チームファイト タクティクス パッチノート14.7 (2025)

パッチ14.7では競技シーンを意識して「サイバーシティ」に軽めのバランス調整を実施。セットの頂上決戦Cyber City Tactician’s Crown(現地時間7月11日~13日)を含む各種大会の採用パッチとなります。ただ「サイバーシティ」は軽めの調整でも、ダブルアップの調整は大型で、★3コスト4の出現数を調整しています。もちろんバランス調整は「ペングパーティー」と「リバイバル: ミックス ランブル」など他モードにも!引き続き盛り上がっていきましょう!

さてと… 戻ってまいりました!

パッチ14.7では競技シーンを意識して「サイバーシティ」に軽めのバランス調整を実施。セットの頂上決戦Cyber City Tactician’s Crown(現地時間7月11日~13日)を含む各種大会の採用パッチとなります。ただ「サイバーシティ」は軽めの調整でも、ダブルアップの調整は大型で、★3コスト4の出現数を調整しています。もちろんバランス調整は「ペングパーティー」と「リバイバル: リミックス ランブル」など他モードにも!引き続き盛り上がっていきましょう!

あなたのお気に入りのモードはどうなったでしょうか?さっそく見ていきましょう!
Katie "Riot Ukime" Guo Rodger "Riot Prism" Caudill

ローテーションショップのインフォグラフィック

Windows 8の互換性モード

パッチ14.7ではWindowsの互換性モードで「リーグ・オブ・レジェンド」および「チームファイト タクティクス」を起動できなくなります。以後は互換性モードをオンにした状態でRiotクライアントのプレイボタンを押すと、当該設定が自動的に無効化されたことを示すポップアップが表示され、通常起動しようとします。ここで辞退するとクライアントは起動されませんが、承諾すると通常モードで起動されます。本変更は、サポート対象環境でLoL/TFTを起動しているプレイヤーには影響しません。

LoL実行のシステム要件に関する詳細な情報はプレイヤーサポート記事「必要動作環境と推奨動作環境」をご覧ください。

システム

レディアントアイテムの名称

レディアントアイテムの独自名には楽しく素敵な側面もある一方、画像がない時などは目当てのアイテムを探すのに苦労する原因にもなり得ます。そこで今回は全レディアントアイテムの名称を「レディアント[コアアイテム名]」で統一することにしました(これまでも皆レディアントソーンメイル、レディアント血剣のように呼んでいましたからね)。
  • 全レディアントアイテムの名称を独自名称から「レディアント◯◯」に変更

ドラフトラウンドの優先ロジック

飲み物を取りに行ったせいでドラフトラウンドに間に合わず、変なアイテムを取るはめになった...という事態を減らします。
  • ステージ5~のドラフトラウンドでピックしなかった場合、「最もコストが高いチャンピオン」ではなく「完成アイテム」を優先するように変更(可能な場合)

大型変更

現在公開中のゲームモードのバラエティくらい大きな、大きな変更です!

特性

サイファーは高スキル帯とプロシーンの両方で活躍過剰でした。シーン最高峰の競技大会を間近に控え、最初のティアには大型ナーフを、2~3番目のティアには軽めのナーフをそれぞれ加えています。

エグゾテックはパッチ14.6でのバフを受けて特に飛躍を遂げた特性でした。これは「テック」よりも「エグゾ」(体力上昇)の効果が大きかったようです。そこで本パッチでは早々にアイテムを作ってエグゾテックユニットの体力をブーストできていた点にナーフを加えつつ、ホロボウに若干の攻撃力を付与することで装備ユニットの柔軟性を高めました(これまでは主にヴァルス用アイテムだったため)。

前パッチではヴァンガード(6)の最大体力割合シールドを40%から48%に引き上げることで特性の実用性を引き上げましたが、これは安定感を高めすぎる結果となり、前衛が固くなりすぎていました。
  • サイファー - 敗北時の基本値:16/20/24/28 13/18/23/28
  • エクセキューショナー - 増加クリティカル率:25/35/45/50% 25/35/50/55%
  • エグゾテック(7) - 体力:300 270
  • エグゾテック - ホロボウ:さらに攻撃力+15%
  • ニトロ - スタックごとの体力:11 12
  • ヴァンガード(6) - シールド:48% 45%

コスト1チャンピオン

巨大パワフルなドクター・ムンドを主軸に据えたコスト1リロールの活躍を見るのは楽しいものですが、しかしその強さはまさにゴリラ。ひ弱なユニットでは100体がかりでも彼を攻略できないほどでした。そこで今回は彼の最大体力反映割合をナーフすることでパワー上限を引き下げ、代わりに彼の定番構成の一員となっている最弱コスト1ユニットを強化しました。

序盤戦では強力、終盤戦でも堅実に戦っていたヴァイ。そこで今回は★1~2に限ってナーフを加えています。
  • ドクター・ムンド - 体力回復量の体力反映率:5% 2%
  • ヴァイ - シールドの魔力反映率:275/350/500/650% 260/335/500/665%
  • ザイラ - メイン蔓のダメージ:290/435/660/885% 305/460/685/905%
  • ザイラ - サブ蔓のダメージ:145/220/330/440% 150/225/340/455%

コスト2チャンピオン

ニトロ系のリロール構成では定番タンクとなっているシヴァーナですが、現状では敵より先に燃え尽きてしまっていました。そこで今回は体力増加の魔力反映率を引き上げ、(特に彼女の重要性が上がるテッキー縦伸ばし構成で)活躍できるようにしました。

アーティファクト装備時のグレイブス、「弾丸5発」のメリットを最大限に活かすことができ、コスト2のパワー上限を遥かに超えていました。本パッチではその相乗効果が生まれないように調整し、定番アーティファクトたちの効果が一度だけ発動するようにしつつ、併せて弾丸ダメージをわずかに引き下げています(非アーティファクトビルドでもわずかに強すぎたため)。
  • シヴァーナ - 体力獲得量:200/270/340% 210/285/360%
  • グレイブスのウィッツ エンドとタイタン ハイドラが通常攻撃1回につき1回だけ発動するように変更(変更前は弾丸5発それぞれで発動)
  • グレイブス - 弾丸ダメージ:35% 33%

コスト4チャンピオン

レベル9の盤面としては屈指の強さを誇るA.M.P.構成。その強さの原動力はアニーが分散ダメージで後衛を削り、サミーラ(ちなみにA.M.P.構成でのパワーレベルは次項でナーフされています)がトドメを刺すというコンボでした。こうした構成にジグスとコブコを組み込んでサイバーボスを発動させつつストラテジストのティアを伸ばすのはなかなかに合理的ですが、実は最も強い盤面ではこの2体は採用されておらず、代わりに★1コスト5(コホン...ザック)が採用されていました。今回アニーのダメージを引き下げたことで浮いたA.M.P.構成のパワーを、構成問わず活躍できてなかった他のユニット(ニーコ、ジグスなど)に振り分けています。目指したのは、ファスト9型のA.M.P.構成の実用性を残しつつ、構成の柔軟性を高めることでした。以下のバフにより、終盤戦で最近猛威を振るっていた魔力系構成(ストリートデーモンストラテジスト、サイバーボス)と渡り合えなかった構成も強化しています。
  • アニー - ミニファイヤーボールのダメージ:45/68/300% 42/63/300%
  • チョ=ガス - 体力:1000 1100
  • ニーコ - シールドの魔力反映率:280/300/1500% 295/315/1500%
  • ジグス - スキルの基本ダメージ:250/375/1500% 265/400/1500%
  • ヴェックス - スキルダメージ:180/270/1100% 190/285/1150%

コスト5チャンピオン

スライム黙示録?スライムポカリプス?呼び名はどうあれ、近頃のザックはスライムを活かして与ダメージと被ダメージの両方で飛び抜けた存在となっていました。今回はスライムから獲得する魔力を引き下げつつスキルの魔力反映率を引き上げています。これで魔力系アイテムを装備させたときには引き続き超強力タンクとして活用できるはずです。ぶっ飛びですね。
  • ザック - スライム1体ごとの増加魔力:4 2
  • ザック - スキルの魔力反映率:115/175/1000% 140/210/1000%
  • サミーラ - 基本の弾丸数:20 22
  • サミーラ - 増幅素ごとの弾丸増加数:2 1

オーグメント

競技シーンが本格化する本パッチで、私たちは難しい決断を下すことになりました。競技シーンで一番人気かつ強すぎた(環境によっては弱すぎた)ブラックマーケットオーグメントの「無効化」です。TFTで最も反応速度が求められる要素(本当にAPMが求められる要素はこれが唯一かもしれません)である「即決」は、Ping(ネットワーク応答速度)の高低が極めて大きな影響を及ぼします。プレイヤーによってPingに差が出るグローバルな競技大会では、マイクロ秒単位の遅延が極めて重要です。

次のオーグメントを無効化します。交換部品(ニトロ):タレットにバグが確認されたため。オーバークロック(A.M.P.):正直...最高のデキとは言えないものだったため。オーバークロックはA.M.P.特性を必要とするにもかかわらず、縦伸ばしは推奨しないという直感に反する設計となっており、しかも無料リロールを付与し、A.M.P.ユニットにアイテム装備を促すという理屈の分からない内容となっていました。
  • 即決:無効化
  • 背水の陣 - 体力:200 150
  • ルーデン エコー - ダメージ:100~250 110~300
  • オーバークロック:無効化
  • 交換部品:無効化
  • ソーンプレートアーマー - ダメージによる回復量:35% 30%

小型変更

攻撃力+3くらい小さな、小さな変更です。

チャンピオン

ミス・フォーチュンは安定感のある単体ダメージ系キャリー(ゼリ)の横でサブキャリーとして活躍することは可能でしたが、アイテム満載の★2コスト4に期待されるようなソロキャリーとしての活躍は見込めない状態でした。そこで今回は若干の攻撃力バフ、そしてシンジケート(7)の親玉ボーナス強化を追加。シンジケート/ダイナモの縦伸ばし構成でのキャリー能力を引き上げました。
  • ヴェイン - 攻撃力:50 53
  • フィドルスティックス - 攻撃速度:0.7 0.75
  • ミス・フォーチュン - 攻撃力:53 56
  • ミス・フォーチュン - シンジケート(7)の貫通ダメージ:33% 40%
  • レネクトン - 体力:1000 1100

オーグメント

メモリーバンク(ダイナモ)は早めに発動できた時はマナ消費量を稼ぎきりやすい優秀な特性オーグメントです。一方で遅れて提示された場合は、大幅にテンポで遅れを取ることになり望ましくないものでした。
  • メモリーバンク:ステージ3-2で出現しないように変更

ダブルアップ

ダブルアップに大型アップデートです。★3コスト4が中~上位スキル帯において極めて安定した勝利条件となっていたため、その完成頻度を引き下げることを目標としています。

最初の調整対象はチームワークキャノンのクールダウンです。アップデート後は、キャノンで送る対象が★1ユニットだけとなり、クールダウンもユニットのコストに応じて上昇します。ダブルアップにはコスト3のチャンピオンを保持して相手を妨害するカウンタープレイが存在するため、コスト3のチャンピオンのクールダウンは引き続き3ターンとします(コスト1、2と同様)。また同様の理由から、ギフトアーマリーの選択肢からチャンピオン複製器を削除し、「最強の四配者」オーグメント(次に購入するコスト4を★2にする)も削除します。チームワークキャノン自体は存在し続けること、そしてダブルアップ自体がインフレ傾向の強いモードであることから、ダブルアップにおける★3コスト4の完成率はおそらく今後も通常のキューより高めで推移するでしょう。私たちは引き続きその推移を監視し、いつも通り必要に応じて調整を加えていきます。
  • チームワークキャノンのクールダウンが★レベルではなくユニットコストで決定されるように変更。コスト1/2/3/4/5のクールダウンは3/3/3/5/5ラウンド
  • キャノンで送れるユニットを★1のみに限定
  • ギフトアーマリーのチャンピオン複製器を、小型チャンピオン複製器3個に変更
  • モードから最強の四配者を削除

リバイバル: リミックス ランブル

ここらでメタもリミックスといきましょう。

チャンピオン

ミス・フォーチュン以外は各キャリーが「輝ける瞬間」を味わえるようにするための調整となっています。
  • カイ=サ - スキルの物理ダメージ:290/290/300% 310/310/315%
  • ケイル - スキルの魔法ダメージ:35/52/75 40/60/85
  • ケイル - スキルの発動時ダメージ:240/360/540 275/415/620
  • ルル - スキルの魔法ダメージ:250/375/600 290/430/690
  • ルル - サブ対象へのダメージ:150/225/360 175/260/420
  • ルル - スタン時の強化ダメージ:150/225/360 175/260/420
  • ミス・フォーチュン - スキルの物理ダメージ:295/295/305% 280/280/280%
  • ミス・フォーチュン - スキル - サブ対象への物理ダメージ:180% 170%

オーグメント

  • キラキラ - 体力:70 60
  • キラキラ - 攻撃速度:7% 6%

ペングパーティー

ペングのパーティーで供されるのはフード(ケーキ&カップケーキ)ではなく...モードバランス調整です!なおペングパーティーは今パッチが最後で、パッチ14.8(次パッチ)からはチョンクのお宝が登場します!

特性

ぜんぶバフです!
  • 流れ者(ブロンズ) - ダメージ増加:4% >> 4.5%
  • 流れ者(ブロンズ) - シールド効果時間:10秒 >> 12秒
  • 流れ者(プリズム) - ダメージ増加:8% >> 9%
  • 流れ者(プリズム) - シールド効果時間:10秒 >> 12秒
  • 龍王(ブロンズ) - スタン効果時間:1秒 >> 1.5秒
  • 龍王(ブロンズ) - 割合確定ダメージ:10% >> 12%
  • 龍王(プリズム) - スタン効果時間:1.5秒 >> 2秒
  • 龍王(プリズム) - 割合確定ダメージ:15% >> 18%
  • パイロ - 「業火の燃え殻」5つあたりの攻撃速度:1.5% >> 2%
  • 征服者(ブロンズ) - 基本攻撃力/魔力:10% >> 8%
  • 征服者(プリズム) - 基本攻撃力/魔力:15% >> 12%
  • 征服者 - 最上位キャッシュアウトのしきい値:1400 >> 1300
  • ジャズ(ブロンズ) - 特性1つごとの増加体力:1.5% >> 2%
  • ジャズ(ブロンズ) - 特性1つごとのダメージ増加:1.0% >> 1.5%
  • ジャズ(プリズム) - 特性1つごとの増加体力:3% >> 4%
  • ジャズ(プリズム) - 特性1つごとのダメージ増加:2.5% >> 3.0%

特性で出現するチャンピオン

  • ヨードル大魔王ベイガー - スキルダメージ:200/300/500 >> 200/330/500
  • ストーリーウィーバー - ケイル - スキルの発動ダメージ:125/250/375/750 >> 125/250/390/780
  • ストーリーウィーバー - ケイル - 自動効果 - 通常攻撃時効果のダメージ:15/35/40/80 >> 15/35/45/90
  • ストーリーウィーバー - ケイル - レベルごとの基本攻撃力:14/29/45 >> 16/33/49

開幕時遭遇/ハック

  • ペング ガレン:7% >> 9%
  • ハック誕生日ペング(記念特性追加):5 >>8%
  • 素材アイテムの金床:8% >> 4%
  • ゴールドオーグメント3つ:8% >> 7%

バグ修正

  • ダブルアップのPvEラウンドでボーナスオーブが出ないことがあった問題を修正
  • ★4シヴァーナの獲得体力が仕様値を下回っていたバグを修正
  • リミックス ランブル:★1ポッピーの攻撃力に、増加体力が反映されていなかったバグを修正
  • リミックス ランブル:アーゴットの射程距離が伸びた時に、扇状の攻撃範囲が対象の近くに出現するように修正(修正前は自身の近くに出現したため本来射程内のユニットに届いていなかった)
  • ペング パーティー:ツールチップの内容が誤っていた点を修正(エルダーウッド特性の付与する攻撃力/魔力が実際は固定値なのにパーセント表記されていた)
  • ペング パーティー:ストーリーウィーバーのケイルがアニーのティバーズを復活させられていたバグを修正
  • ペング パーティー:ヨードル特性で「ヨードル大魔王」ベイガーの付与条件を評価する際、★4ユニットが正しく加算されていなかった不具合を修正
  • モバイル版において、ディスコダイブポータルのVFXがPC版と比較してポータル自体のモデルと一致していなかった問題を修正
  • ガレン アンバウンド(基本スキン)の発光VFXが表示されていなかった問題を修正
  • iOS上でのグリーティング演出時に生じていたシルキーの表示不具合を修正