チームファイト タクティクス パッチノート14.19

セット5のミッドセット「希望の光」は、TFTに大きな変化をもたらしたセットでした。実はレディアントアイテムと神々の祝福（その後一部のポータルのインスピレーションとなりました）を生み出したのも、特性の書（最近引退しました）が導入されたのも、アクシャンなどの新チャンピオンが初登場したのも「希望の光」だったのです。3年前（えっ、そんなに！？）の思い出に浸るも良いですし、初挑戦の人はセンチネル、忘れ去られし者、悪鬼（私のお気に入りです）といった特性を初体験してみるのも良いでしょう。「希望の光」リバイバルは日本時間9月26日8:30～11月4日9:30までの期間限定です！

また「希望の光」リバイバルで登場する新ランクシステム「リバイバルラダー」は、自分のプレイスタイルとスキルを選べるプログレッション（プレイし続けることで進捗が出る）システムです。ぜひラダーの上を目指し、報酬を狙ってくださいね。リバイバルと新プログレッションシステムの詳細が気になる方は、こちらの「Devダブルアップ」をご覧ください！

パスの第2弾は日本時間9月26日09:00（ローテーションショップの更新と同時）にリリースされます。気になるパスの中身はこんな感じです！

「希望の光」リバイバルに対する私の期待くらい大きな、大きな変更です。

特性

妖精特性の多人数構成は過度の活躍を見せていました。立役者はクイーンガードの鎧で、女王の与ダメージの一部を回復する点、そしてオシャレ好きなラカンとの相性が良かった点が強力すぎました。そこで今回の調整ではクイーンガードの鎧の戦力を抑えて特性としての存在感を整えています。ただしこれはラカンに対する直接的なナーフとほぼ同義であるため、ひとまずこれ以上の本人へのナーフは控えました。

エルドリッチは最上位ティア（発動難易度が極めて高い）以外は活躍できていない状態でした。そこで本パッチでは大幅なバフを加え、主に終盤戦にかけてのスケーリング性能を強化しています。エルドリッチ多人数構成の愛好家にとっても良いニュースとなるでしょうし、終盤戦でエルドリッチ（3）を発動させて対戦相手をビビらせる戦術も現実味を帯びてくるかもしれません。

妖精/ウォーリアーにいくつか変更を加えました。現在、特性の名前通りに武勇を上げているキャリーはカタリナのみという状態です。そこで今回は特性ティアの中でもウォーリアー（4）をバフし、その上でカタリナをナーフ（後述）し、さらにグウェンのダッシュロジックを更新しました。美味しい焼き菓子を食べて戦う真のウォーリアーならば、1v200くらいサクサクっと決めて、パンテオンをもっと嫉妬させたいですからね。

• 妖精 - クイーンガードの鎧 - 回復/シールド増加量：35% ⇒ 25%
• 妖精 - クイーンガードの鎧 - 女王の与ダメージ回復率：15% ⇒ 12%
• エルドリッチ（3） - 汚れたゴーレム - 攻撃力：60 ⇒ 65
• エルドリッチ（3） - 汚れたゴーレム - スキルダメージ：魔力の250% ⇒ 魔力の240%
• エルドリッチ（3） - 汚れたゴーレム - ステージごとの体力倍率：0.9/1/1.05/1.1/1.5倍 ⇒ 1/1.05/1.1/1.4/1.5倍
• エルドリッチ（5） - ダークモノリス - ステージごとの体力倍率：0.65/0.85/1.2/1.45/1.55倍 ⇒ 0.7/0.9/1.25/1.6/1.75倍
• エルドリッチ（7） - 多眼の獣 - スキルダメージ：魔力の340% ⇒ 魔力の375%
• エルドリッチ（7） - 多眼の獣 - ステージごとの体力倍率：0.6/0.75/0.9/1.15/1.3倍 ⇒ 0.6/0.75/0.95/1.3/1.45倍
• 凍結 - 魔力/攻撃力：16/35/50/80 ⇒ 16/35/50/90
• 凍結 - 兵士の爆発ダメージ：600～800 ⇒ 500～700
• ハニーマンシー - ハチ1匹あたりの与ダメージ反映率：6/8/15% ⇒ 5/8/16%
• ハニーマンシー - ハチ1匹あたりの被ダメージ反映率：3/4/10% ⇒ 3/4/8%
• ウォーリアー - ダメージ増加：10/18/25% ⇒ 10/20/25%
• ウォーリアー - オムニヴァンプ：10/18/25% ⇒ 10/20/25%

---

ユニット：ティア1

1コストにはそれぞれ役目があるべきです。それがキャリー用アイテムを一時的に預かる役であれ、「待つ価値あり」オーグメントで★★★★スーパースターを狙うであれ。

• セラフィーン - スキルダメージ：魔力の220/330/495% ⇒ 魔力の240/360/540%
• ソラカ - マナ：20/60 ⇒ 10/50

---

ユニット：ティア2

アカリはステージ2で★★になっても誰も暗殺できない状態でした。うまく敵後衛には潜り込むものの、相手をちょっとくすぐって、敵にマナを貯めさせ、それから倒されてしまっていたのです。今回のバフではスキルダメージの攻撃力反映率を引き上げ、★レベル上昇および攻撃力アイテムとの相性を強化しました。

• アカリ - スキル - クナイダメージ：攻撃力の140% + 魔力の30/45/70% ⇒ 攻撃力の150% + 魔力の30/45/70%

---

ユニット：ティア3

エズリアルのブラスター構成は（また？）大爆発していました。彼は特性でダメージ増加が大きく伸びるユニットなので、今回は攻撃力をわずかに引き下げることで調整としています。これでブラスター（4）構成でアイテムを3個装備させた場合のスケーリング上限は従来よりも有意に下がるでしょう。

リワーク後のヘカリムは凶暴な暴れ馬のように跳ね回っていました。彼がリセット&突進という個性を確立して有効なキャリーとなったことは喜ばしいのですが、さすがにパワーレベルがやや高すぎたので少し落ち着いてもらうことにしました。

現在のシュガークラフトジンクスは甘い季節を過ごしているとは言えない状態です。そこで本パッチでは攻撃力反映率をバフし、相手がタンクでも焼きたてクロワッサンを引き裂くように倒せるようにしました。

• エズリアル - 攻撃力：60 ⇒ 55
• ヘカリム - スキル - なぎ払いダメージ：攻撃力の140/140/145% ⇒ 攻撃力の125/125/130%
• ジンクス - スキルダメージ：攻撃力の100% + 魔力の16/24/36% ⇒ 攻撃力の110% + 魔力の16/24/36%
• カタリナ - スキルダメージ：魔力の175/260/420% ⇒ 魔力の165/245/395%

---

ユニット：ティア4

グウェンは切りつけ攻撃に巻き込める敵の数がぐっと増えたみたいですが、パティシエ免許でも取得したんでしょうか。え？パティシエの学校ってそういうのを教わるんじゃないんですか？違うの？いずれにしても今回のアップデートで合計ダメージが大幅に上がることは間違いないため、本パッチでは予防的にナーフしています。ただ多ければ良いわけじゃないのは、菓子作りにおける砂糖と同じですね。

• グウェンのダッシュロジックが更新されました。新ロジックでは、現在の攻撃対象を中心に、対象ユニット数が最大になるマスにダッシュします。対象ユニット数が同じマスが複数ある場合は、敵から最も遠いマスを優先します。

現在の攻撃対象がダッシュ範囲である3マスよりも遠い位置にいる場合は、ダッシュ範囲が無限になるのではなく、対象に到達できる最短距離だけをダッシュします。

• グウェン - スキル - 小切りつけダメージ：魔力の45/70/210% ⇒ 魔力の40/60/180%

---

ユニット：ティア5

ブライアーは新たなバグがアンストッパブル（行動妨害無効）効果を付与していたため、5コストトップの成績を叩き出していました。このバグは本パッチで修正されているため、ゲームバランスも彼女ももう少し落ち着くはずです。

• バグ修正：ブライアー：狂乱状態のときにアンストッパブル状態にならないように修正
• ノラ - マナ（バフ）：30/90 ⇒ 30/80

---

オーグメント

プリズムティアに生まれ変わった柔軟性は比較的バランスの取れたオーグメントでしたが、アウェイボードで増加体力を付与しなくなるという込み入ったバグが発生していました。バグ自体は本パッチで修正されていますが、これは実質的なバフとなるため相殺用のナーフを加えています。柔軟さも度が過ぎれば日常生活に支障をきたしますからね。

アイテムラダーは、無効化する原因になっていた関連バグを修正し終えたため復活させました。

烈火の柱は、リリース直後から勢いを失い立ち消えていました。14.18のBパッチでも追加でテコ入れを実施して競争力強化を目指しましたが、それでもまだ慎重すぎたようです。今回は有効なリロール構成として成立させるべく、改めて性能を強化しています！

上記以外では、前パッチで過剰にナーフしてしまい成績が振るわなかったオーグメントのバフと、圧倒的活躍を見せていた特性系/チャンピオンオーグメントのナーフに注力しました。

• バグ修正：柔軟性：アウェイボードでも正しく体力を付与するように修正
• 柔軟性 - 紋章ごとの増加体力：40 ⇒ 30
• 高馬力（リリア） - ダメージ増加量：240% ⇒ 260%
• アイテムラダー：再有効化
• 烈火の柱（シェン） - スキルの継続ダメージ：魔力の40/60/95% ⇒ 魔力の45/70/110%
• ロイヤルガード（妖精） - 女王が獲得する魔力/攻撃力：1.5% ⇒ 1%
• 蜘蛛の女帝（エリス） - 毒ダメージ：110% ⇒ 120%
• 冬の到来（凍結） - 体力：200 ⇒ 150
• 冬の到来（凍結） - 攻撃速度：20% ⇒ 15%
• 魔女の一撃（ポッピー） - スキルダメージ：75% ⇒ 80%
• 電撃攻撃（ブリッツクランク） - ダメージ間隔：4秒ごと ⇒ 5秒ごと

---

サポートアイテム

ムーンストーンの再生は、優れた性能と汎用性の高さからナンバー1のサポートアイテムとして君臨し続けていました。

• ムーンストーンの再生 - シールド量：60～360 ⇒ 55～325

---

チャーム

試合に与える影響が非常に高いため、紋章付与系チャームの数を全体的に絞りました。チャームの価格を引き上げるという方法も考えられましたが、それでは9割のケースで無意味に枠を専有するだけの存在になってしまうため、今回は削除を決断しています。一方で、ランダムな紋章1個というのはいつだって愉快で楽しいので、「紋章召喚」チャームは残しています。

引退する3つのチャームに代わり、新顔チャームが2つ登場します。「サポート召喚」はサポートアイテムの金床を召喚する高額なチャームで（ゴールドオーグメントが買えるようなものですね！）、もうひとつの「猛勉強」は何度も引ければレベルアップを加速できる新チャームとなっています。

• 必死の嘆願：削除
• フライパン召喚：削除
• へら召喚：削除
• newサポート召喚 - 25ゴールド - サポートアイテムの金床を1個獲得する（ステージ5～）
• new猛勉強 - 1ゴールド - この試合で購入した「猛勉強」1個につき2 XPを獲得する（ステージ3/4）
• 震度計：8秒ごと ⇒ 10秒ごと
• ライトニングストライク/流星群：再有効化