役割のリニューアルとアイテムの変更
役割のリニューアル
K.O. コロシアムの登場に合わせてユニットの役割を見直し、進化させます。
要約:ユニットがマナを獲得する方法を役割に応じて変化させます。
この狙いは、近接キャリーや、さまざまなタイプのアルティメットや通常攻撃を持つユニークで面白みのあるユニットを増やし、全体としてより面白いゲームデザインを可能にする、バランスの良いシステムを作り出すことです。これによってTFTのプレイがこれまでと大きく変わることはありませんが、範囲ダメージが敵のキャリーに追加のマナを与えてしまうといった、細かい問題が解決されるはずです。
まず最初に、「役割」とは何かを振り返っておきましょう。攻撃力や攻撃速度などの詳細をチェックするためにユニットを右クリックすると、そのユニットのおすすめアイテムを示すために、そのユニットの現在の役割が表示されていることに気付くでしょう。
ただし、一つのユニットで何でもできるわけではありません。ゲーム内でそれぞれにふさわしい役割があるべきです今後は、そのユニットが担うべき働きに応じて役割が定義されるようになり、役割がおすすめアイテムを決める以上の意味を持つようになります。この新たなシステムによって、何よりも近接キャリーを登場させることが可能になるので、「K.O. コロシアム」ではぜひ注目していてください!それでは早速、変更内容をご紹介します。
TFTのすべてのユニットに役割が設定され、これは2つの要素で決定されます。1つ目はダメージタイプです。これによって、ユニットがダメージを与える方法と持たせるべきアイテムのタイプが、ひと目でわかります。
以下の3つのダメージタイプが存在します。
- 攻撃力:攻撃系ステータスで「攻撃力」から主に恩恵を受ける。/li>
- 魔法ダメージ:攻撃系ステータスで「魔力」から主に恩恵を受ける。
- ハイブリッド:攻撃系ステータスで「攻撃力」と「スキルダメージ」の両方から恩恵を受ける。
- タンク:チームのためにダメージを受け止める近接チャンピオン
- 通常攻撃ごとに5マナを獲得
- ダメージを受けることでマナを獲得
- 対象指定されやすい
ここではムンドがタンクとしてダメージを受け止めて、マナを獲得しています。
- ファイター:近接チャンピオンで耐久力が高く、前列でダメージを与える
- 通常攻撃ごとに10マナを獲得
- オムニヴァンプ10%を持つ
- アサシン:近接チャンピオンで耐久力が低いか、機動力が高いダメージディーラー
- 通常攻撃ごとに10マナを獲得
- 対象指定されにくい
- マークスマン:遠隔チャンピオンで主に通常攻撃でダメージを与える
- 通常攻撃ごとに10マナを獲得
ここではアッシュがマークスマン、ヤスオがアサシン、ナフィーリがファイターとして表示されています。
キャスター:遠隔チャンピオンで主にスキルでダメージを与える
通常攻撃ごとに7マナを獲得
毎秒2マナを獲得
ここではルシアンがキャスターとして表示されています。
スペシャリスト:特殊なチャンピオン(「Arcaneの世界へ」のビクターなど)
独特な方法でリソースを獲得する
ケイルはスペシャリストであり、マナを持っていません!
これらのダメージタイプとチーム内における役割の組み合わせで、TFTには18種類の役割が存在することになります。ただし、ご心配なく。すべてを覚える必要はなく、役割はユニットをクリックすればいつでも確認できます。ユニットがマナを獲得する方法が変更されますが、「役割のリニューアル」であなたのプレイスタイルに影響が出ることはほとんどないでしょう。相変わらずタンクを前線に配置して敵のスキルを受け止め、後衛のキャスターとマークスマンがダメージを与えることになります。すべてのセットに、ハイブリッドやスペシャリストと言った、すべての役割が用意される訳ではない点に注意してください。
役割の変更で最も注目すべきはマナの変更です。通常攻撃ごとに基本の10マナを獲得して、すべてのユニットがダメージを受けることでマナを獲得するという以前のシステムを廃止した理由は複数存在します。過去のセットでは、オムニヴァンプが高い近接ファイターがスキルを連発して1v9の状況を生き延びてしまうことがありました。また、以前のシステムでは範囲ダメージが敵の後衛のマナを増やしてしまうため、逆効果になっていると感じることがありました。さらに、タンクはマナプールが大きいことから、マナ自動回復のステータスが無意味に感じられていました。そして、マナ獲得量が上昇することから、タンク以外のすべてのユニットで攻撃速度が最も有益なステータスになっていました。一部のキャスターにとっては、「レッドバフ」が「モレロノミコン」よりも有益なアイテムになるというのは直感的ではありません。
今回の変更の目標は、ユニットが自然にマナを獲得する方法を維持しつつ、チャンピオンがやるべきことをやることで、マナを報酬として獲得できるようにすることでした。「K.O. コロシアム」では、以前と同じような感覚で役割に応じてチャンピオンをプレイしていても、直感的で自然に感じられるはずですが、その一方で私たちはアイテムをアップデートして、これ以降のセットでさらに幅広く、面白いゲームデザインをTFTにもたらす可能性が開けます。アイテムと言えば、そのアップデートないようについてもお話しします!
アイテムの変更
数ヵ月前にプレイしていたなら(別にプレイしていなくても責めたりはしませんのでご安心ください)、アイテムのアップデートが行われていたことを知っているでしょう。おさらいしておきますか?その場合はこちらをご覧ください。
役割のリニューアルとチャンピオンのマナ獲得方法のアップデートに合わせて、さらなるアイテムにアップデートを行います!
要約
戦闘ごとに1回、一定の体力になった際に発動する効果は「ライフライン」と呼ばれるようになります。これによって、これらの効果がひとつのカテゴリーで総称できるようになり、ツールチップがシンプルになって、ひと目で分かりやすくなります。
以前は「マナ」を付与していたアイテムのほとんどが、「マナ自動回復」を付与するようになります。役割のリニューアルを行うにあたり、マナ自動回復の方がバランスの取れたステータスとなります。「戦闘開始時のマナ」は最初のスキルの使用を早めるだけで、それ以外にメリットがないことから、バランスが悪い、違和感のあるステータスとなっていました。
素材から作成するアイテムが「重複不可」ではなくなります。重複不可アイテムはプレイヤーから見ると分かりにくく、素材アイテムを複数所有した際に直感的に感じられない、おかしな状況が生まれていました。今後は、同じアイテムを複数積むことが可能になります。それが最適かどうかは別ですが、少なくともそれを行うことは可能になります
アイテム
女神の涙
マナ:+15 >>> 0
マナ自動回復:0 >>> +1
ショウジンの矛
マナ:+15 >>> 0
マナ自動回復:0 >>> +1
ブルーバフ(リワーク):「ブルーバフ」は以前からTFTのチャンピオンのゲームデザインの幅を制約する存在となっていたので、変更を行いました。「ワーモグ アーマー」や「デスブレード」、「ラバドン デスキャップ」などと同様に、「女神の涙」2個のアイテムは「マナ生成アイテム」と呼ばれるようになります。
重複不可属性を削除しました。
マナ自動回復:+5
攻撃力:+15
魔力:+15
こちらはサイバーシティの旧ブルーバフとショウジンの矛をK.O. コロシアムの新バージョンと比較した動画です:
- アークエンジェル スタッフ
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +1
- ハンド オブ ジャスティス
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +1
- モレロノミコン:キャスターが攻撃速度アイテムからは恩恵を受けにくく、マナ自動回復アイテムから大きな恩恵を受けられるようにします。これによって、「女神の涙」なしでマナ自動回復アイテムを作成可能になります。
- 攻撃速度:+10 >>> 0
- 魔力:+25 >>> +20
- マナ自動回復:0 >>> +2
- アダプティブ ヘルム(リワーク):
- マナ自動回復:+2
- 魔法防御:+20
- あらゆるソースから獲得するマナが15%増加する。装備者は役割に応じてボーナスを獲得する。
- タンク/ファイター:物理防御と魔法防御が35増加する。
- その他の役割:攻撃力と魔力が15増加する。
- プロテクターの誓い(リワーク):
- マナ自動回復:+1
- 物理防御:+25
- 魔法防御:+25
- 戦闘開始時:20マナを獲得する。
- ライフライン:体力が40%になると20マナを獲得し、最大体力の20%にあたる耐久値のシールドを獲得する。
- ジャイアント スレイヤー(リワーク):以前からタンクへの追加ダメージを持たせることが「ジャイアント スレイヤー」の狙いでしたが、今後はそれをシステムで行えるようになりました。
- 攻撃力:+25 >>> +20%
- 魔力:+25 >>> +20%
- 攻撃速度:+25 >>> +20%
- ダメージ増加:5% >> +10%
- タンクに対して追加で15%のダメージ増加効果を獲得する。
- ナッシャー トゥース:
- 魔力:+10 >>> +20
- 発動時の攻撃速度:+60% >>> +30%
- マナ自動回復:0 >>> +2
- ナイト エッジ
- 重複不可属性を削除しました。
- 攻撃速度:0 >>> +15%
- 魔力:0 >>> +10
- 物理防御:+10 >>> 0
- ライフライン:体力が60%になると、少しの間、対象指定不可状態になり、ステータス弱化効果を除去する。
- 巨人の誓い
- 最大時の増加耐久力:20 >>> 15
- スタックが最大になると、戦闘終了まで行動妨害効果を受けなくなる。
- ヘクステック ガンブレード
- マナ自動回復:0 >>> +1
レディアントアイテム
- レディアント ショウジンの矛
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +2
- レディアント アークエンジェル スタッフ
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +2
- レディアント ハンド オブ ジャスティス
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +2
- レディアント モレロノミコン
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +4
- レディアント アダプティブ ヘルム
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +5
- 魔法防御:+25
- あらゆるソースから獲得するマナが40%増加する。装備者は役割に応じてボーナスを獲得する。
- タンク/ファイター:物理防御と魔法防御が60増加する。
- その他の役割:攻撃力と魔力が30増加する。
- レディアント プロテクターの誓い
- マナ:+30 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +3
- 物理防御:+50
- 魔法防御:+50
- 戦闘開始時:30マナを獲得する。
- ライフライン:体力が40%になると40マナを獲得し、最大体力の45%にあたる耐久値のシールドを獲得する。
- レディアント ブルーバフ
- マナ:+30 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +10
- 攻撃力:+60
- 魔力:+60
- レディアント スピリット ビサージュ
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +2
- レディアント ジャイアント スレイヤー
- 攻撃力:+50
- 魔力:+50
- 攻撃速度:+20%
- ダメージ増加:+20
- 追加ダメージ増加:+20%
- タンクに対して追加で25%のダメージ増加効果を獲得する。
- レディアント ナッシャー トゥース
- 魔力:+30
- 基本攻撃速度:+20%
- 発動時の攻撃速度:+75
- マナ自動回復:+3
- レディアント ナイト エッジ
- 重複不可属性を削除しました。
- 攻撃速度:+40%
- 攻撃力:+25
- 魔力:+30
- 物理防御:+10 >>> 0
- ライフライン:体力が60%になると、少しの間、対象指定不可状態になり、ステータス弱化効果を除去する。
- レディアント 巨人の誓い
- 最大時の増加耐久力:50 >>> 40
- スタックが最大になると、戦闘終了まで行動妨害効果を受けなくなる。
アーティファクト
NEW
- ドーンコア
- 魔力:+15
- 攻撃力:+15
- 戦闘開始時のマナ:15
- マナ自動回復:+5
- 装備者の最大マナが10低下する。これ以降にスキルを使用するたびに最大マナが10%低下する。最小15まで。
CHANGED
- 枯死の宝石
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +2
- デスファイア グラスプ
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +2
- ホライゾン フォーカス
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +2
- 心身統御のペンダント
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +2
- マナザネ
- マナ:+15 >>> 0
- マナ自動回復:0 >>> +2
これらすべては7月30日にTFT 15.1で「K.O. コロシアム」に合わせてリリースされます。リリースされた際にこれらをチェックするのはもちろんですが、あなたのトーナメント編を開始する前にウォームアップしておきたいなら、こちらで最新のDev Dropをご覧いただくか、「サイバーシティ」で学んだことやゲームプレイの概要などの他の記事もご覧ください。