チームファイト タクティクス パッチノート14.7
「インクボーン フェーブル」の最初のアップデートへようこそ!チャンピオン、特性、オーグメント、遭遇、ポータルなどに調整が行われます。また、ダミーが知性を持つセンチネルとなり、一部遭遇にかかる時間が短縮され、チーム構成の多様性が拡大します!さっそくプレイして、新たな戦術を見つけ出しましょう!
「インクボーン フェーブル」最初のフルパッチにようこそ!
今回の変更はチャンピオン、特性、オーグメント、ポータル、アイテム、遭遇と全方位ですが、その中でも特筆すべきは、「流浪のトレーナー」と「流浪の商人」の特大リワークでしょう。
なお、大半のバランス調整は今回のパッチで実装していますが、先週のミッドパッチアップデート(いくつかの重大バグを修正を目的としたBパッチ)でも一部オーグメントのバランス調整とミシックへのナーフを実施しているので、そちらも合わせてご確認ください。
さてさて私たちは、パッチ14.7でどんな変更と遭遇することになるのでしょうか…!
Rodger "Riot Prism" Caudill
ミッドパッチアップデート
4月4日(太平洋標準時)
特性
青ケイル(力の書)に対するバフはそもそも過剰気味でしたが、これが「ケイルを2列目に配置して敵後衛を攻撃させる」という新戦略と組み合わせられるようになったため、緊急対処を実施することにしました(対処しなければパッチ14.7がケイルの独壇場となってしまうため)。今回の変更により、ケイルのスキルはメインターゲットに命中したあと、少し間をおいて終了するようになります。この変更によりスキル効果の把握もこれまでより容易になるでしょう。また、「力の書」に軽めのナーフを実施していますが、それでも総合的にはパッチ14.6時点よりも強い状態となっています。
- ストーリーウィーバー:ケイルのスキルがメインターゲットに命中したあと、少し間をおいて終了するように変更
- ストーリーウィーバー - 力の書 - ダメージ増加量:20% ⇒ 15%
チャンピオン
パッチ14.7がリリースされた当時の時点で、既にバードは新構成の勢いに押されてメタから落ちているところでした。ここに基本攻撃速度のナーフが入り、さらに定番構成にも間接的な弱体化が重なったため、結果的にバードへのナーフは過剰になっていました。このため、このBパッチでは基本攻撃速度を元に戻しています。我らがLPの庇護者に、わずかばかりの祝福を!
逆にパッチ14.6の最終盤で突如頭角を現してきたのがヨネでした。アンブラル特性のダブルキャリー構成ではなく、ヨネ単体のソロキャリー構成を組んだのが躍進の理由だったようです。今回のパッチでは、スキルの回転速度と、バーストダメージを吸収していたシールド量の両方にナーフを実施しています。今後はよく狙ってユニットを配置すれば、対処も可能になるでしょう(ヒント:味方キャリーを早い段階でヨネにぶつけ、ヨネが巨人の誓いスタックを溜めきる前に倒しましょう)。
- バード - 攻撃速度:0.75 ⇒ 0.8
- ヨネ - マナ(ナーフ):0/60 ⇒ 10/70
- ヨネ - スキルのシールド:魔力の280/340/400% ⇒ 魔力の250/300/350%
オーグメント
恐怖の双子+磁器は元々それなりに強力な構成でしたが、パッチ14.7ではラックスに待望のバフが入りました。しかし、当のラックスはこのオーグメント以外では有効な構成がなかったため、結果的に「恐怖の双子をバランス調整すると、恐怖の双子なしのラックスは用無しになる」という状況を作り出すことになっていました。そのため今回、恐怖の双子を本セット期間終了までは無効化することとしました。なお、将来的には復活する予定です。しかし恐怖の双子系構成には、毎回アムムが入っていますね。だから彼には友達がいないんでしょうか…?
- 売り尽くしセール!:再有効化
- 幸運のおてて(コブコ) - スキルダメージ:300% ⇒ 250%
- 恐怖の双子 I & II:無効化
バグ修正
- コグ=マウの射程距離+1に必要なスキル発動回数が、仕様通り3回になるよう修正(修正前は2回)
- ケイルのスキル発動ビジュアルの終了タイミングが早かった点を修正
パッチハイライト
shop.riotgames.comのサポート終了
2024年4月9日をもって、ライアットのオンラインショッピングサイトであるshop.riotgames.comのサポートを終了します。これに伴い、同サイト上では一切の購入ができなくなります。コードの引き換えは引き続き行えますが、今後はウェブサイトではなく、クライアントを利用することをおすすめします。
DX9のサポート終了
ゲームの安定性とパフォーマンスを維持するため、大多数のプレイヤーに利用されていない古いハードウェアやソフトウェアへの対応を終了させる必要があります。そのため、今後数パッチのいずれかのタイミングで、リーグ・オブ・レジェンドおよびチームファイト タクティクスにおいて、DirectX 9を手動で選択する機能が削除される予定です。現在もDirectX 9を利用している場合、このサポートが削除された時点で、ゲーム内でこのオプションが自動的に無効になります。ハードウェアの互換性の問題でDirectX 9を利用している場合は、今後もプレイし続けられるように、できる限り早くデバイスをアップグレードすることを推奨します。
現時点ではパッチ14.9でDirectX 9のサポートを終了する予定ですが、変更があった場合はパッチノート内でお伝えします。
DirectXを最新バージョンにアップデートする方法や、DirectXに関するトラブルシューティングの情報については、公式のサポート記事をご覧ください。
システム
遭遇
頻度が高すぎる/時間がかかりすぎる遭遇を対象に、利便性向上を目的とした調整を実施しました。また、エイトロックスやタム・ケンチの遭遇(ゴールド、素材アイテムの金床、プレイヤー体力の択一式)については、状況に応じた意思決定を促すために数値を調整しています。この他にはいくつかの遭遇──ティーモの勝敗予想、アルーンのユニットコスト別バフ、そしてセトのタクティシャンのサイズ上昇量(!)──の試合影響度を若干低下させました。
- 遭遇の発生率引き下げ:セトのタクティシャン巨大化、バードの開幕レベルアップ、リリアのオーグメントタイミングランダム化、チョ=ガスのショップスロット交換、ラカンの混乱回復装置
- ドラフトラウンド系遭遇(セト/シヴィア/トリスターナなど)の所要時間を短縮
- エイトロックス - ゴールド/経験値/体力の選択 - ゴールド:10ゴールド ⇒ 8ゴールド
- アルーン - ユニットコスト別バフ - 2コスト:体力200、攻撃速度20% ⇒ 体力180、攻撃速度18%
- アルーン - ユニットコスト別バフ - 4コスト:体力100、攻撃速度10% ⇒ 体力120、攻撃速度12%
- イレリア - ドラフトラウンドの全プレイヤー開放前のディレイ:6.75秒 ⇒ 9秒
- タム・ケンチ - 素材アイテムの金床/ゴールドの選択 - ゴールド:10ゴールド ⇒ 8ゴールド
- ティーモ - 勝敗予測の勝利的中報酬:14ゴールド ⇒ 10ゴールド
- ウーコン - レディアントアイテム6個:出現アイテムの選択肢から悪党のグローブを削除
- セトのスクワット(リトルレジェンドが大きくなる) - サイズ上昇量:1.4 ⇒ 0.7
ポータル
世はまさに、大センチネル時代!
センチネルは感覚を有し、「サポート」力万全だったり「マルチタレント」だったりする存在です。好きなものは海辺の散歩、射程が伸びるスナイパーの紋章、そしてシールドが何かと便利なソラリのロケット。ソロ前衛としてマーターズ ヴァーチュの強化回復発動係を務めるのは好きではありませんが、必要であれば役目はこなしてくれます。
- 「流浪のトレーナー」を「師範センチネル」に名称変更
- 「流浪の商人」を「商人センチネル」に名称変更
- 「師範センチネル」、「商人センチネル」がダミーの代わりに自律的に動くセンチネルを付与するように変更。センチネルはサポートアイテムや紋章を装備しており、自らもその効果を受ける
- センチネルはダミーよりも若干強く、日頃から同列扱いされたくないと思っている。移動、通常攻撃、そして対象に魔法ダメージを与えるスキル(「センチネルの打撃」)の発動が可能。またダミーと同様、試合が進行するにつれて★レベルが上昇していく
- 「師範センチネル」ポータルで出現するオーグメントの選択肢に「流浪のトレーナー」を追加
- 「師範センチネル」/「商人センチネル」ポータルで出現するオーグメントの選択肢に「守るべきもの」を追加
戦利品
インクボーン フェーブルのリリース前に、戦利品オーブの出現仕様が刷新されたことは記憶に新しいでしょう。この時に追加されたプリズムオーブは、「戦利品の価値レベルを全員平等にする」ための施策でした。改めて記しておくと、現在はあなたがゴールド/プリズムの戦利品オーブを入手するとき、他の7人もまた同レベルの戦利品を獲得するようになっています。具体的な内容は違っても、同水準のものを入手するわけです。そして、新システムに移行してから2パッチ期間が経ち、プリズムオーブの中でも「マスターワーク アップグレード」が他の戦利品よりも強力であることが判明してきました。このため本パッチでは、まずステージ2では出現選択肢から同アイテムを削除し、さらにステージ3/4(アイテムの影響力が若干下がる時間帯)では「マスターワーク アップグレード」と同時に出現していた5ゴールドを削除しました。
- ステージ2 - プリズムオーブ:「マスターワーク アップグレード」が出現しないように変更
- ステージ2 - プリズムオーブ:素材アイテムの金床2個 + 3ゴールド ⇒ 素材アイテムの金床2個 + 4ゴールド
- ステージ3/4 - プリズムオーブ:マスターワーク アップグレード + 5ゴールド ⇒ マスターワーク アップグレード
大型変更
この項の変更がメタに与える影響くらい、大きな、大きな変更です。
特性
墨影特性は一部の構成で補佐的に活用されているものの、墨影を主軸とした多人数構成は活躍できていません。これは各専用アイテムが総合的に弱い状態にあることも一因ですが、墨影チャンピオンたちを特定ステータスに極振りすることが弱点になっている側面もあります。本パッチでは、その両要因にバフを実施していますが、後述するカイ=サへのバフもまた特性への強力な後押しとなるでしょう。さて、墨影を主軸とした多人数構成はこれで栄華を極めることになるのでしょうか…?次回(次の試合)、ぜひその目でご覧ください!
インクボーン フェーブルのリリースパッチは、ケイルの自由設計というよりも、「赤」ケイルの自由設計という趣でした。そこで本パッチではグッと赤味を押さえ、「構成」作家の皆さんがクレバーな自由設計を楽しむ余地を創出しました。この他には、ストーリーウィーバー(5/7)の性能も若干ナーフしていますが、影響が出るのはステージ4のみでしょう。
- フォーチュン(7) - 幸運ボーナス:30 ⇒ 25
- フォーチュン(7):オーブ内容物の価値を下方修正
- ゴースト - 亡霊ごとの追加ダメージ:5/12/20/35% ⇒ 5/10/16/32%
- ヘブンリー - ウーコン - 増加攻撃速度:12% ⇒ 10%
- ヘブンリー - 紋章 - オムニヴァンプ:3% ⇒ 6%
- 墨影 - 追加ダメージ/ダメージ軽減効果:5/10/10% ⇒ 5/10/20%
- 墨影 - 爆撃の刺青 - 基本攻撃力&攻撃速度:20% ⇒ 25%
- 墨影 - 力の刺青 - 基本物理防御&魔法防御:30 ⇒ 35
- 墨影 - 怒りの刺青 - 基本攻撃速度:25% ⇒ 30%
- 墨影 - 毒の刺青 - 毒ダメージ:33% ⇒ 44%
- 墨影 - 胆力の刺青 - 最大体力割合回復&追加魔法ダメージ:2.5% ⇒ 3%
- ストーリーウィーバー - 力の巻物:ケイルのスキル横幅を広げる効果に加え、スキルダメージを50%増加させる効果を追加
- ストーリーウィーバー - 力の書 - ダメージ増加量:10% ⇒ 20%
- ストーリーウィーバー - 加速のタリスマン - 攻撃速度:15% ⇒ 12%
- ストーリーウィーバー - 救援のタリスマン - 分解/細断:30% ⇒ 20%
- ストーリーウィーバー(3) - ケイル - 通常攻撃時効果の魔法ダメージ:魔力の20% ⇒ 魔力の18%
- ストーリーウィーバー(3) - ケイル - スキル発動ダメージ:魔力の150% ⇒ 魔力の140%
- ストーリーウィーバー(5) - ケイル - チャンピオンの★レベルごとの魔力増加量:5/7.5/12/15/17.5 ⇒ 5/7.5/10/15/17.5
- ストーリーウィーバー(7) - ケイル - チャンピオンの★レベルごとの魔力増加量:10/10/12/15/17.5 ⇒ 10/10/10/15/17.5
ユニット:ティア1
このパッチでバフが入ると聞いたら、コブコはきっと大喜びですよ!しかも親友たちもバフされているなんて、きっと我が世の春という感じですね。
定番リロール構成を確立しているコグ=マウとヤスオの両名にナーフ。1コストリロールとしての上限を超えない強さに留まってもらいました。この他、シヴィアのスキル効果時間にもナーフを実施。スキルを活かしてリロールキャリーを務めていたことも理由のひとつですが、これは攻撃速度が特に重要だった「とある」後衛チャンピオン(…バード…ゴホンゴホン)や今回バフされた4コストキャリーたちと組み合わされることが多かったためでもあります。
- コブコ - スキルダメージ:体力の10% ⇒ 体力の15%
- コグ=マウ - 射程距離1+に必要なスキル発動回数: 2 ⇒ 3
- カ=ジックス - スキルの攻撃力反映率:310% ⇒ 340%
- シヴィア - スキル効果時間:8秒 ⇒ 6秒
- ヤスオ - スキルのシールド量:175/200/250 + 物理防御&魔法防御の100/110/125% ⇒ 175/200/250 + 物理防御&魔法防御の50/60/75%
ユニット:ティア2
基本的には活躍度最下位レベルの2コストユニットにバフを実施していますが、とあるユニットだけは例外的にナーフしています。その例外とは、★★★になった瞬間から静かに(かつストイックに)スーパータンクに変身していたシェンです。このため本パッチでは、彼のダメージ軽減量にナーフを実施しているのですが、合わせてマナロック(スキル発動後にマナを獲得できなくなる時間)も削除しました。これでヒーローオーグメント「エーテルブレード」の使い勝手も向上するでしょう。なお今回のマナロック削除は、主に「エーテルブレード」取得時のビルド──攻撃速度を上昇させてスキルの再発動を加速するビルド──にのみ影響します。
- キンドレッド - スキルダメージ:魔力の115/175/260% ⇒ 魔力の125/185/285%
- キンドレッド - スキルのサブ対象へのダメージ:魔力の65/100/155% ⇒ 魔力の70/105/165%
- ラックス - スキルダメージ:魔力の210/315/480% ⇒ 魔力の225/340/525%
- キヤナ - スキルの攻撃力反映率:攻撃力の135% ⇒ 攻撃力の150%
- シェン - 自身の被ダメージ軽減量:魔力の40/50/90% ⇒ 魔力の40/50/70%
- シェン:スキルの強化通常攻撃3回を使い切った場合、スキル効果時間の終了を待たずにマナロックが解除されるように変更
ユニット:ティア3
え、攻撃速度を0.05下げただけ?…どうやら私の苦手な数学の話をする時が来てしまったようです。額面通りに見れば、確かに攻撃速度-0.05はバードのダメージを約6.25%低下させるナーフです。しかし攻撃速度の計算方法を考慮するとこの影響はずっと大きなものになってきます。バードの基本攻撃速度の低下とは、攻撃速度の乗法的な上昇(親友のシヴィアやアイテムなど)を鈍化し、さらにお気に入りアイテム(グインソー レイジブレード)のスタック獲得速度も鈍化する変更なのです。要するに、数値はわずかでも効果は抜群のナーフということですね。
- バード - 攻撃速度:0.8 ⇒ 0.75
- ダイアナ - マナ:70/120 ⇒ 50/100
- ソラカ - スキルダメージ:魔力の220/330/510% ⇒ 魔力の230/345/550%
- ソラカ - スキルのサブ対象へのダメージ:魔力の110/165/255% ⇒ 魔力の120/180/290%
- スレッシュ - 運命の祝福:増加物理防御&魔法防御:20 ⇒ 18
- スレッシュ - 共有する物理防御&魔法防御の割合:30/30/35% ⇒ 15/15/20%
- トリスターナ - スキルの攻撃力増加量:45/45/50% ⇒ 50/50/60%
ユニット:ティア4
ファスト9(レベル9直行)戦略がレベル8でリロールを重ねる戦略よりも明らかに強い理由のひとつには、4コストと5コストの戦力差がありました。そこで本パッチでは、若干不遇状態だった4コストキャリーたちにバフを加え、さらに次の項で特に強力だった5コストチャンピオンたちにナーフを実施しています。これでレベル8に留まって目当ての4コストを狙う戦略の有用性も上昇するでしょう。とはいえ最終的には、必要なリソースも背負うリスクも増えるファスト9戦略のほうが強力であることは変わりません(これは開発意図通りでもあります)。
- アッシュ - 攻撃力:65 ⇒ 70
- カイ=サ - 攻撃力:70 ⇒ 75
- モルガナ - スキルダメージ:魔力の250/375/1600% ⇒ 魔力の265/400/1600%
ユニット:ティア5
特性の項で紹介したとおり、ウーコンはヘブンリーボーナスにナーフを受けています。特性の発動難易度が低いことを踏まえると、5コストユニットとしての戦力が直接的にナーフされたと捉えてもよいでしょう。
- フェイ - スキルダメージ:魔力の200/300/2000% ⇒ 魔力の180/270/2000%
- フェイ - スキル終了時の回復量:魔力の100/150/1000% ⇒ 魔力の80/120/1000%
- ザヤ - 攻撃力:80 ⇒ 85
オーグメント
まずは無効化されるオーグメントから。「代償」(プリズム)は当初のプレイデータ上で優れた成績を示す強力なオーグメントでしたが、メタとプレイヤーの習熟度が深まるにつれて、一気に成績が低迷していきました。しかし、成績の低迷を確認する前の時点ではナーフを検討しており、しかもそれがローカライズ/翻訳ボリュームの大きい(長い時間的猶予が必要な)内容であったため、判断を翻した時には変更内容を変更できない状態になっていました。このままリリースすれば、過剰にナーフされた状態でリリースされてしまうため、今回は本パッチ限定でオーグメントを無効化することにしました。このオーグメントが持つリスク/リターン型プレイスタイル自体は非常に良いものだと考えているので、次パッチでの復活に向けてしっかり取り組んでいきます。
ヒーローオーグメント(低コストチャンピオンを大幅に強化するオーグメント)は序盤戦で入手できた時に強さを発揮します。これは獲得した直後の戦力アップが大きいだけでなく、「ヒーロー」の★レベルアップや理想アイテムを狙う時間が長く取れるためです。しかし、この種のオーグメントはプレイしていて楽しく、しかもまったく新しいプレイスタイルを生み出すものなので、今回はステージ3-2で出現する+バージョンも新たに追加しました。これであれば、試合が進行してから取得してもそれほど大きな不利を背負わずに済むでしょう。
- ドロップブロッサム!:+バージョンを新規追加。ステージ3-2で出現し、★★ニーコ1体を付与する
- エーテルブレード:+バージョンを新規追加。ステージ3-2で出現し、★★シェン1体を付与する
- 売り尽くしセール!:再有効化(PBEでは有効だった)
- 極上ヴィンテージ:PvEラウンドをカウントに含めないように変更
- 真夜中のサイフォン:+バージョンを新規追加。ステージ3-2で出現し、★★ヨリック1体を付与する
- 真夜中のサイフォン - スキルの追加ダメージ - 最大体力反映率:20% ⇒ 25%
- 代償:無効化
- ふたつでひとつ:ステージ2-1では出現せず、ステージ3-2で出現するように変更
アイテム
フェイ/モルガナとモレロノミコン、ガリオ/ヤスオとガーゴイル ストーンプレート(在庫あるだけ持ってきて!)など、一部のアイテムはユニット単体へのナーフでは解決できないほど特定チャンピオンを強化しすぎていました。
- ガーゴイル ストーンプレート - 基本物理防御&魔法防御:35 ⇒ 30
- ヘクステック ガンブレード - オムニヴァンプ:22% ⇒ 20%
- アイオニック スパーク - 体力:200 ⇒ 150
- モレロノミコン - 攻撃速度:15% ⇒ 10%
- ステラックの篭手 - 発動時の体力増加量:20% ⇒ 25%
サポートアイテム
「極上ヴィンテージ」オーグメントとジ=ロット ポータルのヴォイドスポーン、ヘブンリー特性を組み合わせた大人気かつニッチな構成が、瞬く間に最強構成の一角まで登りつめたことは多くの方がご存知の通りです。そもそもジ=ロット ポータルは、サポートアイテム複数個で強化せずともサポートアイテム屈指の安定感を誇るアイテムでした。そこにヴォイドスポーンの強力なステータスとヘブンリーのリロールによる強化が重なったことで、ヴォイドスポーンはゲームバランスのより大きな脅威となってしまっていました。そこで本パッチでは、ヴォイドスポーンの各種ステータスに待望のバランス調整を実施。コンバージェンスの秩序回復に努めました。
- イージスの盾 - 攻撃速度:30% ⇒ 25%
- ジ=ロット ポータル - ヴォイドスポーン - 攻撃速度:0.8 ⇒ 0.75
- ジ=ロット ポータル - ヴォイドスポーン - 物理防御&魔法防御:20 ⇒ 30
- ジ=ロット ポータル - ヴォイドスポーン:攻撃力がステージに応じて増加する要素を削除、★レベルでのみ上昇するように
- ジ=ロット ポータル - ヴォイドスポーン:ステージ4で★★(変更なし)、ステージ5以降で★★★になるよう変更
- ジ=ロット ポータル - ヴォイドスポーン - ステージごとの攻撃力合計:80/80/173/225 ⇒ 80/80/120/180
レディアントアイテム
- コヴェイラント スパーク - 体力:400 ⇒ 350
- コヴェイラント スパーク - スキル使用者へのダメージ:マナの250% ⇒ マナの200%
- 残火の赤紋章 - 燃焼ダメージ:体力の3% ⇒ 体力の2%
- ドヴァーラパーラ ストーンプレート - 装備者を攻撃対象としている敵1体あたりの物理防御&魔法防御:20 ⇒ 15
- ドヴァーラパーラ ストーンプレート - 回復効果の最大体力割合:2% ⇒ 1.5%
- フィスト オブ フェアネス - 攻撃力&魔力:50 ⇒ 60
- フィスト オブ フェアネス - クリティカル率:20% ⇒ 40%
- 巨人の遺産 - 基本ダメージ軽減率:12% ⇒ 16%
- 巨人の遺産 - 体力が40%を超えている場合のダメージ軽減率:24% ⇒ 30%
- ヒカリノミコン - 燃焼ダメージ:体力の3% ⇒ 体力の2%
- ヒラナの矛 - 攻撃力&魔力:45 ⇒ 50
- ヒラナの矛 - マナ:15 ⇒ 20
- ステラックの大盾 - 発動時の体力増加量:30% ⇒ 40%
- ステラックの大盾 - 発動時の攻撃力増加量 55% ⇒ 60%
小型変更
この項の変更がメタに与える影響くらい、小さな、小さな変更です。
特性
- アルトゥリスト - 物理防御&魔法防御:10/25/45 ⇒ 10/20/40
- アルカニスト - アルカニストユニットの増加魔力:20/45/80/125 ⇒ 20/50/85/125
- アーティスト:イースターエッグを見つけやすくなるように
- リーパー(4) - 出血ダメージ:50% ⇒ 45%
ユニット:おすすめアイテム
下記チャンピオンのおすすめアイテムを変更しました。なお、こうした変更はプレイヤーの皆さんが相性の良いアイテムを理解する助けになるだけではなく、システム的な挙動(ラッキーグローブなど)の精度を改善する意味もあります。
- アフェリオス:攻撃力キャスター ⇒ 攻撃力キャリー
- アジール:魔力キャスター ⇒ 魔力キャスター(マナコスト高)
- フェイ:魔力キャスター ⇒ 魔力キャスター(マナコスト高)
- ジャンナ:魔力キャスター ⇒ 魔力キャスター(マナコスト高)
- キンドレッド:魔力キャリー ⇒ 魔力キャスター
- コグ=マウ:魔力キャリー ⇒ 魔力キャスター
- リサンドラ:魔力キャスター ⇒ 魔力キャスター(マナコスト高)
- ラックス:魔力キャスター ⇒ 魔力キャスター(マナコスト高)
- ヨネ:攻撃力キャリー ⇒ 攻撃力ファイター
- ザイラ:魔力キャスター ⇒ 魔力キャスター(マナコスト高)
モード
ハイパーロール
モードの構造に関していくつか変更を加え、終盤戦重視傾向を若干軽減しました。
- ステージ7-3に新たに戦闘ラウンドを追加
- ステージ7でのゴールド:15/8 ⇒ 15/7/7
- ステージ8でのゴールド:19/11/11 ⇒ 15/7/7
- ステージ9以降でのゴールド:14/11/11 ⇒ 15/7/7
バグ修正
- ちび HEARTSTEEL セトの挑発エモートを遠慮なしバージョンに変更
- 複数のアリーナで、アイテム置き場のマスが意図した場所からズレた位置になっていた問題を修正
- ブラックホールアリーナで、敵サイドの右側角に配置されたユニットの表示がかくついていた問題を修正
- メガファン スプライトのVFXが正しく表示されるように修正
- ミシックのスタックカウンターが戦闘中に表示されないように修正
- ミシックのスタックカウンターが上限に達しても消えないように修正
- アムムのスキルのツールチップをより簡潔な表現に変更
- 「混沌への呼び声」のツールチップのうち、ジークの使者またはソラリのロケットを装備したダミーに関する表現を修正(ダミーは各アイテムを2個装備していることを明記)
- 「ゴールドのサブスク」がスタンダード/ダブルアップの両方で毎ステージゴールドを付与することをツールチップに明記
- タクティシャンの王冠を装備したユニットを複数体ボードに配置してアウェーボードの戦闘に入ると、一部ユニットの特性が失われることがあったバグを修正
- フェイト特性のペアの一方が倒されると、絆のオーラも消えるように修正
- クイックシルバーがゼファーをブロックしないように修正
- ストーリーウィーバー(5)で、力の書の増加ダメージが正しく動作するように修正
- フォーチュン特性で十分な「幸運」を所持している場合、最上位ティアの報酬が正しく出現するように修正
- 「クラウンガードの守り」がクラウンガードの効果を正しく上昇させるように修正
- ハイパーロールモードで、「スカトルパドル」および「カニレイブポータル」がステージ10のリフトヘラルドラウンドを正しく置き換えるように修正
- 「沸点」オーグメントの出現条件を修正(龍王特性ではなく磁器特性が有効な場合に出現する)
- 「瞬身護法」の説明文を修正(固有特性以外の発動中特性を対象とする旨を明記)
- 「伝説の幕開け」オーグメントの出現条件を修正(2体以上のミシックユニットがボードに出ている時ではなく、ミシック特性が発動している場合に出現する)
- 「ラッキーな流れ弾」の説明文を修正、シヴィアとティーモを1体ずつ付与すると明記
- リサンドラがティバーズをティーポットに浸した後、ティバーズがアニーとなり、もうひとりのアニーの肩に乗らないように修正
- 「叩きつけ」オーグメントを取得したプレイヤーの選択肢に「極上ヴィンテージ」が出現しないように修正
- 「幸運の木」に関するいくつかの問題を修正
- ボリベアがスキル発動後に攻撃対象を変えないように修正(これまでは射程内の別の敵をランダムに追っていた)
- ケイルがステージ6以降で追加ステータスを正しく獲得するように修正
- 「固い団結」のVFXが、戦闘フェーズではなく戦闘準備フェーズに表示されるように修正
- ストーリーウィーバーのオーグメントが正しく選択肢に出現するように修正(2体以上のストーリーウィーバーユニットがボードに出ている時ではなく、ストーリーウィーバー特性が発動している場合に出現する)
- 「庇護者の選択」を後半に取得した場合に、それ以前の報酬を正しく付与するように修正
- ザヤのスキルが、トリックショット特性発動中でも跳ね返らないことがあった問題を修正