル - 増加攻撃力/魔力/物理防御/魔法防御：22/33/44 ⇒ 20/30/40
• 1試合中に異なるティアのダブルトラブルが出現しないよう変更
• ガジェット専門家 - 直接ダメージアイテムの追加確定ダメージ：33% ⇒ 25%
• ジェイドのクレスト：削除
• メイジのクラウン：付与ユニットをサイラスからラックスに変更
• 専属トレーナー：付与ユニットをオラフからジャックスに変更
• ポータブル フォージ - ゴールド コレクター - ゴールド出現率：50% ⇒ 40%
• ポータブル フォージ - インフィニティ フォース - 全ステータス増加値：30 ⇒ 25
• ポータブル フォージ - ゾーニャの遡時計 - 魔力：50 ⇒ 40
• 戦闘準備 - 新規要素：チャンピオンの初期スタック数を1に変更
• 戦闘準備 - スタックあたりの増加体力：30/45/60 ⇒ 25/35/50
• 戦闘準備 - スタックあたりの増加攻撃力/魔力：5/7/10 ⇒ 4/5/8
• スコープ装着 II：増加攻撃速度10%の効果を削除
• 即決：ステージ2-1で出現しないよう変更

ジッピーとジッピー愛好家に嘘をつく時の胸の痛みくらい小さな、小さな変更です。

特性

• アサシン - クリティカル率：20/40/75% ⇒ 20/50/75%
• 砲手 - 砲弾ダメージの攻撃力反映率：150/250/450% ⇒ 150/275/450%
• ダークフライト - 増加体力：500/750/1000/1800 ⇒ 500/750/1000/1600
• ガーディアン - シールドの最大体力反映率：25/40/70/125% ⇒ 25/40/80/130%

ユニット：ティア1

アテンションプリーズ。★3エズリアルのお客様はシートベルトをお締めください。また、★3ウーコンのお客様はデスブレードをお忘れにならないようお願いいたします。

• エズリアル - 「ミスティックショット」ダメージ：200/275/375 ⇒ 200/275/415
• カルマ - 「心炎」ダメージ：210/280/420 ⇒ 210/280/400
• ナサス - 「暁の怒り」ダメージ：70/100/185 ⇒ 70/100/205
• ウーコン - 「強棒打」攻撃力反映率：185/200/230% ⇒ 185/200/250%

ユニット：ティア2

★3ティア2へのバフって、開発者が最愛のチャンピオンに捧げる愛の形って感じですよね。

• リリア - 「あぶない！」ダメージ：215/275/350 ⇒ 215/275/370
• リリア - 「あぶない！」中心部の追加ダメージ：190/240/320 ⇒ 190/240/340
• ラックス - 「コズミックフレア」最初の命中時ダメージ：325/400/500 ⇒ 325/410/525
• ラックス - 「コズミックフレア」2回目以降の命中時ダメージ：175/200/230 ⇒ 175/210/240
• カイ＝サ - 「タイダルバースト」ミサイルダメージ：40/60/85 ⇒ 40/60/90

ユニット：ティア3

大丈夫、これで龍術師ヌヌが復活することはありません。一方、今回のバフで龍術師ラカンがトップ8を狙える構成に入ってくるかもしれませんね！

• ヌヌ＆ウィルンプ - 「丸かじり」ダメージ：350/500/800 ⇒ 350/500/925
• ラカン - 「華麗なる武装解除」シールド量：230/350/550 ⇒ 230/350/650
• セラフィーン - 「海のセレナーデ」通常攻撃時効果の魔法ダメージ：20/35/70 ⇒ 20/35/65
• サイラス - 「ペトリサイトバースト」シールド量：365/415/475 ⇒ 365/415/525

ユニット：ティア4

スウェインのバフ以外は、すべて★3に対する変更です。

• グレイブス - 「クイックドロー」攻撃力反映率：65/65/170% ⇒ 65/65/145%
• ヘカリム - 「スペクターズ・オンスロート」ダメージ：150/250/1000 ⇒ 150/250/1200
• ジェイス - 「マーキュリージャッジメント」基本ヒール量：150/210/375 ⇒ 150/210/550
• ジェイス - 「マーキュリージャッジメント」追加の範囲魔法ダメージ：125/175/500 ⇒ 125/175/650
• ニーラ - 「スリップストリーム」ダメージ：130/200/1000 ⇒ 130/200/700
• シ・オー・ユー - 「翡翠の構え」ダメージ軽減率：20/25/50% ⇒ 20/25/40%
• スウェイン - 「龍帝の指令」ダメージ：85/120/600 ⇒ 90/130/600
• ザヤ - 「フェザーズフライ！」呼び戻し時の羽根1枚あたりのダメージ：13/20/60 ⇒ 13/20/75

ユニット：ティア5

★3ティア5ができる試合が続くと、なぜかこの小型変更の項に書きたくなっちゃうんですよね。

• シヴァーナ - 「龍族の血統」着地時のダメージ：80/150/500 ⇒ 80/150/1500
• シヴァーナ - 「龍族の血統」スタン効果時間：1.25秒 ⇒ 1.25/1.25/10秒
• テラ - 「地震」物理ダメージ - 物理+魔法防御反映率：150/200/4000% ⇒ 150/200/2500%
• ゾーイ - スペルシーフ - ケイル「神権代行」増加物理/魔法防御：20/40/500 ⇒ 20/40/1000
• ゾーイ - スペルシーフ - ジャンナ「ハウリングゲイル」攻撃速度増加の効果時間：5 ⇒ 5/5/30

アイテム

今回のジ＝ロット ポータルの変更はアイテム仕様が把握しやすくなるだけでなく、装備者の攻撃射程に入りにくい（けれど4マス以内にいる）ユニットの挙動が不条理に感じられる問題も解決してくれるでしょう。

• ジ＝ロット ポータルのタウント範囲：4マス固定でなく、装備者の射程内にいる全ユニットをタウントするよう変更

ハイパーロール

• 戦闘準備（オーグメント） - 最大スタック数：4 ⇒ 3
• 戦闘準備 - スタックあたりの増加体力：40/60/80 ⇒ 35/50/70
• 戦闘準備 - スタックあたりの増加攻撃力/魔力：6/9/13 ⇒ 5/7/10

今パッチではモバイル版に友情を高める大型バフを実施！フレンドリストチャット機能が導入され、ダブルアップのパートナーとの準備や作戦会議が手軽になりました。

• モバイル版でフレンドリストチャットが可能になりました！

• ジャックス：ツールチップの誤字脱字を修正しました（英語）
• ザイラ：ユニット数が同じ列が複数ある時、ラウンドによって遠い/近いほうの列ばかりを選択していた挙動を修正し、ランダム選択としました
• ジェイス：初回スキル発動時に完全に空振りしても、防御ステータスを正しく獲得するように修正しました
• シヴァーナ：射程が2以上増加した状態でもスキル発動に失敗しないよう修正（敵が「フレイムブレス」の射程範囲内（約4マス）にいればスキルを発動）
• 前回パッチで「砲手の砲弾ダメージに天の祝福が適用されない」バグを修正しましたが、この修正がウィスパー砲手構成で問題を引き起こしていたため、以前の状態に戻しました…